7-18 データ削除処理（墨消し）

• 指定された矩形内の指定した要素を削除します。
  この「削除」とは、非表示にするということではなく、PDFファイルからデータそのものを取り除くことです。
• 削除可能な要素は以下の種類です：
  • テキスト
  • 画像
  • パス
• 以下のオプションを指定可能です：
  • 矩形内のどの要素（テキスト、画像、パス）を削除するか（フラグ指定による複数指定も可）
  • 指定した矩形の色
• テキストの削除
  • 指定矩形内の文字が削除されます。
  • 指定矩形の線上の文字も削除対象です。
  • 文字が矩形にどの程度重なっていたら削除するかを指定可能です。
  • リガチャ文字に対して、グリフ自体がリガチャの場合、その一部分を削除することはできません。
• 画像の削除
  • 指定矩形内の画像データを部分削除します。
  • 画像の残された部分のカラースペース、圧縮形式が元のデータから変更される場合があります。
• 図形の削除
  • 線や四角形などの図形（＝パス）に対し、図形全体が矩形内に指定された場合に削除します。指定矩形内に図形全体が収まっていない場合、その図形は削除されません。