作成したテキストボックスは、サイズの変更や移動、テキストボックスの複写などが行えます。
テキストボックスの操作を行うときは、まず操作対象のテキストボックスを選択します。「ホーム」リボンの「ツール」グループにある「選択」をクリックして選択モードにしてください。
テキストボックスは、選択されていない状態では下図のように赤色の点線(ガイド枠)で囲まれています。ガイド枠は、画面上に一時的にその場所を示すためのもので、印刷時には印字されず、PDFにも出力されません。
用紙PDFの入力枠に合わせてテキストボックスが貼られていると点線が判別しにくいことがありますが、テキストボックス上にマウスポインタを置くと、マウスポインタの形状がカーソル状( )になりますので見つけることができます。この状態でクリックすると、テキストの入力・修正ができます。
また、テキストボックスの枠の上にマウスポインタを移動すると、マウスポインタが図のように変化します。この状態でクリックするとテキストボックスを選択できます。
テキストボックスが選択されると、枠線が実線となり、四隅と四辺にハンドル(小さい四角形)が表示されます。
テキストの入力・編集中に [ESC] キーを押すと、編集状態からテキストボックスの選択状態になります。ガイド枠のクリックが難しいときは、テキストボックス内をクリックして編集状態にしてから [ESC] キーを押すと簡単に選択状態にできます。
テキストボックスのガイド枠の表示/非表示と、ガイド枠の線色は変更できます。設定は下記の手順で行います。
テキストボックスの選択を解除するには、オブジェクトが貼られていない場所をクリックします。
[Shift]キーや[Ctrl]キーを押しながらテキストボックスを次々にクリックすることで、テキストボックスを複数選択することができます。[Ctrl]キーを押した場合、選択されたテキストボックスを再度クリックして、選択を解除することができます。
テキストボックスの枠の上にマウスポインタを置くと、マウスポインタが十字の形に変化します。この状態でドラッグすると、テキストボックスを移動できます。テキストボックスが複数選択されているときは、選択されているテキストボックスすべてが移動します。
また、テキストボックスを選択してから、キーボードの [↑][↓][←][→] キーを操作することでも、テキストボックスを移動できます。
テキストボックスを(複数)選択し、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押すと、選択したテキストボックスをクリップボードにコピーします。下記の作業を行っても同様の操作になります。
テキストボックスを(複数)選択し、[Ctrl]キーを押しながら[X]キーを押すと、選択したテキストボックスを切り取り、クリップボードに格納します。下記の作業を行っても同様の操作になります。
テキストボックスを(複数)選択し、[Delete]キーを押すと、選択したテキストボックスを削除します。下記の作業を行っても同様の操作になります。
「削除」では、テキストボックスはクリップボードに格納されません。間違って削除したときは、直後に [Ctrl] キーを押しながら [Z] キーを押すことで復元できます。
テキストボックスを(複数)選択し、[Back Space]キーを押すと、選択したテキストボックス内のテキストを一括消去します。下記の作業を行っても同様の操作になります。
テキストボックスをコピーか切り取りを行った直後、[Ctrl]キーを押しながら[V]キーを押すと、クリップボードからテキストボックスを貼り付けることができます。下記の作業を行っても同様の操作になります。
貼り付けたテキストボックスには、新しいオブジェクト名が設定されます。
関連: オブジェクト名
テキストボックスを選択すると、四隅と四辺に「ハンドル」(小さな四角い)が表示されます。マウスポインタをその上に置くと図のようにポインタの形が変わります。
この状態でドラッグすると、テキストボックスのサイズを変更することができます。
テキストボックス上にマウスポインタを置くと、マウスポインタの形状がカーソル状( )になります。この状態でクリックすると、テキストの入力・修正ができます。
改行マーク( )は、テキストボックスのなかで文字入力中に、[Enter]キーを押すなどして改行コードを挿入した場合に表示します。
文字の入力中以外は表示されません。テキストボックスに改行コードがある場合、文字の配置や式などの機能に影響します。
テキストボックスに文字入力する際、文字数が多い、フォントサイズが大きいなどの理由から、テキストボックスよりはみ出てしまう場合があります。文字溢れ表示機能が有効な場合、テキストボックスで文字溢れが生じると、テキストボックスの右下の角が半透明な赤で塗られます。
テキストボックスの文字溢れ警告表示は初期設定では非表示になっています。文字溢れ警告マークの表示/非表示の切り替えは下記の手順で行います。