C/C++インターフェイス

C/C++インターフェイスを利用することにより、C/C++プログラムへ Antenna House Formatter V7.4 を組み込むことが可能です。

ヘッダファイル

以下のヘッダファイルが [Install directory]/​include に含まれています。

ヘッダファイル内容場所
xfoifc.hC++ 用ヘッダ[Install directory]/​include
xfoifc_c.hC 用ヘッダ

ライブラリファイル

以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/​lib に含まれています。

ライブラリファイル内容場所
Windows用 C/C++インターフェイス[Install directory]
libXfoInterface.soLinux 用 C/C++インターフェイス[Install directory]/​lib
libXfoInterface.dylibMacintosh用 C/C++インターフェイス[Install directory]/​lib

Windows版では、以下のリンク用ライブラリファイルが [Install directory]/​lib に含まれています。

ライブラリファイル内容場所
XfoInterface.libDLLリンク用ライブラリ[Install directory]/​lib

コンパイラについて

Windows

Antenna House Formatter V7.4 Windows版は、Microsoft Visual C++ 2015 でビルドされています。GUIを除き、MFCは使われていません。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。

Linux

Antenna House Formatter V7.4 Linux版(64ビット版)は、GCC 4.8 でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 4.8 以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。Amazon Linux 2 Graviton2版は、GCC 7.3 でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 7.3 以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。GCC についての詳細な情報は GCC, the GNU Compiler Collection を参照してください。

Macintosh

Antenna House Formatter V7.4 Macintosh版(64ビット版)は、Xcode9.0 Apple LLVM version 9.0(clang-900.0.37)でビルドされています。Macintosh M1版は、Xcode12.4 LLVM 10.0.0 Apple clang version 12.0.0(clang-1200.0.32.29)でビルドされています。

サンプルプログラムのビルド

簡単なサンプルプログラムが、弊社ウェブサイトからダウンロードできます。

Windows

Windows環境において、Visual C++のコマンドラインでサンプルをビルドするには、コンソールで次のようにコンパイラを実行します。

以下の例のカレントディレクトリはサンプルを解凍したcppディレクトリのあるディレクトリとします。

> cd cpp
> cl -EHsc -I [Install directory]\include sample.cpp [Install directory]\lib\XfoInterface.lib /MT

Windowsでのビルドでは、[スタート]-[Microsoft Visual Studio 2015]-[Visual Studio Tools] にある、コマンドプロンプトを使用してください。

このプログラムを実行するには、環境変数 PATH に [Install directory] を追加しておく必要があります。その後、次のように実行することかできます。

> sample sample.fo sample.pdf

Linux

Linux環境においてGCCを使用する場合のコマンドラインを以下に示します。

以下の例のカレントディレクトリはサンプルを解凍したcppディレクトリのあるディレクトリとします。

$ cd cpp
$ LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
$ export LD_LIBRARY_PATH
$ g++ sample.cpp -I[Install directory]/include -L[Install directory]/lib -lXfoInterface -o Samplecppcmd -lstdc++ -lpthread

ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。

前項で言及したように、GCCのバージョンは非常に重要です。お使いのGCCのバージョンを --version コマンドラインオプションを使ってチェックしてください。

$ g++ --version
g++ (GCC) 4.8.0
Copyright (C) 2013 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions. There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.

Macintosh

Macintosh環境において、サンプルをビルドするには、ターミナルで次のようにコンパイラを実行します。

以下の例のカレントディレクトリはサンプルを解凍したcppディレクトリのあるディレクトリとします。

$ cd cpp
$ g++ sample.cpp -I[Install directory]/include -L[Install directory]lib -lXfoInterface -Wl,-rpath,@executable_path[Install directory]/lib -o Samplecppcmd

ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。

API仕様

API仕様は、Doxygenによるドキュメントを参照してください。