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高校生用の大学情報誌面の組版(株式会社ベネッセコーポレーション様)

概要

項目 内容
ユーザ名 株式会社ベネッセコーポレーション
製品の種類 XSL Formatter V3(Windows版)
ライセンスタイプ クライアントライセンス
稼動開始時期 2006年 2月
開発会社 自社開発

ベネッセコーポレーションでは大学進学を目指す高校生のために,大学の諸情報を掲載した冊子を発行しています。この冊子の制作においては,従来のDTP組版では効率が悪く,かねてからフローの見直しが望まれていましたが,有効な打ち手がない状況でした。今回,制作フローをXMLインスタンス+XSLFormatterに変更し,効率化・コスト削減を図ると共に,校了したXMLインスタンスを社内に残すようにしました。

この誌面の構成要素

この誌面では,大学ごとに以下のような情報が掲載されています。

  1. 大学名
  2. 問い合わせ先…所在地・電話番号・公共交通機関でのアクセス方法
  3. キャンパスデータ…男女別学生数・教員数/学生数比・地元から進学した学生の割合
  4. 学科ラインナップ…学部学科構成
  5. 大学の特色
  6. ゼミレポvoice…在学生の声
  7. キャンパスの写真(任意)

これらを収めた大学毎の記事が,整然と並んでいます。自ずと,学部学科の多さなどの大学の規模と誌面に占める割合(高さ)とは比例することになります。

従来の制作フロー

Adobe Illustratorで誌面を作成していました。
編集担当者が前年度の誌面に朱入れをして,組版会社がその朱入れを前年度のデータに反映させ,該当年度のデータを作成していました。大学の新設や統廃合が生じると,変更があった部分以降の全大学をずらす必要がありました。また,ある大学について学部学科改組などで原稿量の増減があった場合も,その大学の高さが変わるため,同様にずらす必要がありました。さらに,もともと高さは大学によって異なることがあるため,ずらした結果改ページがきれいにできなくなり,大学の順序を入れ替えて改ページを調整したりもしていました。また,これらの変更は随時,大学や文部科学省のスケジュールで行われるため,制作途中にやむを得ずたびたび修正することもありました。
このように,従来の制作方法は非常に非効率的でした。また,いつまでもIllustratorのネイティブデータから離れることができずにいました。

改善後の制作フロー

2006年度冊子から,上述のようにコンテンツをIllustratorのネイティブデータから,XMLインスタンスに切り替えました。
「この誌面の構成要素」に挙げた「大学名」~「学科ラインナップ」と,「大学の特色」「ゼミレポvoice」とで制作方法を変えました。

「大学名」~「学科ラインナップ」
客観的情報なので,原則的に前年度誌面への朱入れを反映します。
Illustratorで開いた前年度データのテキストを,XMLタグエディタにコピー&ペーストし,XMLインスタンスに朱入れを反映させました。この業務は『入試問題』の業務を委託した大連の企業で行いました。

「大学の特色」~「ゼミレポvoice」
主観的情報であり,2006年度は全原稿新規作成となりました。
これらの文書構造は比較的単純です。そのため,DBソフトFileMaker入力フォームを作成し,執筆者にランタイム版を配布しました。脱稿したデータを集約し,XML形式でエクスポートしました。
上記2種類のファイルをマージし,一つのXMLインスタンスとしました。
XMLインスタンスにした後は,ずらすしたり,大学順を入れ替えたりする作業の負荷がほとんどなくなりました。

univ_catalog

誌面サンプル

効果

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