サーバーソフトArcsSvrの設定ファイルは、インストールディレクトリがARCSだとすると、
Linuxでは、
ARCS/server/conf/ArcsSvr.yaml
Windowsでは、
ARCS\server\conf\ArcsSvr.yaml
にあります。
同じマシンで複数のサーバーソフトを実行する場合は、ポート番号を変更する必要があります。
サーバーのポート番号は、サーバーソフト設定ファイルArcsSvr.yamlにある各サーバーのport:によって変更できます。
サーバーのポート番号をカスタマイズしたら、忘れずに、クライアントソフト設定ファイルArcsCmd.yamlのポート番号も変更してください。
サーバーのTLSの設定は、サーバーソフト設定ファイルArcsSvr.yamlのtls:, server_cert:, server_key:によって変更できます。
TLSを有効にするには、tls: trueにして、サーバーソフトのcertsディレクトリに鍵ファイルと証明書ファイルを入れてください。
サーバーのTLSの設定をカスタマイズしたら、忘れずに、クライアントソフト設定ファイルArcsCmd.yamlのTLSの設定も変更してください。
インポートできる最大ファイル数、最大ファイルサイズ、最大トータルファイルサイズの設定は、サーバーソフト設定ファイルArcsSvr.yamlのmax_num_files:, max_file_size:, max_total_file_size:によって変更できます。
クライアントソフトArcsCmdの設定ファイルは、インストールディレクトリがARCSだとすると、
Linuxでは、
ARCS/client/conf/ArcsCmd.yaml
Windowsでは、
ARCS\client\conf\ArcsCmd.yaml
にあります。
といった場合は、カスタマイズしたクライアント設定ファイルArcsCmd.yamlをARCSユーザに配って、設定が反映されるようにしてください。
クライアントからアクセスするサーバーのホスト名、IPアドレス、ポート番号は、クライアントソフト設定ファイルArcsCmd.yamlにある各サーバーのhost:とport:によって変更できます。
クライアントのTLSの設定は、クライアントソフト設定ファイルArcsCmd.yamlのtls:, server_key:によって変更できます。
TLSを有効にするには、tls: trueにして、クライアントソフトのcertsディレクトリに証明書ファイルを入れてください。
ディレクトリ監視ソフトArcsDirMonitorCmdの設定ファイルは、インストールディレクトリがARCSだとすると、
Linuxでは、
ARCS/client/conf/ArcsDirMonitorCmd.yaml
Windowsでは、
ARCS\client\conf\ArcsDirMonitorCmd.yaml
にあります。
ディレクトリ監視ソフトは、変換元ファイルの拡張子によって、変換に使用するアプリケーションを決めています。
Wordの変換は、OSDCとDHCが実行できますが、どちらか1つしか実行できません。
初期設定では、Wordの拡張子「.docx」の場合は、OSDCで変換する設定になっています。
これを、DHCで変換するように変更するには、次のようにします。
ディレクトリ監視ソフトの設定ファイルArcsDirMonitorCmd.yamlを変更します。
File extension mappingsのLinuxセクションの次の部分は、OSDCを使うようになっています。
### Special Note ###
# If you want to use Docx to HTML, comment out this
# and uncomment the Docx to HTML docx conversion instead.
.docx: run-arcs-script.sh OSDC-office2xxx.sh ${input_file} ${output_file} ${output_type} ${shell_encoding} ${is_local}
