見積書、注文書、納品書、検収書、請求書、領収書など一連の取引の証憑書類を一括で電子化して複数ページの1つの電子化ファイルにしてスキャナ保存することは可能でしょうか?
スキャナ保存の検索要件を確保するには書類種別で検索することが必須です。よって、一度に複数種類の書類をスキャンして1つの電子化ファイルにすることは認められません。
ScanSave-V2の電子化ファイルの解像度や階調を自動的にチェックすることのみで、国税要件の確保は可能でしょうか?
国税庁のQAには「日々の入力作業前にテストを行うことが望まれます」(問64)と書かれているように、システムでの自動チェックは補助的なものと考えて、スキャン作業する前にスキャナ機器の設定が正しいかの点検を必ず行ってください。
国税関係書類の法定保存年限は何年ですか。
原則は7年間です。
書類についてはその作成又は受領の日の属する事業年度終了の日の翌日から二月を経過した日から、起算します。
ただし、平成29年4月1日以後に開始する欠損金額の生ずる事業年度においては、帳簿書類の保存期間が10年間に延長されています。
電子帳簿保存法「スキャナ保存」制度とはなんですか。
民間企業が国税関係書類をスキャナにより電子化する場合、所轄税務署長等の承認を受けて、電子化書類の保存をもって承認を受けた紙の国税関係書類の保存に代えることができる制度です。
コンサルティングを受けなくても「スキャナ保存」は申請可能ですか。
可能です。
ただし、法令要件などを確認して、スキャナ保存の要件を確保したシステムを導入するとともに、各種規程を定めて、日常のスキャナ保存事務処理の運用をし、定期的な検査等内部統制が求められます。
弊社の『導入支援コンサルティング』は、これらのご相談にも対応し、スムーズに申請・導入・運用ができるようサポートいたします。
税務署への申請書はどうすればよいですか。
スキャナ保存で利用可能なスキャナを教えてください。
次の要件を確保したスキャナをご利用下さい。
(1) 解像度が200dpi以上
(2) 赤色、緑色及び青色の階調がそれぞれ256階調以上
(3) 国税一般書類の場合はグレースケール
『ScanSave-V2』の概要を教えてください。
『ScanSave-V2』は電子帳簿保存法4条3項「スキャナ保存」制度に対応した、Windows用デスクトップアプリケーションです。
国税一般書類に加えて重要書類も対象としてスキャナ保存が可能です。
本製品をお買い求めの場合は、購入元からコンサルティングを受けるか、お客様自ら法令要件確保などをお取り組みください。
『ScanSave-Lite-V2』の概要を教えてください。
『ScanSave-Lite-V2』は国税一般書類で認められる「適時入力」要件確保用のWindows用デスクトップアプリケーションです。*国税一般書類は「適正事務処理要件」は不要です。
本製品をお買い求めの場合は、購入元からコンサルティングを受けるか、お客様自ら法令要件確保などをお取り組みください。
『適時入力導入支援コンサルティング』の概要を教えてください。
『適時入力導入支援コンサルティング』には次のものが含まれています。
- 対象証憑は2種類まで
- タイムスタンプ2千個/月 (製品ご購入後1年間分)
- 1.東日本橋本社で開催の個別説明会(2時間)付き
- 2.導入支援(1回)
- 保守サポート(製品ご購入後1年間分)
(東京駅起点の100km範囲を超える場合は、 交通費等は別途相談)
Skypeを利用した個別説明会の開催が可能です。別途ご相談ください。
『業務サイクル入力導入支援コンサルティング』の概要を教えてください。
『業務サイクル入力導入支援コンサルティング』には次のものが含まれています。
- 対象証憑は2種類まで
- タイムスタンプ2千個/月 (製品ご購入後1年間分)
- 1.東日本橋本社で開催の個別説明会(2時間)付き
- 2.適正事務処理要件対応コンサルティング(2回)
(国税一般書類で認められる適時入力も可能)
- 3.導入運用指導(1回)
- 4.本番立ち合い(1回)
- 保守サポート(製品ご購入後1年間分)
(東京駅起点の100km範囲を超える場合は、 交通費等は別途相談)
Skypeを利用した個別説明会の開催が可能です。別途ご相談ください。
