PDFコンバーター(PDFConverter.exe)は、Microsoft Officeを用いたOffice文書のPDFファイルへの変換や一太郎などのアプリケーション文書ファイルをPDFファイルに変換する際に使用する常駐ソフトウェアです。Microsoft Office文書やその他のアプリケーションの文書ファイルを変換する際に利用されます。また、PDFコンバーターは、その動作中にスクリーン上に表示されるダイアログへの自動応答機能を有しています。そのため、コンピュータにログオンする際に自動的に起動するよう、そのショートカットファイルが「スタートアップ」フォルダに登録されます。
通常使用する場合には、このままでも構いませんが、以下に示す状況ではPDFコンバーターの起動方法を手動で変更する必要があります。
ここでは、それぞれの状況に応じたPDFコンバーターの起動方法の変更方法について説明します。
PDFコンバーターはMicrosoft Officeや各種アプリケーションの文書ファイルをPDFファイルに変換するための常駐ソフトウェアです。従って、オフィス変換(Office使用)/アプリケーション変換を行わない場合には、PDFコンバーターは必要ありません。
PDF Serverのインストーラは、インストールの際にPDFコンバーターのショートカットファイルを全ユーザー共通の「スタートアップ」フォルダ
%ProgramData%¥Microsoft¥Windows¥Start Menu¥Programs¥Startup
に作成します。
PDFコンバーターが必要ない場合は、スタートアップフォルダからショートカットファイルを削除することで次回からログオン時に自動起動されなくなります。
PDFコンバーターのショートカットファイルをスタートアップから削除するには、
このフォルダ内のPDFコンバーターのショットカットファイルを削除します。
TIPS |
現在のユーザーの「スタートアップ」フォルダを開く場合には、コマンド「shell:startup」と入力します。 |
PDFコンバーターは、製品の仕様上、1台のコンピュータ上で1つだけ起動し常駐させておく必要があります。インストール後の初期状態ではスタートアップによりログオン時に起動されるように設定されます。リモートデスクトップを利用せず、コンソールから直接操作する分には初期設定で問題ありませんが、リモートデスクトップによってネットワーク上の端末がログオンする場合、既に起動しているのとは別のPDFコンバーターを起動しようとして多重起動の警告メッセージが表示されます。
これを回避するには、「タスク スケジューラ(タスク)」にPDFコンバーターを登録する事で解決します。
以下にタスクの設定方法を説明します。
1. タスク スケジューラへ登録する前に「オフィス変換(Office使用)/アプリケーション変換を行わない場合」を参照して、スタートアップフォルダからPDFコンバーターのショートカットを削除しておきます。