AH Formatter V6.6 Windows版には、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)が付属しています。 GUIを利用することによって、PDFを生成することなく組版結果を画面上で確認することができます。
AH Formatter V6.6 のGUI画面構成は次のとおりです。
タイトルバーには、AH Formatter V6.6 のタイトルと、表示している元のXML文書のファイル名が表示されます。また、HTMLの <title>、FOに <fo:title> フォーマッティングオブジェクトが含まれている場合、<axf:document-info> 拡張要素によって title が指定されている場合は、そのいずれかの内容(HTMLの<title>または<fo:title>が優先)も表示されます。
よく使用するメニューの機能をツールバーに置いてあります。マウス操作によってワンタッチで機能を実行できます。 ☞ [表示]-[ツールバー]
ステータスバーには次の内容が表示されます。 ☞ [表示]-[ステータスバー]
WYSIWYGウィンドウには組版結果が表示されます。
スクロールバーが表示されているとき、WYSIWYGウィンドウ上では、マウスポインタは 「手」の形になっています。このとき、マウスの左ボタンを押下した状態で画面を自由にスクロールさせることができます。なお、編集メニューの [テキスト選択] モードのときは「手」になりません。
このウィンドウに各種ファイルをドロップすることで、組版を行います。(☞ ドラッグ&ドロップ組版)
注意: | GUIへの表示では、一部のサポートしていない描画要素が表示できないことがありますが、PDFなどの他のデバイスへの出力では問題ないことがあります。 |
---|
組版の実行状況がロギングされます。組版上の軽微な警告は、ダイアログに出さず、ここに表示されます。表示内容があまり多くなると、古い内容は捨てられます。
ログウィンドウへの表示内容を、自動的にファイルに出力することができます。 その他設定ダイアログ の その他ページ で、[ログファイル書き出し] をチェックしてください。
AH Formatter V6.6 を終了するとき、画面の位置や大きさは記憶され、次回起動時に同じ位置に同じ大きさで表示されます。
画面上の文字列や画像などのエリア上にマウスを持っていったときに、そのエリアに関する情報をツールチップとして表示します。 実際に使われているフォント名やサイズ、画像の種類や大きさなどを確認することができます。
フォント名については、指定したフォントと実際に採用されるフォントの違いを示すために、いくつかが表示されます。
メニューの [グリフ表示] も参照してください。
このウィンドウに各種ファイルをドロップすることで、組版を行います。ファイルをウィンドウにドロップしたときの組版種別は、常に自動です。種別を明示したいときはドキュメント/スタイルシートの指定ダイアログから開いてください。また、ドロップしたファイルは、ファイル(F)メニューの<最近のファイル>に追加されますが、このとき、組版種別も記憶されます。したがって、ドロップ時に自動で開いたファイルを<最近のファイル>から選択した場合は、もう一度種別が自動判定されることになります。ドロップされるファイルの種類により、次のように組版が行われます。(自動判定については組版種別の判定を参照してください)
FOやグラフィクスファイル以外を組版した場合に、別のスタイルシートをドロップすると、そのスタイルシートを使って再度組版を行うことができます。また、インターネットショートカット(.url)ファイルや、URL文字列、ファイルへのショートカットリンク(.lnk)をドロップすると、そのURLや指し示しているファイルを開くことができます。
WYSIWYGウィンドウ上で次のポップアップメニューが表示されます。
メニュー | 説明 |
---|---|
コピー(C) | 選択中のテキストをコピーします。 |
組版(F) | 現在のドキュメント(FOやXML+XSLなど)を組版します。 |
組版中止(S) | 組版を中止します。 |
開く(O) | 組版結果にあるリンク先を現在のウィンドウ上で開きます。 |
新しいウィンドウで開く(N) | 組版結果のリンク上ではリンク先を、それ以外では現在の文書を新しいウィンドウで開きます。 |
シェルで開く(H) | 組版結果のリンク上ではリンク先を、それ以外では現在の文書をシェルで開きます。 |
ログウィンドウ上でのコンテキストメニューは、Windowsの機能に依存しています。
定規上で次のポップアップメニューが表示されます。
メニュー | 説明 |
---|---|
cm | 定規の単位を cm にします。 |
mm | 定規の単位を mm にします。 |
in | 定規の単位を in にします。 |
pt | 定規の単位を pt にします。 |
pc | 定規の単位を pc にします。 |
px | 定規の単位を px にします。 |
q | 定規の単位を q にします。 |
リセット(R) | 定規の位置を初期状態に戻します。 |
非表示(H) | 定規を非表示にします。 |
ドキュメント/スタイルシートの指定ダイアログで、組版するドキュメント、またはドキュメントとスタイルシートを開くことができます。
組版対象のドキュメントとスタイルシートの種類を指定することができます。組版種別を指定することで、誤判定を防ぎます。次の5つの中から選択します。
例えば、自動判定だとXHTMLになってしまうものを、XMLにしたいときなどに指定します。指定した組版種別と実際の組版種別が異なる場合は、自動判定して組版します。組版種別の判定を参照してください。
組版するFO文書、XML文書、またはHTML文書を指定します。HTTP経由のURL指定も可能なので、インターネット上の文書を指定することができます。また、ローカルファイルを file:// で始まるURL形式で指定することもできます。
[ドキュメント] のドロップダウンリストには、<最近のファイル> がリストされています。スタイルシートとペアで指定されたものでもドキュメントしかリストされていませんが、それを選ぶと対応するスタイルシートが [スタイルシート] に自動的に挿入されます。
XSLスタイルシート、CSSやプロジェクトファイルを指定します。プロジェクトファイルとは、弊社 XSL Report Designer で使用するファイルです。FO文書が指定されているときは無効です。
それぞれのエディットボックスの下には、相対パス指定をしたときの基準となるディレクトリやベースURLが表示されています。
[開く] ボタンにより、組版が開始されます。
指定されたドキュメントの判断は、拡張子にはよりません。ドキュメント中の情報により判断します。また、ドキュメント中に、スタイルシートの指定が含まれているときは、自動的に指定されているスタイルシートが採用されるので、わざわざスタイルシートを指定する必要はありません。