導入支援コンサルティングのタイムスタンプの申込みはどうなりますか。
スキャナ保存に必要な要件を確保したタイムスタンプが(2,000個/月)製品購入後1年間分が付属しています。申し込みは弊社経由で行います。
ソフトウェア単体の『ScanSave-Lite-V2』と『ScanSave-V2』にはタイムスタンプは付いていないのですか。
付属していません。お客様でご手配ください。
まとめてタイムスタンプ機能について教えてください。
『ScanSave-Lite-V2』と『ScanSave-V2』のどちらも、まとめてタイムスタンプをすることが可能です。その際、別途電子証明書の手配が必要となりますので、担当までご確認ください。
タイムスタンプの方式で PAdES とはどんなものですか。
一般の電子署名では署名に利用した電子証明書の有効期限後は失効情報と呼ばれるCRL/OCSPが提供されなくなるために正しく検証できなくなります。 これを防ぐために署名証明書の有効期間内に失効情報を含む検証情報を収集して埋め込み、更にタイムスタンプを付与することで有効期限を延長する仕組みが標準化されています。 電子署名を長期保管のために有効期間を延長する仕組みを長期署名と呼びます。
PDFファイルに長期署名を付与することで長期間の保管が可能となります。 PDFの長期署名フォーマットをPAdESと呼びます。 PAdESはISO32000-2(2014年中に正式採用)に含まれる予定です。 法令等で長期間の保管が義務付けられているような場合に長期署名が利用されます。
タイムスタンプの方式で XAdES とはどんなものですか。
一般の電子署名では署名に利用した電子証明書の有効期限後は、失効情報と呼ばれるCRL/OCSPが提供されなくなるために正しく検証できなくなります。これを防ぐために署名証明書の有効期間内に失効情報を含む検証情報を収集して埋め込み、更にタイムスタンプを付与することで有効期限を延長する仕組みが標準化されています。
電子署名を長期保管のために有効期間を延長する仕組みを長期署名と呼びます。
XAdESはW3C勧告のXML署名(XmlDsig)を長期署名化した電子署名ファイルフォーマットであり、ETSI TS 101 903 / JIS X5093 / ISO 14533-2 として標準化されている仕様です。 JIS化されている仕様ですので安心してご利用頂けます。
特長としてはXML形式であるために可読性に優れ、署名対象をURIで指定するために外部に置かれた署名対象ファイルとの関連性も容易に確認できます。PDF長期署名フォーマットと異なり、署名対象の形式は問いません。バイナリとして扱えばどのようなファイルに対する電子署名も可能です。
また複数署名対象ファイルに1回の署名やタイムスタンプを付与することも可能です。
最近ScanSave用のPCの処理スピードが徐々に遅くなりました。PCは毎日リブートしていますが、何を確認すればよいでしょうか?
以下の点について、お客様の環境を確認してください。
- 社内で同じ機種のPCを利用している場合、ScanSaveがインストールされていないPCでの動作速度と比べてみてください。
- Webブラウザなどでネットワークの速度を確認してください。社内のネットワーク速度が影響している場合があります。特に無線LANをご利用の場合、影響が大きくなることがあります。
- ウイルス対策ソフトが影響している可能性があります。一時的にウイルス対策ソフトの動作を停止して、速度の変化を確認してください。なお、インターネットを閲覧したり、メールの受信を行ったりと、PCの利用を開始する場合には、必ずウイルス対策ソフトの動作を再開してください。
- ScanSave(SSV)は、DBソフトとしてSQLServer Expressを利用しているため、その影響を受ける可能性があります。検証方法として、SQLServer ExpressのManagementStudioを利用してSQL Serverのサービスを「停止」させて、状態の変化を確認してください。なお、ScanSaveを再度利用する際には「開始」に戻してご利用ください。
ScanSave用のPCのHDDの残容量が減少してきました。バックアップはしているので、過去分のファイルデータベースを削除して運用しても良いでしょうか?
