1–1 おもなPDF出力機能

◇ Web表示用に最適化


Web表示用に最適化されたPDFファイルを出力します。Web表示用に最適化したPDFファイルをインターネット上で表示させた場合、ページ単位でダウンロードが行われるため、ページ単位に表示が行われます。(ただしサーバー側において、ページ単位にダウンロードを行うような機能が必要です)

Web表示用に最適化されていないPDFファイルの場合、すべてのデータが閲覧端末にダウンロードされるまで表示は行われません。

参照:印刷設定詳細「一般」


◇ 出力ファイル名の連番付け *V7.5 NEW


出力先にすでに同名のファイル名を持つPDFファイルが存在する場合に、上書き保存を行わず、ファイル名の末尾に連番を付与して別ファイルとして保存するオプションです。

参照:印刷設定詳細「一般」


◇ PDFバージョンの指定


出力するPDFファイルのPDFバージョンを「1.3」~「1.7」の間で指定可能です。

参照:印刷設定詳細「PDFバージョン」


◇ PDF/A-1b


PDF/A-1はISO 19005-1で規定されており、電子文書の長期保存を目的とした仕様です。PDF Driverでは、PDF/A-1b形式のPDF出力が可能です。

*ライセンスの種類によりオプション機能となります。

参照:印刷設定詳細「PDFバージョン」

参照:PDFの規格


◇ PDF/A-2b *V7.5 NEW


PDF/A-2はISO 19005-2で規定されており、電子文書の長期保存を目的とした仕様です。PDF Driverでは、PDF/A-2b形式のPDF出力が可能です。

*ライセンスの種類によりオプション機能となります。

参照:印刷設定詳細「PDFバージョン」

参照:PDFの規格


◇ PDF/X-1a、PDF/X-3、PDF/X-4* *V7.5 NEW


PDF/XはISO 15930で規定されており、印刷用のデータ交換を目的とした規格です。

PDF Driverでは、PDF/X-1a:2001、PDF/X-1a:2003、PDF/X-3:2002、PDF/X-3:2003、PDF/X-4:2008の各形式のPDF出力が可能です。

*ライセンスの種類によりオプション機能となります。

参照:印刷設定詳細「PDFバージョン」

参照:PDFの規格


◇ 黒をK=100%に置き換え *V7.5 NEW


PDF/A、PDF/Xで出力時にCMYKで色変換を行う場合、黒を「K=100%」に置き換えてPDF出力を行います。「K=100%」に置き換える場合にこれが適用されるのは、テキストと図形(パス)です。画像には適用されません。

*ライセンスの種類によりオプション機能となります。

参照:印刷設定詳細「色」


◇ グレースケール、モノクロ変換 *V7.5 NEW


これらのオプションが指定されたとき、カラーの画像やテキストをグレースケールまたはモノクロに変換しPDF出力を行います。

参照:印刷設定詳細「色」


◇ 画像圧縮


画像データに対しダウンサンプリングや圧縮方法の選択、JPEG / JPEG2000圧縮時の画質設定を行うことにより、出力されるPDFファイルサイズを抑えることができます。

参照:印刷設定詳細「圧縮」


◇ フォントの埋め込み


フォントを埋め込んだPDFを作成します。

参照:印刷設定詳細「フォント」


◇ PDFセキュリティ


印刷や文書の編集を制限するセキュリティ付きPDFを作成します。出力対応している暗号化レベルは、40bit RC4、128bit RC4、128bit AES、256bit AESの4種類です。暗号化レベルは、「PDFバージョン」で選択されたPDFのバージョンにより自動的に決定されます。

参照:印刷設定詳細「セキュリティ」


◇ 画像・テキスト透かし


任意の画像ファイルやPDFファイル、あるいは文字列を透かしとして挿入したPDFファイルの出力が可能です。

参照:印刷設定詳細「透かし」


◇ 開き方設定


PDFファイルを表示させたときの最初の状態となるページレイアウトや表示倍率、表示ページ番号などを設定することができます。

参照:印刷設定詳細「開き方」


◇ 文書情報


PDFファイルの「文書のプロパティ」である「タイトル」、「作成者」、「サブタイトル」、「キーワード」を設定することができます。

参照:印刷設定詳細「情報」


◇ 設定ファイル名の埋め込み *V7.5 NEW


PDF出力に使用した印刷設定の設定ファイル名を文書情報内に独自のキーで埋め込みます。

参照:印刷設定詳細「情報」