エリアツリーは、FOやHTMLを組版した結果のXMLです。組版の情報はエリアツリーにほとんどすべて含まれています。[保存] を押してエリアツリーの保存に成功すると、現在のブラウザを利用してそのXMLが開かれます。ドキュメント/スタイルシートの指定ダイアログ で、[ドキュメント] にエリアツリーを指定して組版をすることができます。
注意: | エリアツリーは非常に大きなサイズになります。エリアツリーを組版した結果は保証されません。 |
---|
組版を開始すると、まず、読み込まれたFO またはXSLT変換結果のFO中の省略されているプロパティなどを補ったり、要素を追加したりしてFOを完成させます。エリアツリーはこの完成されたFOを評価しながら生成されます。FOツリーの保存は、このときできたFOを保存します。 CSSで組版したとき、エリアツリーから組版したときは、メニューが無効で選択できません。
ここで対象となるFOは、XML文書とXSLスタイルシートを対で指定して組版したときに、そのXSLTの変換結果のFOです。 XML文書とXSLスタイルシートの対の指定でないときは、メニューが無効で選択できません。
Windowsにインストールされているプリンタに出力することができます。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、印刷ではすべてのページを印刷することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら印刷します(このとき印刷したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは印刷されません。 また、印刷に関しての制限事項を参照してください。
組版結果を、PDFに出力します。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、PDF出力ではすべてのページを出力することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら出力します(このとき出力したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは出力されません。
FO中に axf:output-volume-info 拡張要素の含まれている分冊出力可能なFOのとき、チェックすることができます。 これをチェックすると、出力範囲は分冊指定に変わります。
注意: | エリアツリーの組版では、分冊出力することはできません。 |
---|
注意: | CSSによる組版では、分冊出力することはできません。 |
---|
PDFに出力する順番を逆にします。終了ページから開始ページの順に出力されます。
しおりの出力を抑制します。
出力する範囲を指定します。分冊出力のときは分冊番号を、そうでないときはページ番号を指定します。それらは axf:initial-volume-number や initial-page-number によらない物理的な位置を示します。[終了] に 0や実際の分冊番号やページ番号よりも大きい値を指定すると、最後まで出力されます。
フォントをPDFに埋め込むことにより、環境に依存せずにどこでも閲覧できるPDFを作成することができます。しかし、その分ファイルサイズは大きくなります。出力するPDFがPDF/XやPDF/A、PDF/UAのときは、常にすべてのフォントの埋め込みを行います。そのとき、このチェックボックスは淡色表示されています。
通常、[埋め込み可能なすべてのフォントを埋め込む] を指定しても、欧文基本14フォントは埋め込まれませんが、これをチェックすることによって欧文基本14フォントも埋め込むことができます。出力するPDFがPDF/XやPDF/A、PDF/UAのときは、常に欧文基本14フォントの埋め込みを行います。そのとき、このチェックボックスは淡色表示されています。
PDF中へテキスト情報を圧縮して出力することで、ファイルサイズをコンパクトにすることができます。
リニアライズドPDF(Linearized PDF)を生成します。PDFはその性格上、一度通常のPDFを生成してからでないと最適化できません。そのため、リニアライズドPDFの生成は通常よりも時間がかかりますが、生成されたPDFのWebでの表示は高速となります。
PDF作成後、拡張子 .pdf に関連付けられているアプリケーション(多くの場合は Adobe Acrobat または Reader)を使って、そのPDFを自動的に開きます。
PDF出力に関する細かな設定は、PDFオプション設定ダイアログ で行います。 PDF出力ダイアログでの変更は一時的なもので、オプション設定ファイル に反映されることはありません。
出力されるPDFに関しては、PDF出力を参照してください。
組版結果を、SVGに出力します。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、SVG出力ではすべてのページを出力することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら出力します(このとき出力したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは出力されません。
出力するSVGのバージョンを以下から選択します。
出力する範囲を指定します。 評価版では指定できません。
GZIP圧縮したsvgzを出力します。拡張子は .svgz となります。
複数ページを出力するとき、それらをひとつのSVGとして出力するか、1ページごとに別々のSVGとして出力するかを指定します。 複数のSVGを出力するとき、出力ファイル名の拡張子の前にページ番号が振られます。例えば、指定されたファイル名が document.svg なら、document1.svg、document2.svg、…となります。この番号の書式は、オプション設定ファイルなどで設定することができます。
SVG作成後、拡張子 .svg に関連付けられているアプリケーションを使って、そのSVGを自動的に開きます。
SVG出力ダイアログでの変更は一時的なもので、オプション設定ファイル に反映されることはありません。 その他設定ダイアログ の SVGオプション ページを参照してください。
出力されるSVGに関しては、SVG出力を参照してください。
組版結果を、PostScriptに出力します。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、PostScript出力ではすべてのページを出力することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら出力します(このとき出力したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは出力されません。
出力する範囲を指定します。 評価版では指定できません。
PostScript作成後、拡張子 .ps に関連付けられているアプリケーションを使って、そのPostScriptを自動的に開きます。
出力されるPostScriptに関しては、PostScript®出力を参照してください。
