8-4 -mergeFiles:PDFファイル結合

処理内容

複数のPDFファイルをひとつのファイルに結合します。
それぞれの入力PDFファイルは-dで複数指定します。

補足:

  • ファイル全体を結合させた場合、注釈やしおりのタイトルは保持されます。ただし結合するページを指定したPDFがあった場合、その入力ファイルのしおりは保持されません。
  • 1番目に指定された入力ファイルにページ指定がない場合、1番目の入力ファイルの文書情報が出力PDFファイルに引き継がれます。
  • 1番目に指定された入力ファイルにページ指定がある場合、出力PDFファイルの文書情報の値は空になります。
  • 入力ファイルのセキュリティ情報は、出力PDFファイルには引き継がれません。
  • 出力PDFのファイルサイズが2GBを超える場合は保存時にエラーになります。PDF前のファイルサイズの合計が2GB未満であった場合にもエラーとなることがあります。『PDF Tool API』の結合処理は物理的にPDFファイルを結合する処理ではないため、結合前のファイルサイズの合計が2GB未満であった場合にもエラーとなることがあります。

コマンド例

[コマンド例の実行内容]

2つの入力ファイルtest1.pdf、test2.pdfを結合し、出力する。
出力PDFはWeb表示用に最適化した上でout.pdfとして出力する。

入力ファイル指定の際、test1.pdfはファイル全体を、test2.pdfからは1ページ目、そして10~15ページ目を追加し、出力PDFとする。

test2.pdfは開く際にユーザーパスワード”userpass”を入力している。

[Windows]

AHPDFToolCmd80.exe -mergeFiles -d C:\test\test1.pdf -d C:\test\test2.pdf userpass "0,9-14" -o C:\sav\out.pdf

[Linux]

AHPDFToolCmd80 -mergeFiles -d /home/antenna/test/test1.pdf -d /home/antenna/test/test2.pdf userpass "0,9-14" -o /home/antenna/sav/out.pdf

フォルダ指定:対応無し

パラメータ

パラメータ

内容

-dmerge <path>

省略可。
<path>に指定されたテキストファイルに記述されているPDFファイルを先頭行から順に結合する。
<path>にはフルパス名を指定する。

「-d」と同時に指定された場合、エラーになる。

テキストファイルの記述方法:1行に1ファイルパスを記述する。文字エンコーディングは「UTF-8」を使用する。

-copyAnnots {true | false}

省略可。
ファイル結合時に注釈をコピーするか否かを指定する。

true : コピーする
false : コピーしない

指定がない場合はコピーする。

-copyOutlines {true | false}

省略可。
ファイル結合時にしおりをコピーするか否かを指定する。

true : コピーする
false : コピーしない

指定がない場合はコピーする。ただし、結合するページを指定した場合はコピーしない。

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