PDF Serverコマンドの注意事項

PDF Serverコマンドは、評価版・正規版を問わず、PDF Serverのプロフェッショナル版、またはコマンド版のいずれかがインストールされている環境で使用できます。

PDF Serverコマンドは、PDF Serverをフォルダ監視型のアプリケーションとしてではなく、入力ファイル名などをパラメータとしたコマンドを実行することにより任意のタイミングでPDFファイル変換などの処理を実行できるようにするものです。

重要

PDF Serverのコマンドは、PDF Serverのサービス「AH PDF Server V4 Service」が動作中には使用することができません。使用する際には、サービス「AH PDF Server V4 Service」が停止している必要があります。

注意

インストール時にパス情報が、環境変数「Path」の末尾に自動的に追加されるため、どこのフォルダがカレントフォルダであっても動作します。「コマンド プロンプト」を起動して「pdfsvcmd40」と入力して実行(Enterキーを押下する)とコマンドヘルプ(下図)が表示されます。

Please enter alt text.

PDF Serverコマンドで行うことができる事

PDF ServerコマンドはGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を持たないコンソールアプリケーションです。通常のPDF Serverと大きく異なるのは「常時監視型」ではなく、コマンドラインとして任意のタイミングで変換を実行できます。そのため、他ソフトウェアからPDF Serverを呼び出して変換を実行できる事が一番の特長となっています。ただし、PDF Serverコマンドを実行するには「PDF Server サービス(AH PDF Server V4 Service)」が「停止」していないと実行できませんので注意が必要です(同時実行はできません)。

PDF Serverコマンドは、引数(パラメータ)によって動作を制御します。また、その処理内容によっては複数のPDF Serverコマンドを同時に実行(マルチプロセス)できます。そのため、PDF Serverコマンドを利用するにはある程度、引数の組み合わせでどのように動作するか、マルチプロセスに対応しているのかを知っておく必要があります。