組版結果を、XPS(XML Paper Specification)に出力します。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、XPS出力ではすべてのページを出力することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら出力します(このとき出力したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは出力されません。
出力する範囲を指定します。 評価版では指定できません。
XPS作成後、拡張子 .xps に関連付けられているアプリケーションを使って、そのXPSを自動的に開きます。
出力されるXPSに関しては、XPS出力を参照してください。
組版結果を、INX(InDesign Interchange File)に出力します。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、INX出力ではすべてのページを出力することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら出力します(このとき出力したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは出力されません。
テキストフレームの作成方法を以下から選択します。 出力モードに関しては、INX出力を参照してください。
出力する範囲を指定します。 評価版では指定できません。
INX作成後、拡張子 .inx に関連付けられているアプリケーションを使って、そのINXを自動的に開きます。
出力されるINXに関しては、INX出力を参照してください。
組版結果を、MIF(Maker Interchange Format)に出力します。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、MIF出力ではすべてのページを出力することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら出力します(このとき出力したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは出力されません。
テキストフレームの作成方法を以下から選択します。 出力モードに関しては、MIF出力を参照してください。
MIFで使用する寸法の単位を指定します。上のリストボックスは、寸法や位置を指定する単位(表示単位)、下のリスボックスはフォントサイズや行間などを指定する単位(フォントサイズ単位)です。次の単位が指定できます。
出力する範囲を指定します。 評価版では指定できません。
MIF作成後、拡張子 .mif に関連付けられているアプリケーションを使って、そのMIFを自動的に開きます。
出力されるMIFに関しては、MIF出力を参照してください。
組版結果を、OOXML(Office Open XML)の WordprocessingML で出力します。 画面上の組版結果はすべてのページでないこともありますが、Word(docx)出力ではすべてのページを出力することができます。 画面上の組版結果の範囲を超える場合は、先頭ページから再組版しながら出力します(このとき出力したページはメモリ上からは破棄されます)。このため画面上の組版結果より時間がかかることがあります。 エリア確認用のボーダーは出力されません。
出力する範囲を指定します。 評価版では指定できません。
Word(docx)作成後、拡張子 .docx に関連付けられているアプリケーションを使って、そのWord(docx)を自動的に開きます。
出力されるWord(docx)に関しては、Word(docx)出力を参照してください。
組版結果をプレーンなテキスト形式ファイルに出力します。
出力するテキストのエンコーディングを指定します。既定値はUTF-8です。リストから選択するか、指定したいエンコーディングを入力してください。指定できる値に関しては、テキスト出力の設定の encoding 属性を参照してください。
改行コードを以下から選択します
出力する範囲を指定します。 評価版では指定できません。
テキストファイルを作成後、拡張子 .txt に関連付けられているアプリケーションを使って、そのテキストファイルを自動的に開きます。
出力されるテキストに関しては、テキスト出力を参照してください。
FO中の axf:document-info の情報が表示されます。ここで内容を変更することができ、PDF出力でそれを反映させることができます。変更内容は、元のFOへは反映されません。 詳細は axf:document-info を参照してください。
検索したい文字列を指定します。このダイアログは、閉じるまで表示され続けます。 検索は、前回の検索で何か見つかっているときはその次の文字から検索が開始されます。例えば、ABCDE と検索して見つかったとき、次の検索は B から始まります。 何も見つかっていないときは、先頭または最後から検索が始まります。 検索結果のハイライトを解除するには、どこか画面の中をクリックしてください。
大文字と小文字を区別せずに検索します。すべての大文字と小文字のあるラテン文字やキリル文字などに適用されます。
これをチェックすると先頭または最後から検索が行われます。[上検索] がチェックされていないときは [先頭から]、[上検索] がチェックされているときは [最後から] と表示が変わります。
これをチェックすると、先頭に向かって検索します。
検索には、次のような制約があります。
検索したい属性を指定します。このダイアログは、閉じるまで表示され続けます。
検索したい属性を指定します。
これをチェックすると先頭または最後から検索が行われます。[上検索] がチェックされていないときは [先頭から]、[上検索] がチェックされているときは [最後から] と表示が変わります。
これをチェックすると、先頭に向かって検索します。
移動したいページを指定します。1以上、組版済みページ数以下が指定できます。全部で何ページあるのかは、ステータスバーに表示されています。
表示倍率を指定します。指定できるのは、5% から 2000% までです。
アプリケーションデータディレクトリに AHFSettings.xml (Windows x64版ではAHFSettings(x64).xml) というファイルが存在していれば、それを オプション設定ファイル として起動時に自動的に読み込みます。 アプリケーションデータディレクトリは、環境変数APPDATAで示され、[APPDATA]\AntennaHouse\AHFormatter\6.6\ です。 その他の設定ファイルを読み込ませたいときは、[組版]-[オプション設定読み込み] を行って読み込ませることができます。 組版オプション設定ダイアログでは、オプション設定ファイル に設定されている組版に関する項目の調整を行います。 ここで変更した内容は、[OK] ボタンにより、アプリケーションデータディレクトリの AHFSettings.xml (Windows x64版ではAHFSettings(x64).xml)に書き出されます。
