5–2 PDFバージョン

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図5.2 印刷設定詳細画面 - PDFバージョン


[PDFのバージョン]
出力するPDFのバージョンまたは規格の種類を選択します。選択肢は次の通りです。

 PDF1.3

 PDF1.4

 PDF1.5

 PDF1.6

 PDF1.7

 PDF/A-1b

 PDF/A-2b

 PDF/X-1a:2001

 PDF/X-1a:2003

 PDF/X-3:2002

 PDF/X-3:2003

 PDF/X-4:2008



[PDF/A,PDF/Xでエラーがあった場合処理を打ち切る]
この設定にチェックが付いている場合、フォントが埋め込めないなどそれぞれの規格の仕様に準拠しない出力である場合に出力処理を中止します。


[出力インテントのプロファイル *2]
「PDFのバージョン」がPDF/A-1b、PPDF/A-2b、DF/X-1a、PDF/X-3、PDF/X-4の場合に設定が必須です。選択肢には、

 {システムフォルダ}\spool\drivers\color

に存在するICCファイルの中からそれぞれの規格がサポートするファイル名が列挙されます。ただし、「Description」の記述を持たないプロファイル名は列挙されません。

・PDF/A-1b,PDF/A-2b : カラースペースが「RGB」「CMYK」のもの。

・PDF/X-1a : カラースペースが「CMYK」のもの。

・PDF/X-3,PDF/X-4 : カラースペースが「RGB」「CMYK」のもの。「RGB」の場合はProfile/Device Classが「prtr」のもの。


[仕上がりサイズ]
「PDFのバージョン」にPDF/X-1a、PDF/X-3、PDF/X-4を指定した場合に設定が必要です。

「用紙サイズからのオフセットで指定」では、左、右、上、下のページの端からページの中に向かって正の値で指定します。

仕上がりサイズは、裁ち落としサイズより小さくなければなりません。


[裁ち落としサイズ]
「PDFのバージョン」にPDF/X-1a、PDF/X-3、PDF/X-4を指定した場合に設定が必要です。

「用紙サイズからのオフセットで指定」では、左、右、上、下のページの端からページの中に向かって正の値で指定します。

裁ち落としサイズは仕上がりサイズより大きくなければなりません。


*2 「出力インテントのプロファイル」コンボボックスのプロファイル名の表示について

プロファイル名の先頭に、そのプロファイルのカラースペースがRGBであるかCMYKであるかをアイコンで表示します。


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図5.3 RGBの場合


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図5.4 CMYKの場合