Office Server Document Converter 機能紹介:V11.1の新機能と変更点
Office Server Document Converter V11.1 で強化された機能についてご紹介します。
新機能
Excelの行高さ、列幅の再現性の改善
セルの「行高さ」、「列幅」の計算方法を見直し・変更することでレイアウトの再現性を改善しました。
- xlsx について Windows 10/11、Excel 2016 以降などで標準フォントとして採用されている「游ゴシック」が指定されたファイルについて 行高さ・列幅の両方向の計算処理を変更し再現性を改善。「游ゴシック」以外が指定されたファイルについて列幅の再現性を改善。
- xls について、「游ゴシック」を含め列幅の計算処理を変更し再現性を改善。
OSDC V11.0 と OSDC V11.1 の変換結果の比較
Excel(xlsx形式)の元データとそれぞれOSDC V11.0 と OSDC V11.1 で変換した際の比較結果は次のとおりです。
比較使用データ[出典:デジタル庁 、(別紙)「窓口DXSaaS要件定義書」]
URL: https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/6d1a8e78-7f17-4ef5-a68c-aba22b5870c3/a6e406ef/20240126_procurement_public_notice_outline_02.xlsx
左から「ExcelのPDF保存」、「OSDC V11.0 のPDF変換」、「OSDC V11.1 のPDF変換」
1ページ目の1行の差異により2ページ目のレイアウトに違いはありますが、
2-3ページ目の表の改ページ位置、3ページ目の変換について再現性が改善。
左から「ExcelのPDF保存」、「OSDC V11.0 のPDF変換」、「OSDC V11.1 のPDF変換」
オプション設定ファイルの「xls-oldcompat-rowcolcalc」属性
行高さ、列幅の計算処理を変更したため、V11.0以前の結果と異なる場合があります。
変換結果を V11.0 以前と同じにするには、オプション設定ファイル「xls-oldcompat-rowcolcalc」属性を指定します。
- xls-oldcompat-rowcolcalc:変換結果を V11.0以前のバージョンと同じにする場合は、属性値"true"を指定します。 属性値"false"の指定で新しい変換処理を行います。(指定なしのデフォルトは属性値"false"指定と同様です)
- 以下は、オプション設定ファイルの例になります。
<?xml version="1.0"?>
<formatter-config>
<dfv-settings>
<xls-settings xls-oldcompat-rowcolcalc="true">
</dfv-settings>
</formatter-config>
制限事項
- Excelを使ったPDF保存をする場合、Excelの実行環境(画面解像度、指定プリンタなど)によってページ分割位置が異なることがあります。 OSDCは様々な環境で作成されたExcelファイルを変換対象としているため、ページ分割位置を特定の環境に合わせて完全に調整はできません。
ワードアートの表示を改善(強化)
ワードアートの文字効果で図形に入力したテキストを「変形」させた場合の表示を改善(強化)しました。
OSDC V11.0 と OSDC V11.1 のワードアートの描画結果の比較
PowerPoint(pptx形式)で作成したワードアートをそれぞれOSDC V11.0 と OSDC V11.1で変換した際の描画した違いは次のとおりです。
ワードアート「変形」の変換機能と制限事項
ワードアートの文字効果「変形」の変換および制限事項は、「V11.0の新機能と変更点:ワードアートの表示を改善」も 合わせてご確認ください。
Word(docx)の複合線種の表示調整
Word(docx)の罫線で太さの異なる線が組み合わさったデザインの線種について個々の線の太さを表現する調整をしました。
OSDC V11.0 と OSDC V11.1 の描画結果の比較
Word(docx形式)で作成したデータとそれぞれOSDC V11.0 と OSDC V11.1で変換した際の描画した違いは次のとおりです。
制限事項
- 罫線が接触する部分はWordによる表示と異なる場合があります。
Excelの「*」で始まる日時の形式に対応
セルの書式設定にある日付/時刻の種類で「*」で始まる形式に対応しました。(Windows環境のみ)
Excelのセルで印刷範囲を超過する画像の出力制御に対応
セル上の図・図形が印刷範囲からはみ出した場合にセルの範囲に含まれる部分だけ出力するか否かを オプション設定ファイル「xls-clip-shape」属性で指定します。属性値"false"のときは印刷範囲に含まれていない部分も出力します。 属性値"true"のときは印刷範囲に含まれている部分だけ出力します。(指定なしのデフォルトは属性値"false"指定と同様です)

既存バージョンの機能
V11.1 以前のバージョンで新たに実装された機能に関しては、以下のページをご確認ください。