フォント選択のドロップダウンリストには、Windowsにインストールされているフォントと、フォント構築ファイルで指定されているフォントが一覧されます。Windowsのフォントフォルダにインストールされていないフォントには、フォント名末尾に * が付加されています。
FOやCSSにフォントファミリの指定がない場合に、自動的に利用するゼネリックフォントファミリを指定します。FOやCSS中に指定がある場合は、ここでの指定は採用されません。次の5つの中から選択します。
これらについては、次の [標準ゼネリックフォント] を参照してください。
各ゼネリックフォントファミリに対して、実際のフォントを割り当てます。 FOやCSS中でゼネリックフォントファミリが指定された場合で、そのときのスクリプトに対する [スクリプト別ゼネリックフォント] が指定されていないときに、ここで割り当てられているフォントが採用されます。
<fo:block font-family="serif">
ゼネリックフォントファミリとは、CSS2仕様で定められているフォントファミリの記号名称で、XSL仕様でもこのゼネリックフォントファミリの仕様が受け継がれています。 serif は、筆致の先端に髭のようなセリフを持った書体用のフォントファミリです。Times New Roman、明朝体などが対応します。 sans-serif は、筆致の先端にセリフを持たない書体用のフォントファミリです。Arial、Helvetica、ゴシック体などが対応します。 cursive は、手書きのような書体用のフォントファミリです。 fantasy は、装飾用の書体用のフォントファミリです。 monospace は、文字の幅が固定の書体用のフォントファミリです。Courier などが対応します。
[スクリプト別ゼネリックフォント] での設定対象となるスクリプトを指定します。これを切り替えると、[スクリプト別ゼネリックフォント] の設定も連動して切り替わります。
FOやCSS中でスクリプトが明示されている場合や、テキストから判断されるスクリプトでのゼネリックフォントファミリに対するフォントを設定します。この組は、各スクリプトごとに独立です。 スクリプトが不明なときや、そのスクリプトに対するフォントが定義されていないときは、[標準ゼネリックフォント] での設定が採用されます。 どのフォントが採用されるのか例を示します。ここで、[標準フォントファミリ] が serif に設定されているものとし、FOやCSS中には font-family プロパティや script プロパティがここで示したもの以外は指定されていないものとします。また、TEXTのスクリプトは不明であるとします。
TEXTには、標準ゼネリックフォントの serif に設定されているフォントが採用されます。
TEXTには、標準ゼネリックフォントの sans-serif に設定されているフォントが採用されます。
TEXTには、日本語用のスクリプト別ゼネリックフォント設定の serif に設定されているフォントが採用されます。もし、それが設定されていないときは、標準ゼネリックフォントの serif に設定されているフォントが採用されます。
TEXTには、日本語用のスクリプト別ゼネリックフォント設定の sans-serif に設定されているフォントが採用されます。もし、それが設定されていないときは、標準ゼネリックフォントの sans-serif に設定されているフォントが採用されます。
詳細なフォントの選択方法については、「フォントの選択」を参照してください。
スクリプト別ゼネリックフォントに同じフォントを使うかどうかを指定します。同じフォントを使うときは、serif に指定されたフォントが他でも使用されます。
このフォントページでの設定をすべてデフォルトに戻します。
明示的にスクリプトが指定されていないとき、漢字だけが出現するとCJK(中国語/日本語/韓国語)の区別がつかないことがあります。そのようなとき、ここでの指定が採用されます。以下から選択します。なお、オプション設定ファイルでは default-CJK で指定しておくことができます。
日本語で、全角約物の詰め処理を行うかどうかを指定します。 この設定は、拡張プロパティ axf:punctuation-trim="auto" と axf:text-justify-trim="auto" の値に影響します。
日本語で、和欧文間にスペースを空けるかどうかを指定します。 この設定は、拡張プロパティ axf:text-autospace="auto" の値に影響します。 チェックされているときは、axf:text-autospace="ideograph-numeric ideograph-alpha" と等価です。
ペアカーニングを処理するかどうかを指定します。 この設定は、拡張プロパティ axf:kerning-mode="auto" の値に影響します。
欧文のリガチャを処理するかどうかを指定します。 この設定は、拡張プロパティ axf:ligature-mode="auto" の値に影響します。
FOやXML中のテキストに対して Unicode の正規化処理(UAX#15: Unicode Normalization Forms)を行うかどうかを指定します。 この設定は、拡張プロパティ axf:normalize="auto" の値に影響します。
縦書きのときの下線を文字の左側に配置するか右側に配置するかを指定します。自動を指定すると、languageプロパティでの言語が日本語(jpn)または韓国語(kor)のときは右側に、その他の言語では左側に配置されます。languageプロパティの指定がないときは、標準のCJK言語 の設定によります。 この設定は、拡張プロパティ axf:vertical-underline-side="auto" の値に影響します。
FOやCSS中で font-size プロパティが指定されていなかったときに採用されるフォントサイズを指定します。
FOやCSS中で line-height プロパティが指定されていなかったときに採用される行送りの量を指定します。値は、フォントサイズに対する比率、つまり em で指定します。
FOやCSS中で color プロパティが指定されていなかったときに採用される前景色を指定します。rgb-icc() などの関数形式の指定もできます。例えば cmyk(0,0,0,1) とすれば K100 となります。また、[色の選択] ボタンで色を選択することもできます。 表示されている色見本はRGBです。RGB以外の色や、α値を含む色などを指定したときは、近似した色が表示されます。
FOやCSS中で、ボーダーなどの太さの指定で、thin、medium、thick に対する実際の太さを指定します。
<fo:block border-width="thin">
FOやCSS中で指定される px単位の換算率をインチあたりのポイント数で指定します。この値は、実際に画面やPDFなどに描画するときに利用されます。
FOやCSS中で、page-width や page-height プロパティが指定されていなかったときに採用されるページサイズを指定します。 コンボボックスから選んだ用紙サイズが [幅]、[高さ] に反映されますが、その値は任意に変更できます。 [配置] で、用紙の向きを変更すると、[幅] と [高さ] の値が入れ替わります。
