6. ご利用上の注意

6.1. 文字列

6.2. 座標系

6.3. レンダリングモード

6.3.1. Direct2D

  • Direct2Dを使用して高速な描画を行います。既定では Direct2Dを使用します。
  • 画面表示・画像出力が対象です。
  • Direct2D利用時でも印刷は従来どおりGDI/GDI+を使用して行います。

6.3.2. GDI+

  • Direct2Dを使用しない場合、Gdiplus.dllを使用してSmoothingを行うことができます。
  • Gdiplusの初期化は行われていなければSDKが行います。アプリケーションレベルで初期化した場合はSDK終了後シャットダウンしてください。
  • 画像出力、印刷でも使用できます。

注意事項)

  • Micorosoft社はGdiplusのサービスでの利用はサポートしておりません。
  • Smoothing をすべて off にした場合でも、印刷時のシェーディングの描画にのみ Gdiplusが使用されます。

6.4. 32bit版/64bit版

6.5. エラー処理について

6.5.1. API呼び出し時の結果判定

  • API呼出の結果判定は、APIの戻り値(bool)で行ってください。

例)openDocument、makeBmpPage等

  • 失敗した場合、エラー番号を取得して原因について確認してください。

6.5.2. エラーについて

  • エラーには「致命的エラー」と「致命的でないエラー(警告)」があります。
  • 致命的かそうでないかに関わらず、複数のエラーが発生する場合があります。

例)複数の箇所にフォーマット不正があるなどの場合

  • 成功の場合でも「致命的でないエラー(警告)」が発生することがあります。
  • 発生したエラーは廃棄しない限り、PDFDocumentに蓄積されます。
  • getErrorCode() / getErrorMessage()/isFatalError() は蓄積された最初のエラーについての情報を返します。
  • 蓄積されたエラーについて確認するには、エラーがなくなるまで、エラー情報の確認とabandonError()でのエラー廃棄を繰り返します。
  • ApiPdfPrintサンプル CheckError関数にエラーチェックの例がございます。

6.6. .NET6および.NET Frameworkインタフェース

    <Reference Include="AvsDotNetViewerSDK">

      <HintPath Condition=" '$(Platform)' == 'x86' ">..\..\Windows-VS2019\Win32\Release\AvsDotNetViewerSDK.dll</HintPath>

      <HintPath Condition=" '$(Platform)' == 'x64' ">..\..\Windows-VS2019\x64\Release\AvsDotNetViewerSDK.dll</HintPath>

    </Reference>

ここではHintPathで条件指定を行い切り替えていますが、ItemGroupで切り替えることも可能です。

この方法の利点は x86、x64それぞれプロジェクトを用意する必要がない点です。一方手動で編集するため、間違いやすい、Visual Sutido で不意に編集を行うと編集が上書きされてしまう等のデメリットがあります。プロジェクトファイルに詳しくなければ1つめの方法をお勧めいたします。SDK添付のサンプルプロジェクトではこちらの方法を使用しています。

参考) https://docs.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/ide/how-to-configure-projects-to-target-platforms?view=vs-2019

6.7. Cインタフェース

Cのインタフェースは、C++インタフェースのPDFDocumentクラスを呼び出すためのものです。