7. 設定ファイル appsettings.ini について

設定ファイル appsettings.ini は、『連携補完機能』の動作上の設定が記述されたINI形式のファイルです。サーバー・アプリケーション、管理ツールで共用され、必要時に読込・更新します。
Windows版ではインストーラでも設定情報の読込や更新のために共用されます。

サーバー・アプリケーション動作中に設定ファイルの内容をエディタなどで修正した場合、そのままではその修正は反映されません。一旦サーバー・アプリケーションを再起動させてください。

設定ファイルで使用される引数と値は次の通りです。

引数

既定値

説明

protocol

http

サーバーとの接続プロトコルを“http”または“https”で指定します。

http_address

http://localhost:5002

protocolの指定が“http”の時のアドレスとポートを指定します。

https_address

https://localhost:5003

protocolの指定が“https”の時のアドレスとポートを指定します。

certfile

https接続で使用するpfx形式のサーバー証明書のパスを指定します。
(protocolでhttpsの時は、certfileで証明書の指定が必須です。)

certpasswd

サーバー証明書のパスワードを指定します。
(certfileの指定時には certpasswdで証明書のパスワード指定が必須です。)

server

localhost

MariaDBのサーバーアドレスを指定します。

port

3306

MariaDBの接続ポートを指定します。

database

almserver

構築した『電子取引Save』のデータベースのテーブル名を指定します。

uid

almadmin

データベースの接続IDを指定します。

password

almpassword

データベースの接続パスワードを指定します。

docs

Windows:
C:\AlmServer\docs

書類ファイルを格納するベースフォルダを指定します。
サーバー・アプリケーションの実行ユーザーが読み書き可能なフォルダか、フォルダへ読み書き権限を設定してください。

Linux:
/usr/AlmServer/docs

logs

Windows:
C:\AlmServer\logs

ログファイルの出力先フォルダを指定します。

Linux:
/usr/AlmServer/logs

license

Windows:
C:\AlmServer\license

ライセンスファイルのパスを指定します。

Linux:
/usr/AlmServer/license

attempts

5

サーバーへの認証が指定した回数以上失敗した場合に対象IDの認証をロックします。
0 を指定では認証ロックを無効にします。

locktime

30

attempts の指定で認証がロックされてから解除されるまでの時間(分)を指定します。
0 を指定では無期限で認証をロックします。

keyfile

サーバーとクライアント間を鍵認証で接続する時に使用するサーバーキーのパスを指定します。

action

60

「Peppol アクセスポイント」と、『電子取引Save』に接続するタイマー割り込みの時間(分)を設定します。

ebe_keyfile

『電子取引Save』で発行した、クライアント認証用の鍵のパスを設定します。

ご注意:この他にインストーラや設定により作成される引数が存在します。一覧に記載のない引数の削除・値の変更を行わないようにしてください。