FOやCSSで、余白(margin)の指定がないときに採用するページの余白を指定します。
CSSで、@pageによるmargin指定がないときに、デフォルト余白で指定した値をCSSに適用します。ここでのチェックがないときは、ゼロとなります。
XSLで、fo:simple-page-masterにmargin指定がないときに、デフォルト余白で指定した値をXSLに適用します。ここでのチェックがないときは、XSLの仕様どおりゼロとなります。
XSLTプロセッサに関する設定を行います。詳細は XSLTの設定 を参照してください。
XSLTプロセッサに、MSXMLを使用するときにチェックします。
注意: | MSXML6では、セキュリティ強化に伴ってXSLT変換に失敗することがあります。例えば、<xsl:script language="JScript"> が含まれるようなXSLTがエラーになるかも知れません。オプション設定ファイルで、MSXMLに関する設定を調整してください。 |
---|
XSLTプロセッサに、外部XSLTプロセッサを使うときにチェックします。このとき、使いたいXSLTプロセッサのコマンドラインの書式を [コマンド] に、xsl:param のパラメータ形式を [%param] に指定しなければなりません。 コマンドラインが指定されていないときは、MSXMLを使うとみなされます。
XSLTプロセッサに与える xsl:param のパラメータ名とパラメータ値を指定します。 パラメータの追加は [追加...] ボタンで、削除は [削除] ボタンで行います。
いくつかの代表的なXSLTプロセッサの設定例を示します。
コマンド: | msxsl %1 %2 -o %3 %param |
%param: | %p=%v |
コマンド: | java -cp xalan.jar org.apache.xalan.xslt.Process -IN %1 -XSL %2 -OUT %3 %param |
%param: | -PARAM %p %v |
コマンド: | java -cp saxon.jar com.icl.saxon.StyleSheet -o %3 %1 %2 %param |
%param: | %p=%v |
コマンド: | java -cp saxon9he.jar net.sf.saxon.Transform -s:%1 -xsl:%2 -o:%3 %param |
%param: | %p=%v |
コマンド: | xsltproc --output %3 %param %2 %1 |
%param: | --param %p %v |
注意: | ここに示した例は不正確です。それぞれのサイトやドキュメントを参照してください。 |
---|
HTMLに適用するCSSに関する設定を行います。
HTMLのデフォルトの文字セットを設定します。既定値はUTF-8です。リストから選択するか、指定したい文字セットを入力してください。対応エンコーディングにある文字セットを指定できます。
ユーザが使用するCSSを指定します。ここで指定したスタイルシートは、デフォルトスタイルシート(html.css)に続いて指定した順序どおりに適用されます。サンプルユーザスタイルシートが、 [Install directory]/UserStylesheets(Windows版) または [Install directory]/etc/UserStylesheets(非Windows版) に含まれています。 CSSの適用順序を参照してください。
PDFオプション設定ダイアログでは、オプション設定ファイル に設定されているPDFに関する項目の調整を行います。 ここで変更した内容は、[OK] ボタンにより、アプリケーションデータディレクトリの AHFSettings.xml (Windows x64版ではAHFSettings(x64).xml)に書き出されます。
出力するPDFのバージョンを以下から選択します。
|
|
オプション設定ファイルでは pdf-version で指定しておくことができます。
リニアライズドPDF(Linearized PDF)を生成します。PDFはその性格上、一度通常のPDFを生成してからでないと最適化できません。そのため、リニアライズドPDFの生成は通常よりも時間がかかりますが、生成されたPDFのWebでの表示は高速となります。なお、オプション設定ファイルでは linearized で指定しておくことができます。
出力されるPDFをタグ付きPDF(Tagged PDF)にします。なお、オプション設定ファイルでは tagged-pdf で指定しておくことができます。出力するPDFがPDF1.3のときは、タグ付きPDFを選択することはできません。
タグ付きPDFにタグ付きPDFを埋め込むことを許可するかどうかを指定します。なお、オプション設定ファイルでは import-tagged-pdf で指定しておくことができます。埋め込みについての詳細は、PDFの埋め込み を参照してください。
PDF/XやPDF/A、PDF/UAを作成するとき、回避不可能な不適合な内容、例えば埋め込めないフォント、不適合な画像が指定されたときに処理を続行するかどうかを指定します。
オプション設定ファイルでは error-on-pdfx-fault で指定しておくことができます。
このタブを使って、PDFを出力する際にどのフォントを埋め込むかを決めることができます。
PDFに埋め込みたいフォントを [フォント一覧] から選び [>>] ボタンで [常に埋め込むフォント] のリストに移動させることで、そのフォントをPDFに埋め込むことができるようになります。[<<] ボタンによって埋め込みリストから除外することができます。移動、除外するフォントは複数指定できます。 淡色表示されているフォントは、埋め込むことができません。しかし、オプション設定ファイル を独自に編集した場合は、埋め込みが許可されていないフォントでも、常に埋め込むフォントリストに含まれていることがあります。しかし、そのフォントを埋め込むことはできません。
フォント名の末尾に * 印が付いているフォントは、Windowsのフォントフォルダにインストールされていないフォントです。(r) 印が付いているフォントは、レジストリ情報から得られた外字ではないフォントです。windows-registry を参照してください。
出力するPDFが、PDF/XやPDF/A、PDF/UAのとき、このページのフォントの埋め込みに関する項目は淡色表示されています。
埋め込みを指定されたフォントが埋め込めなかったときの処理方法を指定します。 [空白文字で置き換える] が指定されているときは、埋め込めなかったフォントを空白に置き換えて処理を続行します。 [処理を打ち切る] が指定されているときは、エラーを報告してPDFの生成を打ち切ります。なお、オプション設定ファイルでは error-on-embed-fault で指定しておくことができます。
