PDF 電子署名モジュール V1
改訂情報

最終更新日:2011/5/18

PDF 電子署名モジュール V1.3

PDF 電子署名モジュール V1.3 MR1

MR1 では次の機能強化を行ないました。

  1. ベリサイン「ドキュメントサイニング用Digital ID」に対応しました。

次の障害を修正しました。

  1. V1.3で追加したAPIのうちPdsClientXmlのDateTimeメンバ(.NET)とgetDateTime()メンバ(Java)が正しく動作しない問題を修正しました。
  2. Windows Server 環境においてフォントフォルダの取得に失敗し、署名できないケースがありました。
    取得したフォントフォルダが妥当と思われない場合、システムドライブ:\WINDOWS\Fontsを見に行くように修正しました。
  3. 「署名証明書の証明書チェーン全てを署名データに含む」を有効にした場合にError-190が発生する問題を修正しました。

PDF 電子署名モジュール V1.3

V1.3 では次の新機能の実装を行ないました。

  1. RSA-SHA2 署名に対応しました。
  2. 専用プラグインのクライアント署名機能と連携してサーバで署名済みPDF生成ができるようになりました。

次の機能強化を行ないました。

  1. 証明書の拡張部情報(別名情報)の取得
  2. 検証機能追加(証明書等のバイナリ取得)
  3. LDAPを使ったCRL検証を行わない設定の追加
  4. 署名時のエラーを細分化

PDF 電子署名モジュール V1.2

PDF 電子署名モジュール V1.2 MR4

MR4 では次の機能強化を行ないました。

  1. Java I/F を高速化しました。
  2. C++ I/F に VS2005対応版を追加しました。

次の障害を修正しました。

  1. 初期化していないフラグを使用している箇所があり、署名の印影に影響が出る場合があった問題を修正しました。

PDF 電子署名モジュール V1.2 MR3

MR3 では次の機能強化を行ないました。

  1. 署名証明書(タイムスタンプ証明書)の名前情報取得APIを追加しました。これにより以下の証明書情報が取得できるようになりました。
    • 証明書指紋(ハッシュ値HEX文字列)
    • 証明書シリアル番号(HEX文字列)
    • 発行先(利用者)CommonName(一般名)
    • 発行先(利用者)OrganizationUnit(部門名)
    • 発行先(利用者)Organization(組織名)
    • 発行先(利用者)名称一覧
    • 発行元(認証者)CommonName(一般名)
    • 発行元(認証者)OrganizationUnit(部門名)
    • 発行元(認証者)Organization(組織名)
    • 発行元(認証者)名称一覧
    • 有効期間開始(GeneralizedTime型:YYYYMMDDhhmmss.dZ or YYYYMMDDhhmmss.d±hhmm)
    • 有効期間終了(GeneralizedTime型:YYYYMMDDhhmmss.dZ or YYYYMMDDhhmmss.d±hhmm)
  2. 署名時に証明書の検証を行わない機能の追加
    証明書検証フラグ addDigSig() の引数 certFlag が0なら証明書検証をしないようにしました。

PDF 電子署名モジュール V1.2 MR2

MR2 では次の障害を修正しました。

  1. 署名フィールドのみ作成した後に署名を付与した場合に画面には表示されるが印刷されないWidget注釈による印影があった問題を修正。

PDF 電子署名モジュール V1.2 MR1

MR1 では次の機能強化を行ないました。

  1. アラジン eToken Pro による署名に対応しました。

次の障害を修正しました。

  1. Acrobat 7のMDP署名に関して「MDP署名 - フォームフィールドと注釈の変更と署名を許可」にて署名を付与した場合に、Acrobat7.1では注釈が「不可」となり実際に処理も行えない。同じファイルをAcrobat8/9で開いた場合は注釈は「可能」となり問題なしという現象があり、Acrobat7.1でも注釈の可否が正しく行えるようにPDFに情報を追加しました。
  2. コマンドライン PdsCmd の引数で署名時と検証時の証明書検証フラグを全てオフにする事が出来ない問題を修正しました。
  3. PDFのパスワードは32文字までですが、電子署名では、32文字以降のパスワードを切り捨てる処理を入れていないため、32文字以降のパスワードを切り捨てる処理を追加しました。

