PDFファイルが持つ情報の取得や、
PDFファイルの加工・編集を行うライブラリ
『Antenna House PDF Tool API』はPDFファイルの情報取得や、加工・編集など様々な処理を、お客様の開発するシステムやプログラムに組み込んでいただけるようにしたライブラリです。
高度な複合処理ができる『ライブラリ版』と、コマンドラインから簡単に利用できる『コマンドライン版』があります。
高度な開発と豊富な処理機能
ライブラリ版では、PDFの各オブジェクトや機能をクラスライブラリ化しています。ライブラリに用意されているAPIを自在に組み合わせて独自のPDF処理プログラムの作成が可能です。
豊富な処理機能

PDFに関するさまざまな処理機能を搭載しています。
PDFからの情報取得や、加工・編集なのどの操作を150種類以上用意しており、これらを組み合わせてPDFへのあらゆる操作を、お客様で開発のシステムやプログラムに組み込むことができます。
操作の種類については「機能比較表」ページでご確認いただけます。
- ファイルの結合・分割
- ページの削除・挿入
- 透かし、パスワードによるセキュリティ設定
──── など
加工・編集
- テキスト・画像の削除・抽出
- テキスト・画像の描画
- 画像の最適化(ダウンサンプリング)
──── など
- 文書情報等の情報取得
- テキスト検索
- フォントの埋め込み
- フォント(情報)の統合
──── など
ピックアップ!
- PDF2.0対応
- PDF2.0のPDFファイルの読み込みに対応します。
- PDF/A-1b、PDF/A-2bへの変換
- 文書の長期保存に最適!
- 入力PDFファイルをPDF/A-1b、PDF/A-2bに変換できます。
- PDF/A-1b、PDF/A-2bの準拠確認処理もできます。
- PDFフォームデータのエクスポート/インポート
-
- PDFフォームのデータをXFDF形式でエクスポートできます。
- XFDF形式のPDFフォームデータをPDFにインポートできます。
- 証明書によるセキュリティ設定
-
- X.509形式の証明書を使用してセキュリティ設定を行うことができます。
- ひとつのPDFに複数の証明書ファイルが指定可能です。
証明書ごとにセキュリティの権限も設定できます。
暗号化されているファイルの読み込みにはPKSC#12形式の証明書を使用します。
- テキストボックス機能
-
- まとまったテキストをPDFページ上に挿入する場合に便利です。
- 文字装飾、化学式に対応しています。
- 横書き、縦書きの両方に対応しています。
- テキストボックスに対して、輪郭線の色、背景色の指定ができます。
- Separation Colorの対応
- Separation Color(特色)を新規に作成できます。
作成したSeparation Colorを使用して、図形やテキストの描画、色透かしやマスクの処理ができます。
利用用途
アプリケーション開発
本格的なPDFの編集アプリケーションの開発が可能です。
また、お客様で開発するアプリケーションの機能の一つとして、PDFに関する様々な処理を実装することができます。
- PDF編集アプリケーション開発
- CADソフトの機能の一つに組み込み
- 年賀状作成ソフトの機能の一つに組み込み
- 表記計算ソフトの機能の一つに組み込み
- グラフックソフトの機能の一つに組み込み
─────────── など
※PDFの表示を行うアプリケーション開発は『PDF Viewer SDK』を併用することで実現可能です。
システム開発
サーバーで稼働させる、本格的なPDFの編集システムの開発が可能です。
また、お客様で開発するシステムの機能の一つとして、PDFに関する様々な処理を実装することができます。
- サーバー上で動作するPDF編集システムの開発
- 帳票システムの機能の一つに組み込み
- 会計システムの機能の一つに組み込み
- 電帳法対応システムの機能の一つに組み込み
─────────── など
プログラムコードを簡潔に書ける設計
少ないコード行数でプログラムを書くことができるよう、ライブラリの設計を工夫しています。
また、PDFの仕様についてあまり深い知識がなくても使えるようにしました。

対応プログラミング言語
C++、.NET、Java の各言語に対応しています。
※改訂6版にて、.NET6に対応しました。

サンプルコード
C++、.NET(C#)、Java の言語別に多様なサンプルコードを用意しました。評価版に添付されています。また、詳細な解説付きの『PDF CookBook』シリーズもぜひご覧ください。
→ 評価版
コマンドライン版なら簡単に
Webサービスにも組み込めます
プログラム言語やPDFの仕様についての知識がほとんどなくてもOK!
「PDFに対して○○がしたい」を簡単に処理できます
コマンドライン版は、コマンドとオプションを指定してプログラムを実行するしくみです。処理内容は限定されますが、開発作業をほとんどすることなく、PDFファイルの情報取得や加工・編集処理の実行が可能です。
PHP、Phython、Rubyなど、実行ファイルの呼び出しと制御ができるプログラム言語からも利用できますので、簡単にWebサービスに組み込むこともできます。
※Webサービスに組み込んで不特定多数にサービスを提供する場合は、別途ASP契約が必要になります。
コマンドライン版からできる操作については、「機能比較表」ページの「コマンドライン」からご確認いただけます。