ここをチェックすると、埋め込み可能なすべてのフォントをPDFに埋め込みます。 このとき、[フォント一覧] と [常に埋め込むフォント] は淡色表示されます。なお、オプション設定ファイルでは embed-all-fonts で指定しておくことができます。
通常、[埋め込み可能なすべてのフォントを埋め込む] を指定しても、欧文基本14フォントは埋め込まれませんが、これをチェックすることによって欧文基本14フォントも埋め込むことができます。
ある文字を表示しようとして、指定されているフォントにそのグリフがないときにエラーとして処理を打ち切るかどうかを指定します。 このチェックを外した状態でPDFを生成したとしても、グリフがない場合はPDF中では空白になったり□になったりします。 また、GUIの画面上で見えている場合でも、実際には指定されたフォントにグリフがない場合があります。なお、オプション設定ファイルでは error-on-missing-glyph で指定しておくことができます。
PDFにフォントを埋め込むとき、そのPDF中で使っているそのフォントの文字が、そのフォントの持っている全文字に対して、ここで指定したパーセンテージ以上のとき、そのフォントを(使っていない文字も含めて)すべて埋め込みます。そうでないときは、実際に使用している文字のみが埋め込まれます。なお、オプション設定ファイルでは embed-subset-font-percentage で指定しておくことができます。
出力するPDFが、PDF/XやPDF/Aのとき、このページの多くの項目は淡色表示されています。
PDF文書を開くパスワードを指定するときにチェックします。
PDF文書を開くためのパスワードを指定します。 ここでの設定内容は、オプション設定ファイル には書き出されません。
PDF文書の印刷や編集の制限に関する権限を変更するパスワードを指定するときにチェックします。 これがチェックされていないときは、すべての権限がPDF文書を開く者に与えられます。
PDF文書の印刷や編集の制限に関する権限を変更するためのパスワードを指定します。 ここでの設定内容は、オプション設定ファイル には書き出されません。
PDF文書の印刷を許可するかどうかを指定します。PDF1.3では以下から選択します。
PDF1.4以降では以下から選択します。
PDF文書の変更を許可するかどうかを指定します。PDF1.3では以下から選択します。
PDF1.4以降では以下から選択します。
PDF文書中のテキストや画像などのクリップボードへのコピーを許可するかどうか指定します。PDF1.3では、ダイアログ上の表現が多少変化します。 この指定は、PDF/UAのときは常に有効です。
PDF文書中のスクリーンリーダデバイスのテキストアクセスを許可するかどうか指定します。この指定は、PDF1.4以降のとき有効です。
パスワードによって暗号化するとき、メタデータも暗号化するかどうか指定します。 PDF1.5以降で、[文書を開くときにパスワードが必要] または [権限を変更するにパスワードが必要] がチェックされているときに有効です。
本項目はラスタイメージのみに適用されます。ラスタイメージのダウンサンプリング・圧縮方法を、カラー画像、グレイスケール画像、白黒画像それぞれに対して指定します。
ダウンサンプリングの方法を以下から選択します。
なし以外では、何dpiを超える画像を何dpiにダウンサンプリングするのかを指定します。なお、オプション設定ファイルではカラー画像は color-downsampling、グレイスケール画像は grayscale-downsampling、 白黒画像は monochrome-downsampling で指定しておくことができます。
カラー画像、グレイスケール画像では、圧縮方法を以下から選択します。
自動 (JPEG) の場合は、JPEG、ZLIB圧縮を行ってみてサイズの小さい方を採用します。 LZW維持の場合は、元画像がLZW圧縮されているときはLZW圧縮で、そうでない場合は 自動 (JPEG) と同じです。 このとき、JPEG 2000圧縮は考慮されません。
JPEG圧縮が可能なのは以下の場合です。条件を満たさない場合はZLIB圧縮となります。
JPEG 2000圧縮が可能なのは以下の場合です。条件を満たさない場合はJPEG圧縮となります。
自動 (JPEG 2000) または LZW維持 (JPEG 2000) は、それぞれ 自動 (JPEG) または LZW維持 (JPEG) と同じですが、JPEG 2000圧縮が可能なときは、JPEG 2000圧縮も考慮してサイズの小さい方を採用します。
白黒画像では、圧縮方法を以下から選択します。
これらの圧縮で、圧縮処理後のサイズが増大してしまうような場合は圧縮を行いません。
オプション設定ファイルではカラー画像は color-compression、グレイスケール画像は grayscale-compression、白黒画像は monochrome-compression で指定しておくことができます。
カラー画像、グレイスケール画像でのJPEG圧縮のときの画質を 1~100 の値で指定します。JPEG 2000圧縮のときは、この値を圧縮率に換算して使用します。
数値は、コマンドラインインターフェイスの -pjq などでの対応する値を示しています。なお、オプション設定ファイルではカラー画像は color-jpeg-quality、グレイスケール画像は grayscale-jpeg-quality で指定しておくことができます。
画像の処理で、PDFへそのまま埋め込める画像をそのまま埋め込む(パススルー)か、圧縮、JPEG画質の設定などの対象とするかどうかを指定します。パススルーとダウンサンプリングが同時に指定されているときは、ダウンサンプリングの指定が優先されます。オプション設定ファイルの pass-through、pass-through-default、pass-through-minimum で指定しておくことができます。
設定ファイルの pass-through、pass-through-default、pass-through-minimum いずれかの指定で all、none 以外のパススルーする画像の種類が指定されている場合、パススルーのチェックボックスがチェック、グレーチェック、チェックなしの3種類の選択状態になります。チェックを入れると all が設定されます。チェックを入れないと none が設定されます。グレーチェックを選ぶと設定ファイルで指定した all、none 以外の値が反映されます。その値は、パススルーの項目の右側に表示されます。
PDF中のテキストとラインアートを圧縮して、PDFのサイズを小さくするかどうかを指定します。なお、オプション設定ファイルでは text-and-lineart-compression で指定しておくことができます。
テキスト、ラインアート以外のオブジェクトを圧縮して、PDFのサイズを小さくするかどうかを指定します。出力するPDFのバージョンが1.5以降で、テキストラインアートの圧縮がオンのときのみ有効になります。なお、オプション設定ファイルでは object-compression で指定しておくことができます。
PDFに出力する実数の小数点以下の桁数を指定します。なお、オプション設定ファイルでは decimal-part-digits で指定しておくことができます。 V6.6
