-pdfPathで指定したPDFファイルを透かしにして入力PDFに挿入します。
mark.pdfの1ページ目をPDF透かしとしてtest.pdfの全ページに挿入し、out.pdfとして出力する。
透かしはAcrobat互換に指定する。大きさはmark.pdfの50%、透明度は0.7で指定する。
AHPDFToolCmd80.exe -setPdfWatermark -pdfPath C:\test\mark.pdf -scale 0.5 -opacity 0.7 -acrobat -d C:\test\test.pdf -o C:\sav\out.pdf
AHPDFToolCmd80 -setPdfWatermark -pdfPath /home/antenna/test/mark.pdf -scale 0.5 -opacity 0.7 -acrobat -d /home/antenna/test/test.pdf -o /home/antenna/sav/out.pdf
「-d」のパラメータに入力フォルダを、「-o」のパラメータに出力フォルダを指定して一括処理することができます。
フォルダ指定をされた場合は入力フォルダ内のPDFファイルに対し、指定したPDFファイルを透かしとして挿入します。
なお、出力ファイルは入力ファイル名と同一名で出力フォルダに出力されます。
パラメータ |
内容 |
-pdfPath <path> [password] |
[必須] 透かしにするPDFファイルパスの指定。PDFファイルを開くのにパスワードが必要な場合はパスワードが必要となる。 |
-scale <Val> |
省略可。 <Val>の設定可能範囲:0.0~50.0 |
-rect <left> <bottom> <right> <top>[*1] |
省略可。 各要素は左下を(0, 0)とした距離で指定する。指定がない場合はページサイズの矩形。 注意: [※ 「-acrobat」と併用不可] |
-margin <top> <left> <bottom> <right>[*1] |
省略可。 注意: [※ 「-acrobat」と併用不可] |
-align {1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9} |
省略可。 1: 左上 2: 中央上 3: 右上 1~9以外が指定された場合、エラーとなる。 |
-zorder {1 | 2} |
省略可。 1: 前面 2: 背面 指定がない場合、「1: 前面」に配置。 1,2以外が指定された場合、エラーとなる。 |
-pageRange {1 | 2 | 3 | 4 | 5} |
省略可。 0: 全ページ 指定がない場合、「0:全ページ」に挿入する。 |
-pageRangeCustom <Val>[*2] |
[「-pageRange 5」を指定した場合:設定必須] <Val>には透かしを挿入するページ番号あるいはページ範囲を指定。 ページ番号は0オリジン。そのため1ページ目を「0」から数える。複数指定する場合はカンマで区切る。 例)-pageRangeCustom “0,2-4” [※ 複数範囲を指定する場合は「-acrobat」と併用不可] |
-notInFirst |
指定がある場合、先頭ページには透かしを挿入しない。 「-pageRange 1」と同時に指定するとエラーとなる。 |
-notInLast |
指定がある場合、最終ページには透かしを挿入しない。 「-pageRange 2」と同時に指定するとエラーとなる。 |
-notDisplay |
指定がある場合、透かしを表示しない。 |
-notPrint |
指定がある場合、透かしを印刷対象としない。 |
-opacity <Val> |
省略可。 <Val>の範囲:0.0~1.0。 |
-tiling [*1] |
指定がある場合、透かしをタイリング挿入する。 指定がない場合、透かしをタイリングで挿入しない。 [※ 「-acrobat」と併用不可] |
-acrobat |
省略可。 [*1]が付いたパラメータと同時指定した場合、および[*2]の条件と合致する場合はエラーとなる。 |
[*1]:
「-acrobat」と同時に指定するとエラーとなる。『PDF Tool API』独自の透かし専用パラメータ。
[*2]:
「-pageRangeCustom」でカンマ区切りで複数範囲を指定した場合、「-acrobat」と同時に指定するとエラーとなる。