最終更新日: 2010/02/05

XSLチュートリアル、XSLによる組版見本とスタイルシート見本

このページではXSL Formatterを活用していただくために有用な次のような情報を提供しています。

Formatterを使用したシステムの例をご覧ください。

XML文書をXSL-FOに変換するためのXSLTスタイルシートの作成方法

XSLの組版プロセスは、一般的には次の段階を経て行います。

  1. XMLとXSLTスタイルシートから、XSLTプロセッサを使用して、フォーマッティング・オブジェクト(FO)のインスタンスを作り出す。
  2. FOのインスタンスをFormatterで組版する。

ここに、XML文書をXSL-FOに変換するXSLTスタイルシートを作成するためのチュートリアルを公開します。XSLTスタイルシートの理解のためにご活用ください。

このチュートリアルの文書自体もXML文書です。チュートリアルXML文書の原文と、それをXSL-FOに変換するためのスタイルシートもダウンロードできます。

[組版の方法]
ダウンロードしたファイルを任意のフォルダに解凍して、「xml/Howtodevelop-ja-8.xml」と「SimpleDoc/SD2FO-DOC.xsl」を組版します。

XSL-FOを使った実際的なレイアウト例

XSL-FOは強力なレイアウト機能をもっています。Formatting Objectを使いこなすことで、多様なレイアウトを指定することができます。

XSL-FOによるレイアウト見本

FOのとプロパティの機能別にレイアウト見本をご紹介します。ここでご紹介している見本のFOファイル(*.FO)は、すべて弊社 XSL Formatter で組版/印刷することができます。

また、XSL Formatter で組版し PDF 出力した結果も同時に紹介します。

紹介しているFOのサンプルを一括でダウンロードしたいときは、こちらをご利用ください。

XSL 1.1 仕様のサンプル

XSL Formatter V4 は、新しい XSL-FO 仕様である Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 1.1 対応しています。この新しい仕様を使用したサンプルを用意いたしました。

XSLTスタイルシートの実用的な見本

XSL-FO による書籍の自動組版

アンテナハウスでは、2007年9月25日に「Open Office XML Formats入門」を毎日コミュニケーションズ(マイコミ)から出版いたしました。この書籍は、表紙以外全てを XSL Formatter を使って自動組版し、PDF化し、マイコミはPDFを印刷会社に渡すという方法で制作しました。

ここでは、2007年11月26日の第23回多言語組版研究会における、製作過程についての報告を紹介いたします。

多言語組版研究会の報告: ☞ こちらをご覧ください。

組版のためのソース(XHTML形式)ファイル、およびスタイルシート: ☞ こちらからダウンロードできます。

XHTMLからFOに変換するスタイルシートとサンプルXHTMLファイル

Web ページでPDFをダイナミックに生成する方法として、まず、XHTMLを生成し、ついでXHTMLをXSL-FOに変換、XSL-FOをXSL-FOプロセサでPDFに変換することが考えられます。

XBRLからFOに変換するスタイルシートとサンプルXBRLファイル

XBRL(eXtendible Business Reporting Language)はXMLをベースとしたビジネス文書を記述するための仕様で、財務諸表や会計データの交換を目的としています。
APRA(オーストラリアの銀行、保険業界の監督機関)が監督業務にXBRLを導入し、またJFMIP(米国政府財務管理改善共同プログラム)はすべての米国連邦政府エージェンシーがXBRLを使うことを推奨しています。

XBRLについては「XBRL Japan」や「米国XBRL」のWEBサイトをご覧ください。

ここでは決算公告用XBRLをFOに変換するスタイルシートを紹介します。

上記2つのファイルをダウンロードし XSL Formatter で組版すると、貸借対照表と損益計算書が作成されます。

DITA と DITA オープンツールキット

DITA (Darwin Information Typing Architecture) はXMLベースの技術文書の生成および管理のために開発された仕様です。DITAは情報の分散化と再利用をテーマに開発され、大規模なマニュアル用のドキュメント管理に適しています。

DITAは、2004年からOASIS DITA推進委員会(IBM、Idiom Technologies、Idiom Technologies、フィンランドNokia、など)にて仕様が策定され、2005年5月にバージョン1.0がOASIS標準に認定されました。さらに2007年8月にはバージョン1.1が発表され、引き続きバージョン1.2の検討が進められています。

DITAについての詳細は「OASIS DITA 技術委員会」のWEBサイトをご覧ください。

DITA文書は、オープンソースの DITA-OT (DITA Open Toolkit) を使用して、HTML、DocBook、PDFなど様々な配布可能なフォーマットに変換することができます。DITA Open Toolkit は活発に開発が進んでおり、現在のバージョンは 1.5 です。

DITA-OTの標準のビルドファイルでは Antenna House Formatter (XSL Formatter) がサポートされており、以下のコマンドラインでFormatterを起動してPDFを得ることができます。これにはツールキット付属のIdiom製のスタイルシートが使用されます。

ant -l [ログファイルのパス] -Dargs.input=[ditamapファイルのパス] -Dpdf.formatter=ah -Dtranstype=pdf

ここでは、DITA Open Toolkitで使用するPDF出力用の新しいプラグインを紹介します。このプラグインは、弊社の多言語索引ライブラリのために新規に開発された pdf5 と呼ばれるもので、DITA 1.1 の多くの要素/属性をサポートするスタイルシートを搭載しています。

使用方法については圧縮ファイル内のpdf5-plugin.pdf (英語) をご覧ください。

その他

多言語組版の新しい地平線

XSL Formatterは、世界の主要な言語の組版ができます。欧米の言語は無論のこと、日本語、中国語、韓国語などのアジアの言語、従来、難しかったアラビア語、ヘブライ語、タイ語の組版もできます。

組版結果は、AcrobatDistillerまたはPDF出力オプションでPDF化ができます。

XSL FormatterはUnicodeの双方向処理(BIDI)を使って、文章の中に書く方向の異なる言葉を混在させることも自在にできます。

これまで、ひとつで全世界の言語を組版できる組版エンジンは存在しませんでした。XSL Formatterは世界で初めて真のグローバル多言語組版とPDF作成環境をご提供します。

XSL-FOによるXSL Formatter オンラインマニュアル

XSL-FOによるXSL Formatter オンラインマニュアルです。オンラインマニュアルとしてだけではなく、XSL - FO ドキュメントの実用的なサンプルとしてもご利用ください。


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