この圧縮ページでの設定をすべてデフォルトに戻します。採用される設定値は、オプション設定ファイルの color-compression-default grayscale-compression-default monochrome-compression-default などで指定しておくことができます。
この圧縮ページでの設定を高圧縮設定にします。PDFのサイズは小さくなりますが、画質は低下します。採用される設定値は、オプション設定ファイルの color-compression-minimum grayscale-compression-minimum monochrome-compression-minimum などで指定しておくことができます。
ローカルファイルで指定された外部へのリンクを、PDFのリンクプロパティにどのように変換するかを、以下から選択します。なお、オプション設定ファイルでは use-launch-for-local-file で指定しておくことができます。
RGB(DeviceRBG)またはCMYK(DeviceCMYK)のカラースペースを DeviceGray または DeviceCMYK に変換する方法を指定します。
何もしません。
RGBの黒を DeviceGray で出力します。
RGBのグレイ調(モノトーン)を DeviceGray で出力します。
すべてのRGBまたはCMYKをDeviceGrayに変換して出力します。この変換は gray = 0.3×red + 0.59×green + 0.11×blue で行われます (0.0 ≤ red,green,blue ≤ 1.0)。CMYKのときは、CMYKをRGBに変換してからグレイに変換します。
すべてのRGBをCMYKに変換して出力します。CMYK のときは何もしません。
オプション設定ファイルでは color-conversion で指定しておくことができます。 独自描画エンジンを使って描かれる SVG、CGM、MathML、EMF、WMF については、同様に変換処理されます。それ以外の画像については次のように処理されます。
出力するPDFがPDF/X-1aのときは、[すべてデバイスグレイ] または [すべてCMYK] とみなされます。そのとき、このコンボボックスは淡色表示されています。 PDF/X での RGB の扱いは、PDF/X を参照してください。
PDFへ出力する透明を非透明に変換するかどうかを指定します。なお、オプション設定ファイルでは transparency で指定しておくことができます。
元画像に含まれるICCプロファイルをPDFへも出力するかどうかを指定します。なお、オプション設定ファイルでは image-color-profile で指定しておくことができます。
出力するPDFがPDF/X-1aのときは、この指定は無視され常に出力されません。
PDFを Adobe Acrobat または Reader で表示させたとき、複数の fo:page-sequence があるFOなどでは、ウィンドウ下部にあるページ番号の表示が 1(1/9) のようになることがあります。これはページラベルという機能です。 このチェックをオフにすると、ページラベルを表示せず、通しのページ番号だけにすることができます。なお、オプション設定ファイルでは page-labels で指定しておくことができます。
埋め込まれるPDFについて指定します。
埋め込まれるPDFにある埋め込み可能な注釈をすべてインポートします。埋め込む注釈を個別に指定する場合は、以下から選択します。Other は選択にない種類の注釈を埋め込む場合に指定します。
オプション設定ファイルでは import-annotation-types で指定しておくことができます。 埋め込みについての詳細は、PDFの埋め込み を参照してください。
SVGオプション設定ページ では、オプション設定ファイル に設定されているSVGに関する項目の調整を行います。 ここで変更した内容は、[OK] ボタンにより、アプリケーションデータディレクトリの AHFSettings.xml (Windows x64版ではAHFSettings(x64).xml)に書き出されます。
出力するSVGのバージョンを以下から選択します。
SVGに画像を埋め込むかリンクするかを指定します。
GZIP圧縮したsvgzを出力します。拡張子は .svgz となります。
複数ページを出力するとき、それらをひとつのSVGとして出力するか、1ページごとに別々のSVGとして出力するかを指定します。 複数のSVGを出力するとき、出力ファイル名の拡張子の前にページ番号が振られます。例えば、指定されたファイル名が document.svg なら、document1.svg、document2.svg、…となります。この番号の書式は、オプション設定ファイルなどで設定することができます。
単一ファイル出力が指定されていないとき、SVGが1ページしかないときでもファイル名に番号付けを行うかを指定します。
現在組版の対象となっているドキュメントやスタイルシートを、ここで指定されているエディタを使って編集することができます。 空のときは、Windows で関連付けられているアプリケーションを使用します。そのとき、[編集] に関連付けられているものがあればそれを、なければ [開く] に関連付けられているものを使用します。 この設定は、[編集]-[ドキュメントの編集] や [編集]-[スタイルシートの編集] で利用されます。
起動時のGUIのウィンドウの位置を指定します。 固定位置を選んで [現在位置] ボタンを押すと、そのときの情報が入力されます。
見開きページ表示のとき、その間を空けるか空けないかを指定します。
組版結果がどのようにエリア分割されているのかを確認することができます。このボーダーは、PDF出力や印刷などには影響しません。 メニューの [ボーダー表示] と同じです。 MathML 中では、各要素に対してボーダーが表示されます。
カラーピッカーダイアログ が表示され、ボーダー色を変更することができます。
エリアのボーダー表示に加えて、テキストのベースラインも表示するかどうか指定します。このボーダーは、PDF出力や印刷などには影響しません。
MathML 中では、ベースラインまたはセンターラインが表示されます。
ベースラインの色を指定します。指定しない場合は、文字色から計算された色となります。
カラーピッカーダイアログ が表示され、ベースライン色を変更することができます。
PDF出力ダイアログ などでのファイル名の基準となるディレクトリに対して、前回の位置を憶えておくかどうか指定します。 チェックしていないときは、組版した文書と同じディレクトリが仮定されます。
ログウィンドウへの出力内容を、アプリケーションデータディレクトリに AHFormatter.log という名前で出力します。 AHFormatter.exe 起動時に、このファイルの内容は消去されます。
画面上の文字列や画像などのエリア上にマウスを持っていったときに、そのエリアに関する情報をツールチップとして表示するかどうかを指定します。ツールチップは、マウスを動かしたり、指定された表示時間に達すると自動的に消えます。