ピックアップ!
- 画像抽出
- PDFファイルから指定したページ上の画像を抽出します。
- テキスト抽出
- PDFファイルから指定したページ上のテキストを抽出します。
- 画像のPDFへの変換
- JPEG、PNG等、画像データからPDFを作成します。
- 添付ファイル出力
- PDFから添付されたファイルの書き出しをします。
その他の特長
マルチプロセス
複数のプロセスを並列処理、同時実行ができます。
※ 1つのプロセス内で複数の「スレッド」を並列処理することはできません。
処理の対象となるPDFファイル
ISO 32000仕様に準拠したPDFファイルが対象です。
よって、特定のPDF生成エンジンやPDF生成ライブラリで作成されたPDFに限定されないというメリットがあります。
対応プラットフォーム
WindowsとLinuxの2種類のプラットフォームに対応しています。
32bit / 64bit ネイティブ対応
32bit、64bitそれぞれにネイティブ対応しています。
※ Linux版は、64bitのみの提供となります。
製品ラインナップ
ラインナップ | 概 要 |
---|---|
PDF Tool API ライブラリ | PDFファイルの情報取得や加工・編集などの処理機能を、お客様のシステムやプログラムに組み込むことができるライブラリ。高度な処理機能を組み込んだプログラム開発ができます。 『PDF Tool API ライブラリ』には『PDF Tool API コマンドライン』も含まれます。 |
PDF Tool API コマンドライン | 『PDF Tool API コマンドライン』は『PDF Tool API』をよりお手軽に導入いただけるように、コマンドラインから処理を実行できるプログラムのみを製品化したものです。PDFファイルの情報取得や加工・編集などの処理機能を、コマンドラインから簡単に操作できます。Webサービスへの組み込みも簡単です。 |
ライセンスと価格についてはこちらをご確認ください。
PDFの活用法(関連書籍)
『PDF Tool API』でこんなことができる!「PDF CookBook」
企業向けシステムの企画・営業担当者から開発者まで幅広い層にPDFの活用法について、わかりやすい図とPDF機能の解説。『PDF Tool API』を使ったサンプルプログラム、サンプル結果を用いて紹介します。
Webページで全文公開(html)のほか、プリントオンデマンドでの出版と、 アンテナハウスのオンラインショップよりPDF版を販売しています。
※上記表紙画像のクリックでHTML版を表示します。
お知らせ
- ITコーディネーター協会等御関係者様でのお問い合わせについて
-
『PDF Tool API』の製品情報等につきましては、担当営業までお気軽にお問い合わせください。
-
改訂情報2023年9月29日
-
PDF Tool API V7.0 改訂7版を公開しました。
→ 改訂情報
-
お知らせ2023年8月31日
-
PDF Tool API V5.0の製品サポートを、2023年9月30日にて終了いたします。
サポート終了後、メンテナンスリリースの提供はありません。
新バージョンへのアップグレードをご検討ください。
-
お知らせ2023年7月4日
-
PDF Tool API V7.0のオンラインマニュアル『サンプルコードのビルドと実行手順(.NET6)』を修正しました。
「5. Visual Studio Codeでのプログラム作成と実行方法」の項を追加しました。→ オンラインマニュアル『サンプルコードのビルドと実行手順(.NET6)』
「5. Visual Studio Codeでのプログラム作成と実行方法」
-
改訂情報2023年5月29日
-
PDF Tool API V7.0 改訂6版を公開しました。
.NET6に対応しました。→ 改訂情報
-
お知らせ2023年4月10日
-
コマンドライン版 半額キャンペーンを開催します。
→ キャンペーンは終了しました。
-
お知らせ2023年3月15日
-
PDF Tool API V7.0が『Amazon Linux2(X86)』で使用できるようになりました。
→ 評価版のお申込み
-
お知らせ2023年3月15日
-
ちょっと一息 アンテナハウスウェビナー「既存PDFへ注釈や透かしを追加できるの? 事例で紹介する加工方法」
開催日時:2023年2月14日(火)16:00~16:30Youbube へ動画をアップロードしました。
-
お知らせ2023年2月1日
-
ちょっと一息 アンテナハウスウェビナー「PDF内の画像っていじれるの? 事例で紹介する加工方法」
開催日時:2023年1月17日(火)16:00~16:30Youbube へ動画をアップロードしました。
→ お客様からのお問い合わせより、PDFの画像にまつわる話題を2つほど。
①PDF内の画像について、カラー階調や解像度の情報を取得する方法、
②PDF内の画像の差し替え方法について、デモを交えてご紹介します。
-
改訂情報2022年8月2日
-
PDF Tool API V5.0 改訂14版を公開しました。
-
改訂情報2022年6月8日
-
PDF Tool API V6.0 改訂8版を公開しました。
お問い合わせ
- Webフォーム
- Webフォームからお問い合わせ
- 電子メール
- sis@antenna.co.jp