2.3. フォントの準備

テキスト透かしを挿入したりページ上に文字を描画するには、フォント情報が必要です。

Windows版では、PDF Tool APIはシステムのフォントフォルダに存在するフォントを参照します。

2.3.1. フォントの場所

Windows では、オペレーティングシステムの仕様によりフォントファイルは下記のフォントフォルダに存在しています。

{システムドライブ}:\WINDOWS\Fonts

{システムドライブ}:\Users\{ユーザー名}\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fonts

上記のフォントフォルダとは異なる場所にあるフォントを参照する場合には、「フォント構築ファイル」を設定します。

2.3.2. フォント構築ファイルの作成

(1) フォント構築ファイルは、下記の場所にあります。

{インストールフォルダ}\fontconfig 

または、

Lib_Windows\fontconfig

(2) fontconfig フォルダ内には以下の2つのファイルがあります。

font-config.xml :フォント構築ファイルのひな型

font-config.dtd :font-config.xml の定義ファイル

(3) font-config.xml の「font-folder path」タグに、フォントファイルが存在するフォルダパスを記述します。

(例):(Windows環境で「C:\TestFont」フォルダを指定したい場合)

<font-config>
 <font-folder path="C:\TestFont"></font-folder>
</font-config>

(4) font-config.xml とfont-config.dtd を任意の場所に配置します。

(5) 環境変数「PTL80_FONT_CONFIGFILE」を作成し、font-config.xml のフルパスを設定します。