9. コマンドライン引数とオプション

9.1 サーバーソフトArcsSvr

9.1.1 コマンドライン書式

グローバルオプションは、ArcsSvrの直後から、startやstopの前に指定するオプションです。

ArcsSvr [global options...] start or stop

9.1.2 コマンドライン引数とオプション

-?, -h, -vは、startやstopの前に指定するグローバルオプションです。

オプションや引数

説明

-?や-h

ヘルプを表示します。

-v

バージョン情報とライセンスファイルの情報を表示します。

start

サーバーを起動します。

stop

サーバーを終了します。

9.2 クライアントソフトArcsCmd

9.2.1 コマンドライン書式

グローバルオプションは、ArcsCmd直後から、アプリケーションのコマンド(application_command)の前に指定するオプションです。

ArcsCmd [options...] application_command application_command_args

9.2.2 コマンドライン引数とオプション

-?, -h, -v, -arcs-data, -arcs-mkdirは、アプリケーションのコマンドの前に指定するグローバルオプションです。

オプションや引数

説明

-?や-h

ヘルプを表示します。

-v

バージョン情報とライセンスファイルの情報を表示します。

-arcs-data

変換に必要なデータをサーバーにインポートします。

-arcs-mkdir

変換に必要なディレクトリをサーバー上に作成します。

アプリケーションのコマンド

アプリケーションを実行するコマンド。AHFCmd, SBCCmd, DHCCmdなど。

アプリケーションの引数

アプリケーションに渡す引数。

-arcs-dataは、変換に必要なデータをサーバーにインポートするときに使います。何回でも指定できます。

制限事項の「変換元ファイル内のディレクトリやファイルの指定」や「ディレクトリ監視ソフトが使う環境変数」の「ディレクトリ監視ソフト用追加オプション環境変数」も参照してください。

次の例は、AHFCmdの変換元my.foの中に、image.pngを参照する指定があるという想定です。

クライアントマシンにあるファイルC:\my-images\image.pngをサーバー上の変換元ファイルと同じディレクトリにインポートするために使っています。

制限事項の「変換元ファイル内のディレクトリやファイルの指定」で述べたように、XSL-FOの修正が必要になる場合もあります。

ArcsCmd -arcs-data \my-images\image.png AHFCmd -d my.fo -o my.pdf

変換に必要なデータが多数あるときは、クライアントマシンの特定ディレクトリにそれらを集めて、1つの-arcs-dataオプションで、そのディレクトリを丸ごとインポートする方法もあります。

次の例は、AHFCmdの変換元my.foの中に、多数の画像を参照する指定があるという想定です。

画像をクライアントマシンのC:\my-images\many-imagesディレクトリに集めて、サーバにインポートするために使っています。

インポートすると、ARCSサーバーが管理しているディレクトリの下に、many-imagesディレクトリが作られ、その下に多数の画像ファイルが作られます。

XSL-FOでは、many-images\image1.png, many-images\image2.pngのように、many-imagesディレクトリを付けた相対パスで、画像ファイルにアクセスする必要があります。したがって、XSL-FOの修正が必要になる場合もあります。

ArcsCmd -arcs-data C:\my-images\many-images AHFCmd -d my.fo -o my.pdf

毎回、多数の画像ファイルなど、変換に必要なものをサーバーにインポートするのを省略したい場合、-arcs-dataを使わない方法もあります。

あらかじめ、ARCSとは関係なく、サーバー上に必要なものを配置しておきます。

FOでは、サーバー上の絶対パスを指定して、必要なものにアクセスします。

Formatter V7.5から、

<fo:external-graphic src="file:///C:/my-images/image.png"/>

のように、絶対パスを指定できるようになりました。

詳しくは、Formatter技術的資料のURI

https://www.antenna.co.jp/AHF/help/ja/ahf-tech.html#URI

を参照してください。

ただし、これは、セキュリティ上は好ましくないので、推奨はしません。組織(企業や団体)のセキュリティポリシーが、サーバー上のいろいろな場所にあるファイルにアクセスするのを許している場合にのみ、使える方法です。

-arcs-mkdirは、変換に必要なディレクトリをサーバー上に作ります。何回でも指定できます。

次の例は、OSDCの変換で、SVGの出力先ディレクトリが必要なので、使っています。

ArcsCmd -arcs-mkdir svg-image SBCCmd -d my.pdf -o my.svg -p @SVG -svgip 1

OSDC V10からは、OSDC自身にSVGのディレクトリを作る、-svgcicpオプションが追加されたので、-arcs-mkdirを使う必要はなくなりました。

ArcsCmd SBCCmd -d my.pdf -o my.svg -p @SVG -svgip 1 -svgicp svg-image

9.3 ディレクトリ監視ソフトArcsDirMonitorCmd

9.3.1 コマンドライン書式

グローバルオプションは、ArcsDirMonitorCmdの直後から、startやstopの前に指定するオプションです。

ArcsDirMonitorCmd [global options...] start [options...] or stop [options...]

9.3.2 コマンドライン引数とオプション

-?, -h, -vは、startやstopの前に指定するグローバルオプションです。

オプションや引数

説明

-?や-h

ヘルプを表示します。

-v

バージョン情報とライセンスファイルの情報を表示します。

start

ARCSディレクトリ監視ソフトを起動します。

stop

ARCSディレクトリ監視ソフトを終了します。

startとstopには、さらにオプションがあります。

オプションや引数

説明

-config

設定ファイルを指定します。

-dir

監視するディレクトリを指定します。