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PDFは編集できるの?
どうやって編集するの?

更新日: 2021/5/6

このページの目的

PDFを作成してWebで配布したり、メールによる受け渡しが広く行なわれています。PDFを配布する前に、情報を追加・訂正・一部を削除したり、受け取ったPDFに文字や図形を書き込んだり削除したりなど、PDFの編集操作が必要になることがあります。ここではPDFの編集操作の種類と気を付けたい点などを整理しました。

PDFの編集にはいろんな種類がある

PDF文書には、閲覧者の利用範囲を制限するためのセキュリティー設定(オーナーパスワードといいます。詳細は:参考資料「PDFの標準セキュリティ機能」)ができます。セキュリティー設定で編集禁止になっていないPDFに対しては次のような編集ができます。

  • PDFの本文への文字、画像や図形などの削除、挿入ができます。こうしたPDFの一部分だけを変更する編集操作をタッチアップといいます。
  • 注釈を加えることができます。注釈にはいろいろな種類があり、テキストを上に重ねたり、図形や画像を描けます。
  • PDFの作成者が、フォーム(アクロフォーム)をPDFに設定していれば、受領者はそのフォームに文字を記入できます。
  • 別々に作成したPDFファイルを一緒に結合したり、ひとつのPDFファイルを分割したり、PDFのページを入れ替えるようなページ編集ができます。
  • 配布するPDFの一部を塗り潰して、その下の文字や画像を見えなくすることを墨消しといいます。墨消しには特別な注意が必要です。
  • PDFには見出しを集めたしおり(ブックマーク)を付けることができます。しおりを設定したり、しおりの項目の追加などもPDF編集の範疇です。

アドビのAdobe ReaderはPDFを開いて閲覧するためのソフトウエアですが、パソコン版では注釈の追加や変更、フォームの入力や保存ができます。アドビのAcrobatでは、上のような編集がすべて可能です。しかし、Acrobatは商業印刷のためのPDFや制作会社などで専門家が使う機能が充実していますが、そうした機能が不要なユーザーにとっては高価です。そこで、PDFに対して上のような編集ができるソフトはアドビ以外の会社からもいろいろと提供されています。例えば、アンテナハウスの「瞬簡PDF 編集」ではPDFの本文テキストのタッチアップ・追記変更、画像の大きさや位置の変更、注釈の作成変更など主な編集操作ができます。

PDF編集の注意点

タッチアップでの注意事項

タッチアップという言葉は一般的には塗装などで仕上げた箇所を修理することを意味します。PDFはもともと文書を印刷する状態に仕上げた結果を電子的なファイルとして保存し、これを配布しているものです。つまり、PDFの作成時には、見た目のレイアウトが重要です。配布されているPDFファイルの中ではデータがどうなっていようが問題にされません。このためPDFの編集はうまくできないこともありました。PDFによっては編集操作を行なうと全体のレイアウトが崩れてしまうなどの問題が起きます。古いPDF編集ソフトを使って、タッチアップで文字を挿入すると、テキストの並びがその行をはみ出しても改行は起こらず、ページの印刷領域をはみ出したりしてもそこで改ページは起こりません。但し、PDF編集ソフトも進化しており、最新のソフトウエアではこうした機能に改良が見られます。こうして、最近のPDF編集ソフトは、タッチアップという言葉よりもPDF直接編集という用語を使うことも多くなっています。

注意すべきこととして、PDFにフォントが埋め込まれている場合、埋め込まれているフォントを編集に使うにはフォントのライセンスが必要です。一般には、埋め込まれたフォントはPDFの表示・印刷だけを許可されているものが多く、編集には使えません。同じフォントが利用できない場合、新しく入力したテキストは元からあるテキストとは異なるフォントが指定され、文字の外観が変わってしまいます。

注釈の注意事項

注釈には、ノート注釈、テキスト注釈(いずれもAdobe Reader上の名称)など多くの種類があります。プリンターを使うと、画面で見たのと同じように注釈を印刷できます。しかし、印刷会社やプリントオンデマンドで印刷するためのPDFでは本文で注釈を使用してはいけません。その理由は次のとおりです:

