9-2 PDFを保存する

9-2-1 PDFファイルを保存するために必要な要素

PtlPDFDocument doc = new PtlPDFDocument();  //出力PDF用クラス
//何らかの編集作業を行う
PtlParamOutput outputFile = new PtlParamOutput(outputFilePath); //ドキュメントの出力パス
doc.save(outputFile);                                           //出力パスを指定して出力

9-2-2 「PDFの保存」詳細

コード解説

PtlPDFDocument doc = new PtlPDFDocument();

あらかじめ、出力するPDFドキュメントのオブジェクトを生成しておきます。

今回はオブジェクト名を仮に「doc」としています。

補足1:

PDFドキュメントを出力するには何らかのデータが必要です。具体的には、PDFファイルを開くか、新規ページを追加するなどの操作が必要であり、内容が無いPDFファイルは出力できません。

そのため、ここのコード記述だけを実行した場合はエラーになります。

PtlParamOutput outputFile = new PtlParamOutput(outputFilePath);

ファイルやストリームの出力指定に使うクラスで出力パスを指定します。

補足2:

PtlParamOutputはPDFに限らず、PDFに添付ファイルの出力や画像の抽出の指定にも用います。

doc.save(outputFile);

出力するPDFドキュメントの情報を持つオブジェクトに対し、save関数を実行します。

補足3:

出力する前にPtlPDFDocument.setSaveOption()を用いるとセーブ時のオプションを設定可能です。これにより、PDFのリニアライズ保存などが可能になります。

Please enter alt text.