PDFには「しおり」!

アウトライナー2

「しおり」と「目次」の作成ツール

最終更新日: 2009年10月27日

アウトライナー2 新機能紹介

アウトライナー2の主な新機能

「アウトライナー」では複数のPDFファイルを同時に開き、タブ表示採用によりすばやく切り替え表示ができましたが、「アウトライナー2」では、外部PDFファイルのサムネイルを表示することができるようになりました。このサムネイルを現在編集中のPDFのサムネイルペインへドラッグアンドドロップすることで、外部PDFファイルのページを取り込むことができます。
また、外部PDFのページを取り込む際にそのページをリンク先にしているしおりを外部PDFファイルから取り込むことが可能です。

外部PDFページのサムネイル表示
「アウトライナー」はPDFの内部を解析してしおりと目次に該当する見出し項目を自動抽出します。
「アウトライナー2」ではこの解析精度の向上と共に、既存の目次のページを指定することで、目次のレイアウトからしおり項目とページ番号を解析し、しおり項目を自動抽出する機能を搭載しました。

「アウトライナー」ではしおり情報をCVSファイルに書き出したり、取り込むことができます。
「アウトライナー2」ではさらにXML形式のしおり情報の書き出し/読み込みに対応しました。
XMLはエンコーディングにUTF-8を採用。英語・日本語以外の言語のしおりの編集/作成が可能です。
「アウトライナー2」では手動によるしおり作成機能も強化されています。しおりのフォント属性(ボールド体や色など)をしおりペインで再現できるようになり、しおり項目名も直接修正することができます。

しおりの表示と属性
「アウトライナー2」はWindows Vistaに対応しています。PDFのバージョンも最新のPDF1.7が扱えます。*1
*1: PDF1.7のパッケージ形式出力には対応しません。読み込みもメインのPDFファイルのみになります。

GUIによる対話形式とは別に、コマンドラインでPDFにしおりを作成する機能が付きました。
しおりの自動生成と、しおり情報ファイルによるPDFへのしおり設定ができます。バッチ処理やサイズの大きいPDFなどへより高速な処理が可能になります。
  • [しおりの挿入]: 編集対象のPDF ファイルとしおり情報ファイルを指定して、しおりを挿入したPDF ファイルを出力します。
  • [しおりの自動生成としおり情報ファイルの出力]: 指定されたPDF ファイルを解析して、しおり項目の自動抽出を行います。結果はしおり情報ファイルとして保存されます。自動生成の設定ファイルを指定することができます。自動生成時の設定ファイルを既存のしおりを残すように工夫することで、PDFにもとから設定されているしおりの情報を保存することもできます。