  • 注釈の多くは、PDF本文へのコメントなどを追記・交換するための目的で使うもので、ページの指定位置に付随する情報の扱いです。注釈の位置を変えたり、削除したりする操作が簡単にできてしまいます。
  • 注釈の表示スタイルはPDFの仕様で厳密に決まっておらず、ビューアによって表示できなかったり、再現性が異なる場合があります。例えば、Fireboxのブラウザ内PDF表示機能では一部の種類の注釈のみ表示できます。iPhoneのiBookアプリでは、PDFの注釈をまったく表示できません。Adobe Readerのスマートフォン版では注釈の表示はできますが、追記できる注釈の種類に制限があります。(2014年5月当社調べ)

フォームの注意事項

Adobe Readerなどを使えば、PDFのフォーム(テキストフィールド)にテキストを入力できます。フォームを作成したAdobe Acrobatで許可されていれば、入力したテキストを埋め込んだ状態の新しいPDFを作成できます(Adobe Readerのみの機能)が、それ以外のPDFでは、入力したフォームの情報だけを取り出して専用のファイル形式で保存したり、メールなどで送ることだけです。

墨消しの注意事項

PDF編集ソフトには、通常、領域を塗りつぶす機能があります。この塗りつぶし機能は不透明な色を、文字の上に重ねているだけなので、PDFの閲覧時に内部(下層)に残っている文字情報を取り出せます。Webを検索すると「隠したい部分を塗りつぶしたPDFを公開したところ、入手した人に塗りつぶした部分の情報が見えてしまった」という、笑えない失敗がいくつも見つかります。PDFの墨消しは単に墨で塗るだけではだめで、隠したい箇所の上を墨で塗りつぶしすのと同時に、隠したい箇所のデータをPDFファイルから完全に削除しなければなりません。

「瞬簡PDF 編集」「瞬簡PDF 書けまっせ」には、塗りつぶした箇所のデータをPDFファイルから完全に削除する「墨消し機能」を搭載しています。開発者が作成するプログラムに墨消し機能を組み込むツールもいろいろあります。その一つが、アンテナハウスの「PDF Tool API」です。

詳しくは、「PDFの文字を黒く塗りつぶして墨消ししています。墨消しは適切にできているでしょうか?」をご覧ください。

PDFに自由にテキストや画像などを追記したいとき

前述のとおり、PDFの編集は大変制約の多いものなので過剰な期待は禁物です。むしろ、PDFを編集しないで、PDFを背景として使用し、前景に自由にテキスト、線画、画像、印影などを配置する方式の修正も便利です。

例えば、「瞬簡PDF 書けまっせ」の場合、PDFをほぼそのままの品質で背景として利用します。さらに、「瞬簡PDF 書けまっせ」は、PDFへ追記するための豊富な機能が特長です。記入欄(入力枠)の自動認識、図形の作成や画像の貼り込み、計算機能や差し込みなどが利用できます。追記したものだけを印刷したり、PDFとして再保存できます。 最近は、スマートフォンなどでも同様の機能をうたうアプリが出てきています。但し、こうしたアプリの中には、背景のPDFを画像化(写真と同じ)してしまうものもありますので、注意が必要です。

詳しくは、「PDFで配布されている申請・届出様式を、印刷しないで、画面で直接書きこむ方法」をご覧ください。

PDFをWordやExcel形式に変換して編集する方法も

PDFには文字や画像を再現性よく配置する情報は含まれていますが、例えばワープロ(Wordや一太郎)や表計算ソフト(Excelなど)のファイルのように、文書として編集が確実にできるような構造になっていません。そこで、文字列などの配置を解析して、WordやExcelなどのファイルに変換してしまうソフトウエアやサービスがあります。これらを利用すると、PDF文書の再利用が思いのほか手軽にできます。

詳しくは、「PDFをWordやExcelに変換する方法は?」をご覧ください。

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