8-30 -validatePDFA:PDF/A準拠確認

処理内容

PDFファイルが指定したPDF/Aの規格に準拠しているかどうかを確認します。

コマンド「-validatePDFA」で準拠チェック可能なPDF/Aの規格は以下の通りです。

[処理の詳細]

  • どのタイプのPDF/Aの準拠チェックをするのかは-typeで指定します。
  • 入力PDFが指定したPDF/Aに準拠しておらず、準拠チェック時にエラーとなった場合はエラーコードとエラーメッセージが出力されます。
  • 準拠エラーが発生しなかった場合「ok!」と表示されます。
  • 処理ログを使うことで準拠チェック時のエラーコードとエラーメッセージをテキストファイルの形で残すことができます。処理ログの出力は-logで指定します。
  • 処理ログを出力する場合は入力ファイルと同じフォルダに[入力ファイル名.log]のテキストファイルで出力されます。

補足事項:

  • このコマンドを実行するのに出力ファイル指定「-o」は必要ありません。

コマンド例

[コマンド例の実行内容]

out.pdfがPDF/A-2bに準拠しているかどうかを確認する。処理ログを-dで指定した入力ファイルと同じ場所に[(入力ファイル名).log]のファイル名で出力する。

[Windows]

AHPDFToolCmd80.exe -validatePDFA -type 2b -log -d c:\out.pdf

[Linux]

AHPDFToolCmd80 -validatePDFA -type 2b -log -d /home/antenna/out.pdf

フォルダ指定:対応有り

「-d」のパラメータで入力フォルダ指定して一括処理をすることができます。

フォルダ指定をされた場合は入力フォルダ内のPDFファイルに対し準拠チェックを行います。-logを指定された場合、各処理ログファイルは入力ファイルと同じフォルダに[(入力ファイル名).log]の形式で出力フォルダに出力されます。

パラメータ

パラメータ

内容

-type {1a|1b|2a|2b|3a|3b}

[必須]

PDF/A規格の種類を指定
1a : PDF/A-1aの準拠確認を行う
1b : PDF/A-1bの準拠確認を行う
2a : PDF/A-2aの準拠確認を行う
2b : PDF/A-2bの準拠確認を行う
3a : PDF/A-3aの準拠確認を行う
3b : PDF/A-3bの準拠確認を行う

-log

省略可。
指定した場合、処理ログをテキストファイルに出力する。

出力先は「-d」で指定した入力ファイルと同じ階層。ファイル名は、「-d」で指定されたファイル名の拡張子を「.log」に変更した名前となる。

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