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AH Formatter INX 出力オプション

オプション概要

「INX 出力オプション」は『AH Formatter』の組版結果を INX(InDesign® Interchange ファイル)に出力するためのオプションです。INX は、Adobe の InDesign® や、InCopy®、GoLive® などの関連製品で互いに読み込みができるようにするための交換用の XML ファイルです。INX フォーマットには、InDesign® のオブジェクトやプロパティが要素や属性で完全な形で保管されています。出力した INX ファイルは、InDesign® で編集することができます。以下は、『AH Formatter』から出力した INX ファイルを InDesign® で読み込んだ表示画面です。

AH Formatter:INX 出力オプション

出力モード

InDesign® では、テキストを格納するオブジェクトをテキストフレームと呼びます。INX 出力では、このテキストフレームの作成方法に 3つの種類を持っており、出力時に指定ができます。

  1. テキストエリア単位出力モード

    テキストエリアごとにテキストフレームを生成します。テキストエリアは、XSL-FO の fo:inline に該当します。『AH Formatter』の組版レイアウトにもっとも近く変換できます。しかし、テキストエリアごとに変換するため、本来繋がっている文字列が文字の修飾の違いのため分割され、複数のテキストフレームを生成することもあります。変換後の修正については困難を要する場合があります。

  2. 行単位出力モード

    ラインエリアごとにテキストフレームを生成します。ラインエリアは、XSL-FO の fo:block から生成される各行に対応します。上記テキストエリア単位出力のモードよりも 1行単位での編集は行いやすくなっています。ただし、変換精度は、「テキストエリア単位出力モード」のモードより若干劣ります。

  3. ブロック単位出力モード

    ブロックエリアごとにテキストフレームを生成します。ここでブロックエリアは、XSL-FO の fo:block に対応します。上記ふたつのモードよりも編集が大変しやすくなっていますが、その分変換精度を犠牲にしています。

制限事項

INX 出力オプションには FO の要素やプロパティ等について次の制限事項があります。

テーブル

  • テーブルのセル内のテキストイメージは、アンカー付きオブジェクトに変換されます。また、セル内は、出力モードが他のモードを指定していても「テキストエリア単位出力モード」となります。
  • 『AH Formatter』と Indesign® の文字の送り方の違いにより、セルから枠がはみ出る場合があります。

ボーダー

  • ボーダーの線種で、double、dashed、dotted、dot-dash、dot-dot-dash 以外は solid とみなされます。
  • テーブルのセルのボーダー以外は、線ツールの線で実現しています。
  • fo:table へのボーダー指定は無視されます。
  • 対角罫は、fo:table-cell に対してだけ有効です。
  • 丸め罫はサポートされません。標準の四角のボーダーとなります。

画像

  • 画像についてはサイズを正しく変換できないため、InDesign® 上で画像オブジェクトのリサイズを行う必要があります。
  • サポートされるラスタイメージは、BMP、JPEG、JPEG2000、PNG、TIFF、GIF、ベクタイメージは WMF、EMF、EPS です。ベクタイメージの SVG、MathML、CGM、Excel チャートはサポートされません。また PDF は INX からの読み込みの際 InDesign® 上でラスタ化されますので画像が劣化します。
  • background-repeat="repeat" には対応していません。
  • 画像は、INX ファイル内に埋め込まれます。

テキスト

  • 『AH Formatter』と InDesign® の文字の送り方の違いにより、テキストフレームに文字が収まらない場合があります。この時はフレームを手動で大きくする必要があります。
  • letter-spacing が指定されていると 1文字ずつのテキストフレームが作成されます。
  • text-align に "justify" が指定されると、まれに InDesign® と『AH Formatter』とで表示が異なることがあります(FO のテキストに U+200B が存在する場合など)。

フォント

  • XSL-FO で存在しないフォント(たとえば「MS 明朝」のボールド書体)を指定している場合、INX の読み込みで InDesign® が警告エラーを出し、代替フォントで置換されます。

リーダ

  • リーダは、double、dashed、dotted、dot-dash、dot-dot-dash、dots、use-content 以外は solid とみなされます。

その他

  • PDF のブックマークは、階層構造のないものとなります。
  • トンボには対応していません。
  • 文書情報には対応していません。
  • 注釈には対応していません。
  • ICC カラープロファイル指定には対応していません。
  • ヘブライ語、アラビア語、タイ語などの複雑なスクリプトの言語の文書には対応していません。
  • 行番号(axf:line-number)がある行は、出力モードが他のモードを指定していても「テキストエリア単位出力モード」となります。
  • 下線と上線が同時に指定されているときは、下線が優先されます。(InDesign® では、上線は下線の一部のため)
  • 同じ行にテキストとイメージが混在するときは、出力モードが他のモードを指定していても「テキストエリア単位出力モード」となります。
  • XSL-FO では一文書に複数のサイズのページマスタを定義できますが InDesign® ではできません。このため INX 出力オプションでは、最初に使用されたページマスタを採用して INX に出力します。

価格

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