GUIでは表示できるページ数に限界を設けています。たくさんのページを表示するには、たくさんのメモリ資源が必要です。作業上ストレスのない適切な値を設定してください。 制限事項を参照してください。なお、コマンドラインインターフェイスなど、他のインターフェイスではこのような制限はありません。
GUI 上に表示される単位を以下から選択します。定規の表示は、表示メニューから行います。
印刷または画面上でアンチエイリアス処理を行うかどうかを指定します。以下のそれぞれに対して指定することができます。
GUI で使用する表示上の言語を選択します。変更は、次回の起動時に反映されます。
注意: | Windows が表示する [キャンセル] ボタンや、標準のダイアログなどには影響しません。 |
---|
PDF出力ダイアログなどの出力ファイル名のデフォルトの形式を指定します。
拡張子を除く入力ファイル名に目的の拡張子を付けたものにします。 例えば、入力ファイル名が foo.fo ならば、foo.pdf のようになります。
拡張子を含む入力ファイル名に目的の拡張子を付けたものにします。 例えば、入力ファイル名が foo.fo ならば、foo.fo.pdf のようになります。
スタイルシートがある場合は、入力ファイル名とスタイルシート名を連結したものに目的の拡張子を付けたものにします。 スタイルシートがない場合は +拡張子 と同じです。 例えば、入力ファイル名が foo.xml で、スタイルシートが bar.xsl ならば、foo.xml+bar.xsl.pdf のようになります。
オプション設定ファイルを読み込み、現在の設定とします。 主要な設定内容は、オプション設定ダイアログ で確認することができます。 起動時に、アプリケーションデータディレクトリに AHFSettings.xml(Windows x64版ではAHFSettings(x64).xml)というファイルが存在していれば、それをオプション設定ファイルとして自動的に読み込みます。アプリケーションデータディレクトリは、環境変数APPDATAで示され、[APPDATA]\AntennaHouse\AHFormatter\6.6\ です。
現在の設定を、オプション設定ファイルに書き出します。 主要な設定内容は、オプション設定ダイアログ で確認することができます。
AH Formatter V6.6 のバージョン情報と、ライセンス情報を表示します。評価版のときは、その旨表示され、利用期限もそこで確認することができます。
GUIプログラム AHFormatter.exe は、パラメータを付けて起動することができます。
パラメータ | 既定値 | 機能 |
---|---|---|
-s | すでに AH Formatter V6.6 が起動されていたら、起動済みの AH Formatter V6.6 で組版をします。このパラメータが指定されていないときは、別の AH Formatter V6.6 が起動されます。 | |
-d ドキュメント | 組版対象のXML/FO/HTMLドキュメントの URIを指定します。 GUI画面が表示されます。 | |
-t スタイルシート | 組版で使用するXSL/CSSスタイルシートのURIを指定します。-d、-p、-pt のいずれかのパラメータが指定されていないときは無効です。 | |
-i オプション設定ファイル | AH Formatter V6.6 のオプションを記述したXML形式のオプション設定ファイルのパスを指定します。 このパラメータはいくつでも指定することができます。後から指定された設定内容は、前の内容を上書きします。デフォルトの AHFSettings.xml は常にこのパラメータよりも前に読み込まれます。 V6.6 | |
-p ドキュメント | GUI画面を表示せず、印刷ダイアログ を表示してドキュメントを印刷します。-s パラメータは無効です。 | |
-pt ドキュメント プリンタ名 | GUI画面を表示せず、印刷ダイアログ も表示しないでドキュメントを印刷します。プリンタ名が省略された場合は、通常使うプリンタが採用されます。-s パラメータは無効です。 | |
-pts ドキュメント プリンタ名 | -pt と同じですが、印刷中の中止ダイアログボックスも表示しません。プリンタ名が省略された場合は、通常使うプリンタが採用されます。-s パラメータは無効です。 | |
-ps プリンタ設定ファイル | プリンタ設定ファイルのパス名を指定します。このファイルの作成方法は「プリンタ設定ファイルの作成方法」を参照してください。-d でドキュメントが指定されたときは、印刷ダイアログ を表示してXMLドキュメントを印刷してください。 | |
-c 印刷部数 | 1 | -pt または -pts パラメータが指定されたときのみ有効で、印刷する部数を指定します。省略された場合は 1とみなされます。 |
-pdf ドキュメント PDFファイル | GUI画面を表示せず、PDF出力ダイアログ を表示してドキュメントをPDF出力します。PDFファイルは省略できます。 -s パラメータは無効です。 | |
-pdft ドキュメント PDFファイル | GUI画面を表示せず、PDF出力ダイアログ も表示しないでドキュメントを指定されたファイルへPDF出力します。 -s パラメータは無効です。 | |
-pdfts ドキュメント PDFファイル | -pdft と同じですが、出力中の中止ダイアログボックスも表示しません。 -s パラメータは無効です。 | |
-param 名前=値 | xsl:param のパラメータ名と値を指定します。 値が空白を含む場合は、 "名前=値" と指定してください。 -param は複数指定できます。 |
GUIでの組版には、他のインターフェイスを用いた組版と違い、いくつかの制限事項があります。
組版できるページ数に上限があります。 これは、その他設定ダイアログ の その他ページ で変更が可能です。 他のインターフェイスでは、組版済みの情報を積極的に破棄しながら組版するため、大規模な組版が可能となっています。しかし、GUIの場合、前のページの情報を捨てたのではそのページを画面に表示させることができなくなってしまいます。そのため、ページ数に限界を設け、ストレスなく操作ができるようにしています。 PDF出力や印刷などは、この制限とは無関係にすべてのページを対象に行われます。
画面上へのEMFやWMFの描画は、Windowsの機能そのものを用いて行われます。 GUIやコマンドラインインターフェイスから、Distillerを含むWindowsプリンタドライバを利用した直接印刷の場合も、同様です。 そのため、画面への描画とPDF出力が一致しない場合があります。
GUIの描画はグリフ、スムージングなど表示上の設定、オプション設定ファイルによる出力時の指定などにより、画面への描画と出力が一致しない場合があります。
画面上へ文字が表示されている場合でも、PDF出力でそのフォントが欠落することがあります。これは、Windowsがフォントの代替処理をしてしまうためです。FOやCSS中へ、正しい font-family の指定をしてください。