以下にコマンドの起動スイッチ/オプションを示します。起動スイッチ/オプションは、スイッチの後、パラメータを記述することで指定します。
PdfsvCmd40.exe 入力ファイル名 |
スイッチ |
パラメータ |
動作 |
入力ファイル名 |
PDFファイルへの変換対象となるファイル名(拡張子を含む)を指定する。指定可能なファイル数は、1つのみ。同時にスイッチ[-J]が指定されている場合以外、このパラメータは必須である。(スイッチ[-J]が指定されている場合に入力ファイル名を指定するとエラーとなる。)スイッチ[-Out]を指定せずに入力ファイルとしてPDFファイルを指定した場合、何も行わずコマンドを終了する。 |
|
-S /S |
変換設定名 |
【マルチプロセス非対応】変換に使用するPDF Serverの変換設定名を指定する。未登録の変換設定名など、登録されていないものを指定した場合、エラーとなる。 |
-O /O |
なし |
【マルチプロセス非対応】入力ファイルが画像、またはPDFの場合、OCR処理を実行する。なお、入力ファイルが、画像やPDF以外の場合、このスイッチ[-O]は無視される(OCR処理は行われない)。 |
-D /D |
プリンタドライバの印刷設定ファイル名 |
入力ファイルが、Office文書ファイルや画像以外のアプリケーション文書ファイルの場合、PDF作成時のプリンタドライバの印刷設定を指定する。それ以外(画像ファイルなど)の場合、このスイッチは無視される。なお、該当する印刷設定が存在しない場合、印刷設定「標準」を使用してPDFファイルを作成する。このスイッチ[-D]と同時にスイッチ[-S]が、指定されている場合、変換設定で指定されているプリンタドライバの印刷設定ではなく、このスイッチ[-D]で指定した印刷設定が使用される。 |
-Out |
出力ファイル形式と出力先フォルダのパス |
【出力ファイル形式がTEXTの場合、マルチプロセス非対応】出力するファイル形式と出力先フォルダのパスを「出力ファイル形式@出力フォルダ」として指定する。出力フォルダの指定がない場合には、処理対象となるファイルが保存されているフォルダを出力先として処理する。また、指定した出力フォルダが存在しない場合には、指定したフォルダを新たに作成する。出力フォルダのパスに半角スペースが含まれる場合、「"出力ファイル形式@出力フォルダ"」のように出力するファイル形式と出力先フォルダのパスを指定する文字列をダブルクォーテーションで括る必要がある。 |
出力ファイル形式 |
説明 |
|
PDFファイル |
TIFF |
TIFFファイル |
JPEG |
JPEGファイル |
TXT |
TEXTファイル |
出力ファイル形式
スイッチ |
パラメータ |
動作 |
-A /A |
なし |
【マルチプロセス非対応】入力ファイルが画像ファイル以外の場合、入力ファイルの拡張子に関連付けられているアプリケーションによるアプリケーション変換を実行する。なお、入力ファイルが画像ファイルの場合には、アプリケーション変換することなくエラーとして処理される。 |
-Ggdi |
なし |
このスイッチを指定するとPDFファイルから画像ファイルへの変換にGDI+が利用される。 |
-Gscale |
倍率(%) |
出力される画像ファイルの縮小率を%単位で指定する。なお、設定可能な値の範囲は、1~100%の整数値。 |
-Gdpi |
解像度(dpi) |
出力される画像ファイルの解像度をdpi単位で指定する。なお、指定可能な値の範囲は、50~1200dpi。 |
-Gcolor |
カラーモード |
出力される画像ファイルのカラーモデルを番号で指定する。 |
-Gcomp |
圧縮方法 |
出力されるTIFFファイルの圧縮方法を番号で指定する。 |
-Gqual |
品質 |
出力されるJPEGファイルの品質を%単位で指定する。なお、このオプションはJPEGファイル出力時のみ有効。 |
-N /N |
なし |
何も表示することなくコマンドを実行する。なお、このスイッチ[-N]を指定して実行した場合に設定したパラメータにミスなどがあっても、コマンドヘルプを表示しない。 |
-Dv |
なし |
【マルチプロセス非対応】入力ファイルが、PDFファイルの場合、ページ毎に独立したファイルに分割して出力する。このスイッチと併用可能なスイッチは、[-N]、[-Out]のみで、それ以外のスイッチとの併用はできない。また、出力ファイルとしてPDF以外を指定した[-Out]スイッチは、無視される。 |
-J /J |
半角スペースで区切った結合対象PDFファイルリスト、または結合設定ファイル |
このスイッチに続いて指定された複数のPDFファイル(拡張子必須)、もしくは結合対象となるPDFファイルのフルパスを1行に1つ記録したテキストファイル「結合設定ファイル」を先頭から順に結合し、最初のファイルの名前の先頭に文字列「cmb_」を付加した名前のPDFファイルとして出力する。また、出力先フォルダに出力ファイルと同名のファイルが存在する場合には、上書き保存する。パラメータとして指定可能なのは、PDFファイルのみで、これ以外の種類のファイルや指定したPDFファイルが存在しない場合や複数のPDFファイルが指定されていない場合、エラーとなる。 |
番号 |
カラーモデル |
0 |
入力ファイルと同じカラーモデルの画像として出力する。 |
1 |
白黒2値画像として出力する。 |
2 |
256階調グレースケール画像として出力する。 |
3 |
256色インデックスカラー画像として出力する。 |
カラーモデル番号
番号 |
圧縮方法 |
0 |
圧縮しない |
1 |
LZW(ZLIB)圧縮 |
2 |
JPEG圧縮 |
3 |
DEFLATE圧縮 |
4 |
ランレングス圧縮 |
5 |
CCITT Group4(G4 FAX) |
6 |
CCITT Group3(G3 FAX) |
圧縮方法番号
注意 |
無効な起動スイッチ/オプションを指定してコマンドを実行した場合、コマンドヘルプが出力されます。 C:\PdfsvCmd40.exe コマンドヘルプ |