過去分のファイルデータベースは、バックアップされている過去分のファイルデータベースから復元させることができますので、削除は可能です。
しかしながら、削除した場合、バックアップされている過去分のファイルデータベースは1つしかないため、何らかの障害でバックアップが壊れたときは、復元させる方法がなくなるリスクがあります。そのため、外部メディアにコピーを保存する等二重のバックアップを行ってください。お客様サイドでの安全確実な運用をお願いします。
ScanSaveのスタンドアロン版をインストールしようとすると、SQLServerExpressのインストールが正しくインストールされていません、との表示が出ます。
まず、インストール予定のPCが以下に該当しているか確認してください。
- ScanSaveの動作環境を満たしていない。
- インストール先のハードディスクに他製品のSQLServerがインストールされている。
⇒ http://www.antenna.co.jp/scansave/spec.html をご参照の上、別途動作環境を満たすPCをご準備ください。
- セキュリティソフトによって新規インストールが制限されている。もしくはドライブ内へ新規ソフトをインストールした場合、再起動すると自動削除される設定となっている。
⇒ 制限解除、設定変更をお願いします
該当していない場合は、以下の方法をお試しください。
0.お使いのPCのWindows Updateが完了していることを確認します。
- インストール前に、すでにインストールされているSQLServer関連のファイルを『コントロールパネル』中の「プログラムのアンインストール」から全て削除します。
- 管理者権限を持つユーザーでコンピュータにログオンし、PCがインターネットへ接続されていることを確認します。
- 動作している他のアプリケーションソフトを全て終了させます。インストールが終了するまで、起動しない事をお勧めします。
- ScanSave体験版フォルダに格納されている"SETUP"フォルダ中の"ScanSave_Setup"を起動して、インストールを開始します。
- 画面の指示に従い、インストールします。
上記方法にてインストールに失敗する場合は、弊社(sis@antenna.co.jp)までお問い合わせください。
スタンドアロン版のデータメンテナンス機能の「ファイルデータベース移行処理」を実行しようとすると「必要な権限を設定できません」というメッセージが表示され、処理が出来ません。
処理設定で指定したバックアップフォルダのフルパスに空白文字が含まれている場合に起こる現象です。対策として、フルパスで指定されている全てのフォルダを空白文字を含まないフォルダ名にしてください。
例:バックアップ用の外付けHDドライブ(Fドライブとします)を直接指定してフルパスを「F:\」とする。
インストールしたCドライブとは別のドライブ(Dドライブとします)の内部に「バックアップ」という名前のフォルダを作成して、フルパスを「D:\バックアップ」とする。
DocuWorksファイルで電子保存をする場合、DocuWorksのバージョンに指定はありますか。
DocuWorksファイル(XDW)ファイルで電子保存をする場合、DocuWorksのバージョンは8以降がインストールされている必要があります。
また、8以前のバージョンがインストールされている場合は、DocuWorksファイルによる電子保存ができないだけでなく、ScanSaveがご使用頂けない場合がございます。
- DocuWorks 8以前のバージョンがインストールされていて、DocuWorksファイルでScanSaveに電子保存する場合
⇒ 富士ゼロックス様にご連絡の上、DocuWorksのバージョンアップをお願い致します
- DocuWorks 8以前のバージョンがインストールされていて、ScanSaveでDocuWorksファイルを使用しない場合
⇒ DocuWorks 8にバージョンアップして頂くか、DocuWorksのアンインストールをお願い致します。
幅1028ドットの表示画面で動作しますか。
ディスプレイ解像度は、1280×768ドット以上必要となります。
1280×768ドット未満の解像度のディスプレイはご利用にならないでください。
パソコンの動作OSを教えてください。
以下のOSで動作します。
Windows® 10 (32ビット/64ビット) 日本語版
Windows® 8.1 (32ビット/64ビット) 日本語版
Windows® 7 (32ビット/64ビット) 日本語版
ハードディスク容量はどの程度必要ですか。
空き容量100GB以上を推奨します。
(バックアップファイルを内蔵HDDに保存する場合には、1年あたり10GB程度*必要)
*算出根拠
A4カラー見積書 PDF 273KB/1枚
月2,000枚 年24,000枚
280KB×24,000枚=6,720,000KB(6,720MB)
余裕を見て 6.8GB → 10GBと試算しています。
サーバで動作しますか。
別途ネットワーク接続版をご提案することが可能です。担当までご確認ください。