.docx: run-arcs-script.sh OSDC-office2xxx.sh
の行を次のように、行頭に # を付けて、コメントにします。
### Special Note ###
# If you want to use Docx to HTML, comment out this
# and uncomment the Docx to HTML docx conversion instead.
# .docx: run-arcs-script.sh OSDC-office2xxx.sh ${input_file} ${output_file} ${output_type} ${shell_encoding} ${is_local}
初期設定では、DHCの部分は、コメントになっています。
### Special Note ###
# The docx conversion is commented out to prioritize conversion by OSDC.
# If you want to use Docx to HTML, uncomment this and comment out
# the ODSC docx conversion instead.
# .docx: run-arcs-script.sh DHC-docx2html.sh ${input_file} ${output_file} ${output_type} ${shell_encoding} ${is_local}
# .docx: run-arcs-script.sh DHC-docx2html.sh
のように、コメントになっている部分から、行頭の # を削除して、この行が有効になるようにします。
### Special Note ###
# The docx conversion is commented out to prioritize conversion by OSDC.
# If you want to use Docx to HTML, uncomment this and comment out
# the ODSC docx conversion instead.
.docx: run-arcs-script.sh DHC-docx2html.sh ${input_file} ${output_file} ${output_type} ${shell_encoding} ${is_local}
同じ変更を、File extension mappingsのWindowsセクションについても行ってください。
逆に、DHCではなく、OSDCで変換するには、上記の逆で、DHCの部分をコメントにし、OSDCの部分が有効になるようにします。
セッションログのオン・オフは、「ディレクトリ監視ソフトのログ:セッションログ」を参照してください。
初期設定では、監視対象ディレクトリの下に、変換結果を入れるout_pdf, out_svg, out_htmlなど各種ディレクトリが作られます。
ArcsDirMonitorCmd.yamlのoutput_root_dir:に絶対パスを指定すると、そこを出力ディレクトリとして使います。
output_roo_dirの下に作られるout_pdf, out_svg, out_htmlなどの出力ディレクトリ名は、ディレクトリ監視ソフトの設定ファイルArcsDirMonitorCmd.yamlのout_pdf_dir, out_svg_dir, out_html_dirなどで変更できます。
ユーザ毎に、出力ディレクトリを分けることもできます。
ユーザ毎に、ディレクトリ監視ソフトの設定ファイルArcsDirMonitorCmd.yamlを用意し、use_user_name:をtrueにして、環境変数ARCS_USER_NAMEにユーザ名を指定してください。
起動するときは、-configで各ユーザ用の設定ファイルを指定して、ArcsDirMonitorCmdを複数起動してください。
この場合、監視対象ディレクトリに作られる出力先のディレクトリは、監視対象ディレクトリがwatch_dir, ユーザ名がuser1だとすると、
Linuxでは、
watch_dir/user1
Windowsでは、
watch_dir\user1
の下に、変換結果を入れるout_pdf, out_svg, out_htmlなどが作られます。
「ユーザ毎に出力ディレクトリを分ける」に加えて、ユーザ毎に、監視対象のディレクトリを分けることは、運用上のメリットが大きいです。
ユーザ毎に監視対象のディレクトリを決めて、そこを監視対象にして、ディレクトリ監視ソフトを複数起動します。
ユーザ毎に、ディレクトリ監視ソフトの設定ファイルArcsDirMonitorCmd.yamlを用意し、use_user_name:をtrueにして、環境変数ARCS_USER_NAMEにユーザ名を指定してください。
起動するときは、-configで各ユーザ用の設定ファイルを指定して、ArcsDirMonitorCmdを複数起動してください。
この場合、監視対象ディレクトリに作られる出力先のディレクトリは、監視対象ディレクトリがwatch_user1, ユーザ名がuser1だとすると、
Linuxでは、
watch_user1/user1
Windowsでは、
watch_user1\user1
の下に、変換結果を入れるout_pdf, out_svg, out_htmlなどが作られます。
ARCSでは、変換のたびに、セッションIDというものが作られ、これを出力ディレクトリを分けるのに使えます。
ディレクトリ監視ソフトの設定ファイルArcsDirMonitorCmd.yamlのuse_session_id:をtrueにしてください。
そして、-configでその設定ファイルを指定して、ArcsDirMonitorCmdを起動してください。
この場合、監視対象ディレクトリに作られる出力先のディレクトリは、監視対象ディレクトリがwatch_dir, セッションIDがsessionXXXだとすると、
Linuxでは、
watch_dir/sessionXXX
Windowsでは、
watch_dir\sessionXXX
の下に、変換結果を入れるout_pdf, out_svg, out_htmlなどが作られます。
「ユーザ毎に監視対象のディレクトリを分ける」と組み合わせた場合、監視対象ディレクトリがwatch_user1, ユーザ名がuser1, セッションIDがsessionXXXだとすると、
Linuxでは、
watch_user1/user1/sessionXXX
Windowsでは、
watch_user1\user1\sessionXXX
の下に、変換結果を入れるout_pdf, out_svg, out_htmlなどが作られます。
PDFからPNGへの変換は「PDFtoPNG」、WordからHTMLへの変換は「WORDtoHTML」など、変換の種類別にわかりやすいディレクトリ名を付けます。
変換の種類別に設定ファイルを用意します。
変換の種類別のディレクトリを監視対象にして、-configで変換の種類別の設定ファイルを指定して、ArcsDirMonitorCmdを複数起動してください。
運用上、部や課といったグループ毎に監視対象のディレクトリを分けることも有効です。
これまで述べたカスタマイズと同じ要領です。
グループ毎にわかりやすいディレクトリ名を付けて、グループ毎に設定ファイルを用意します。
グループ毎のディレクトリを監視対象にして、-configでグループ毎の設定ファイルを指定して、ArcsDirMonitorCmdを、複数起動してください。
これまでに述べた
を組み合わせて、ユーザが使いやすく、運用もしやすい環境を作ってください。
同じマシンに、ARCSのディレクトリ監視ソフトとアプリケーションがインストールされている場合、ネットワークを使わず、つまり、Arcsのサーバーソフトやクライアントソフトを使わずに、ローカルでアプリケーションを実行できます。
そのためには、ディレクトリ監視ソフトの設定ファイルArcsDirMonitorCmd.yamlのis_local:をfalseからtrueに変更し、-configでこの設定ファイルを指定して、ArcsDirMonitorCmdを起動してください。
監視対象のディレクトリがネットワークで共有されている場合、共有されている監視対象のディレクトリに、変換したいファイルを、コピーや移動をすれば、変換を実行できます。
ファイルのコピーや移動は、WindowsエクスプローラーのようなGUIでも、ターミナルを使ったコマンドラインでも可能です。
ネットワークでディレクトリを共有する方法については、本マニュアルでは解説しませんので、書籍やインターネット上の他の解説を参照してください。
同じマシンに、ARCSのディレクトリ監視ソフトとアプリケーションがインストールされていて、監視対象のディレクトリが、ネットワークで共有されている場合、クライアントマシンにARCSをインストールせず、変換を実行できます。
「アプリケーションをローカルで実行」の設定をしておけば、クライアントマシンには、ARCSのサーバーソフトやクライアントソフトをインストールする必要もありません。
これまでに述べた
を組み合わせると、ARCSのディレクトリ監視ソフトとアプリケーションがインストールしてあるマシンで、運用を集中的に管理することも可能になります。