本マニュアルにおいて、コマンドラインアプリケーションのコマンド表記には以下の記法を用います。
表記 |
説明 |
無地のテキスト |
表記の文字列をそのまま入力することが必要な項目 |
<山かっこで囲われたテキスト> |
値の指定が必要な項目。テキスト部分は項目名 |
[角かっこで囲われたテキスト] |
省略可能な項目。テキスト部分は項目名 |
{波かっこで囲われたテキスト} |
必須の項目セット。項目の中から1つを選択する必要がある |
縦棒(|) |
項目セットに対する区切り記号。1つを選択する必要があり、同時に複数指定できない |
『PDF Tool API』のコマンドラインアプリケーションは、次のような構成で引数を指定して実行します。
<コマンドラインアプリケーション名> <コマンド> [パラメータ] -d {入力ファイル|フォルダパス} -o {出力ファイル|フォルダパス}
引数などの各項目の解説は以下の通りです。
例:-changeDocInfo
例:-title Val
例:-d C:\test\test.pdf
例:-o C:\sav\out.pdf
Windows版のコマンドラインアプリケーションでは、次のように引数を指定して実行します。
AHPDFToolCmd80.exe <コマンド> [パラメータ] -d {入力ファイル|フォルダパス} -o {出力ファイル|フォルダパス}
Linux版のコマンドラインアプリケーションは、次のように引数を指定して実行します。
AHPDFToolCmd80 <コマンド> [パラメータ] -d {入力ファイル|フォルダパス} -o {出力ファイル|フォルダパス}
Linux版ではインストーラによってシェルスクリプト[run.sh]が配置されます。[run.sh]はコマンドラインアプリケーションやライセンスファイルの配置情報を環境変数に設定して実行できるシェルスクリプトです。
Linux版ではWindows版とは異なりインストーラが環境変数の設定を行うオプションがありません。インストール先情報が設定された[run.sh]はその代わりとして同梱されるファイルです。
(より正確には、[run.sh]はインストーラにより配置フォルダなどの情報を記入してインストール時に生成されるファイルです)
シェルスクリプトを通じて『PDF Tool API』を使用する場合、次のように引数を指定して実行します。
sh run.sh <コマンド> [パラメータ] -d {入力ファイル|フォルダパス} -o {出力ファイル|フォルダパス}
シェルスクリプト[run.sh]を一旦実行した後はターミナルを閉じるまで、環境変数の設定なしで「AHPDFToolCmd80」をコマンドラインアプリケーション上で実行することが可能になります。