PDF 電子署名モジュール V1.2

V1.2 では次の機能強化を行ないました。

  1. PDFの仕様が国際標準「ISO 32000-1:2008 Document management -- Portable document format -- Part 1: PDF 1.7」(ISO 32000-1)として出版されました。そこで、ISO 32000-1に準拠するPDF電子署名を作成するように本製品の仕様を調整しました。
  2. V1.1までMDP署名(証明用署名)を保証していませんでしたが、V1.2よりMDP署名の仕様に適合する署名の付与を可能としました。MDP署名の判定と変更許可を取得するAPIを追加した。但し、本製品の署名検証機能ではMDP署名後の変更がMDP署名の時点で許可されたものかどうかの検出は行なっていません。
  3. オンライン証明書状態プロトコル(OCSP)レスポンダによる証明書失効確認を可能としました。APIの修正は無く、証明書検証結果として、OCSP失効のエラーコードを最後に追加しました。
  4. PFX/PKCS#12ファイルを指定して、署名に使えるようにしました。PFX/PKCS#12の秘密鍵を使うためのパスワードはAPIから毎回入力が必要です。
  5. 設定ファイルを直接指定して読む込む機能を追加しました。これにより、サーバ上で様々な署名設定を使い分けができるようになりました。
  6. Acrobat 9/Adobe Reader 9が発売されたのに伴い、Acrobat 9/Adobe Reader 9との相互運用性について確認しました。

次の仕様変更を行ないました。

  1. Content-Length を返さないタイムスタンプサーバに対して、V1.1までの実装では Content-Length が無いとエラーにしていました。V1.2ではContent-Length が無い場合には終了するまで読み込むように修正しました。
  2. Windowsの「個人」証明書ストアにある、対応する秘密鍵を持たない証明書を署名用に選択した場合にエラーを返すようにしました。
  3. Acrobat 9/Adobe Reader 9から、署名済みのPDFに透かしを付けると、署名が壊れてしまうようになりました。このため、本製品V1.2から署名済みPDFへの、画像埋め込み署名機能を廃止しました。また、評価版の透かしが署名済みPDFの署名を壊してしまうため、評価版で署名済みPDFへの署名をエラー終了にしました。正式ライセンスでは、署名済みPDFに普通署名をすることができます。

次の障害を修正しました。

  1. 署名フィールドに指定されているフォントがインストールされていない環境で、その署名フィールドに署名しようとするとエラーになる問題を修正。
  2. V1.1までのJava InterfaceをJava 1.6環境で動作させるとJava VMがクラッシュする問題を修正。
  3. 本製品の署名フィールドにAcrobatで署名をするとその署名が回転してしまうことがあったのを修正しました。
  4. 署名が指定した位置に付かない(座標系の回転)問題があったのを修正しました。
  5. 対応する秘密鍵をもたない証明書で暗号化ができないことがありましたが、これを修正しました。
  6. WinInetによるタイムスタンプ・サーバへの接続でタイムアウトになることがある問題について対応しました。
  7. 階層化された署名フィールド名の取得に問題があったので修正しました。
  8. .NETインターフェイスで、署名の検証を行なうと、Vista環境でエラーになることがあったので修正しました。

PDF 電子署名モジュール V1.1

PDF 電子署名モジュール V1.1MR1

MR1では機能強化はありません。次の改訂を行いました。

  1. 透明画像付きの PDF に MDP 署名と暗号化を同時にしたとき不正な PDF が作成されていました。
  2. 署名の外観に Widget 注釈を指定してもそれが表示されない PDF がありました。
  3. 署名の外観に使用した Widget 注釈が回転してしまうことがありました。
  4. 署名フィールドを持った PDF の署名フィールド以外の場所に署名を付けることができませんでした。
  5. 署名を付けた後に更に署名を追加すると、その署名が正常に認識されない PDF がありました。

PDF 電子署名モジュール V1.1

V1.1で次の機能強化を行いました。

  1. タイムスタンプでRFC3161-SHA2(512bit)の取得、同256/384/512ビットの検証が可能になりました。これにより、セイコープレシジョン社のサイバータイムの取得と検証が可能になりました。
  2. PFUタイムスタンプ、アマノタイムサービス3161をオプションから標準機能に変更しました。
  3. 他社製品でつけたPDF電子署名との相互運用性を強化のため、Nuance社(米国)の「PDF Edit2 Professional」でつけたPDF電子署名の検証を可能としました。
  4. CRL(失効情報)の取得場所として、従来はURLのみでしたが、ディレクトリ問い合わせにも対応しました。
  5. CRLキャッシュの利用更新を取得後6時間で行なうように変更しました。
  6. 署名時のタイムスタンプ取得失敗のエラーメッセージを追加しました。
  7. 署名プロフィール取得時のメッセージにタイムスタンプのハッシュアルゴリズムを表示するように変更。
  8. 設定ファイル(PdsSettings.xml)のルートタグにバージョン情報属性を追加。

PDF 電子署名モジュール V1.0

PDF 電子署名モジュール V1.0MR1

  1. アマノタイムスタンプ・オプションが利用可能になりました。

PDF 電子署名モジュール V1.0

  1. 2007年9月3日V1.0出荷開始

改訂内容の詳細はReadme.txtもご参照ください。


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