C/C++インターフェイス
C/C++インターフェイスを利用することにより、C/C++プログラムへ Antenna House Formatter V7.5 を組み込むことが可能です。
ヘッダファイル
以下のヘッダファイルが [Install directory]/include に含まれています。
| ヘッダファイル | 内容 | 場所 |
|---|---|---|
| xfoifc.h | C++ 用ヘッダ | [Install directory]/include |
| xfoifc_c.h | C 用ヘッダ |
ライブラリファイル
以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/lib に含まれています。
| ライブラリファイル | 内容 | 場所 |
|---|---|---|
| Windows用 C/C++インターフェイス | [Install directory] | |
| libXfoInterface.so | Linux 用 C/C++インターフェイス | [Install directory]/lib |
| libXfoInterface.dylib | Macintosh用 C/C++インターフェイス | [Install directory]/lib |
Windows版では、以下のリンク用ライブラリファイルが [Install directory]/lib に含まれています。
| ライブラリファイル | 内容 | 場所 |
|---|---|---|
| XfoInterface.lib | DLLリンク用ライブラリ | [Install directory]/lib |
コンパイラについて
Windows
Antenna House Formatter V7.5 Windows版は、Microsoft Visual C++ 2022 でビルドされています。GUIを除き、MFCは使われていません。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。
Linux
Antenna House Formatter V7.5 Linux版(64ビット版)は、GCC 13.3 でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 13.3 以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。Amazon Linux 2023 Graviton2版は、GCC 14.2 でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 14.2 以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。GCC についての詳細な情報は GCC, the GNU Compiler Collection を参照してください。
Macintosh
Antenna House Formatter V7.5 Macintosh版(64ビット版)は、Xcode10.1 Apple LLVM version 10.0.0(clang-1000.11.45.5)でビルドされています。Macintosh M1版は、Xcode12.4 LLVM 10.0.0 Apple clang version 12.0.0(clang-1200.0.32.29)でビルドされています。
サンプルプログラムのビルド
簡単なサンプルプログラムが、弊社ウェブサイトからダウンロードできます。
Windows
Windows環境において、Visual C++のコマンドラインでサンプルをビルドするには、コンソールで次のようにコンパイラを実行します。
以下の例のカレントディレクトリはサンプルを解凍したcppディレクトリのあるディレクトリとします。
> cd cpp
> cl -EHsc -I [Install directory]\include sample.cpp [Install directory]\lib\XfoInterface.lib /MTWindowsでのビルドでは、[スタート]-[Microsoft Visual Studio 2022]-[Visual Studio Tools] にある、コマンドプロンプトを使用してください。
このプログラムを実行するには、環境変数 PATH に [Install directory] を追加しておく必要があります。その後、次のように実行することかできます。
> sample sample.fo sample.pdf
Linux
Linux環境においてGCCを使用する場合のコマンドラインを以下に示します。
以下の例のカレントディレクトリはサンプルを解凍したcppディレクトリのあるディレクトリとします。
$ cd cpp
$ LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
$ export LD_LIBRARY_PATH
$ g++ sample.cpp -I[Install directory]/include -L[Install directory]/lib -lXfoInterface -o Samplecppcmd -lstdc++ -lpthreadビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。
前項で言及したように、GCCのバージョンは非常に重要です。お使いのGCCのバージョンを --version コマンドラインオプションを使ってチェックしてください。
$ g++ --version
g++ (GCC) 13.3.1
Copyright (C) 2023 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions. There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.Macintosh
Macintosh環境において、サンプルをビルドするには、ターミナルで次のようにコンパイラを実行します。
以下の例のカレントディレクトリはサンプルを解凍したcppディレクトリのあるディレクトリとします。
$ cd cpp
$ g++ sample.cpp -I[Install directory]/include -L[Install directory]lib -lXfoInterface -Wl,-rpath,@executable_path[Install directory]/lib -o Samplecppcmdビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。
API仕様
API仕様は、Doxygenによるドキュメントを参照してください。
