コマンドライン実行機能のマルチプロセス対応について

コマンドラインでマルチプロセス(同時実行)出来る機能は以下の通りです。

処理の内容

オプション

PDFファイルの結合

-J 結合ファイルリスト

画像ファイルのPDFファイルへの変換

PDFファイルの画像ファイルへの変換

-Ggdi-Gscale 縮小率
-Gdpi 解像度
-Gcolor 出力カラー
-GComp 圧縮方法

Microsoft Office文書(DOC/DOCX/XLS/XLSX/PPT/PPTX)のPDFファイルへの変換

これらについて、並行して複数の処理を同時に行うことが出来ます。変換対象となる文書/画像ファイルの内容(ファイルサイズや構成、解像度など)によっては、大量のリソース(特にCPUやメモリ)を必要とする場合があるため、以下の要件を複数のコマンドを同時に実行する場合の推奨条件とします:

なお、以下の処理についてはマルチプロセスに対応しておりません。

処理の内容

オプション

変換設定を指定した変換処理

-S 変換設定名

OCRを実行してからPDFに変換する

-O

PDFファイルをページ単位に独立したファイルに分割する

-Dv

アプリケーション変換を使ってPDFに変換する

-A

出力ファイル形式がテキストの場合

-Out TXT@C:¥TMP

 

NOTE

PowerPoint/一太郎は、複数の文書を同時に印刷することが出来ません。その為、複数のPowerPoint文書/一太郎文書を同時にPDFファイルに変換しようとしても、1ファイルごと連続して変換されることになります。

注意

マルチプロセス非対応のオプションが含まれるコマンドが実行されている最中に他のコマンドを実行した場合、実行エラーが生じ、そのコマンドは実行されません。

システム環境変数「PSV40_MAX_COMMANDS」

野放図に複数のPDF Serverのプロセスを実行するとシステムリソースの枯渇が生じ、最悪の場合、システムクラッシュなど重篤な障害が発生しかねません。そのような事態を防ぐために同時実行なプロセス数を設定するシステム環境変数「PSV40_MAX_COMMANDS」を用意しました。この設定数以上のプロセスを起動するとエラーとすることができます。なお、初期状態ではこのシステム環境変数は設定されていません。

重要

初期状態(システム環境変数「PSV40_MAX_COMMANDS」が未設定の状態)では、同時実行できるのは、最大「」プロセスまでです。