製品概要

Server Based Converter は、MS Office(Word / Excel / PowerPoint)文書および PDF などをサーバサイドで PDF、SVG、JPEG/PNG/TIFF(Windows版のみ)などへ変換するライブラリです(PDF → PDF の変換はできません)。グループウェアやWebメールシステム等で Server Based Converter を利用することにより、MS Office がインストールされていない環境でも、MS Office が動作しない環境でも、PDF または SVG を表示可能な環境であれば MS Office 文書を表示することができます。
Server Based Converter は、MS Office の文書を独自にページアップします。このためできあがったページの体裁が MS Office で印刷・PDF にしたものと同じにはなりません。 Server Based Converter V4.0 では、ページアップの互換性が不十分な部分が多くあります。このため PDF化、印刷では十分に満足いただける結果にならないことがあります。アンテナハウスでは、MS Office との互換性を高めるために可能な限り改善を続けていく予定ですが、Server Based Converter V4.0 をお使いになるときはこの点にご理解のうえお使いくださいますようお願いします。

特徴

Server Based Converter V4.0 は、以下のような優れた特徴を持っています。


製品の種類

Server Based Converter V4.0 は Standard PDF 出力版、Standard Flash 出力版、 Professional 版の 3つの版があります。
これらの違いは入出力可能なデータの種類によるものです。

Server Based Converter V4.0 が対応する入力ファイル形式は下記のとおりです。

入力ファイル形式 PDF 出力版 Flash 出力版 Professional 版
.PDF
Adobe PDF 1.0 - 1.7
.DOCX / .DOCM / .DOTX / .DOTM V2.0
MS Word 2007 / 2010
.DOC / .DOT
MS Word 97 - 2010
.RTF
MS RTF 1.6 - 1.8
.XML
MS Word 2003
.XLSX / .XLSM / .XLTX / .XLTM V2.0
MS Excel 2007 / 2010
.XLS / .XLT
MS Excel 97 - 2010
.PPTX / .PPTM / .POTX / .POTM / .PPSX / PPSM V2.0
MS PowerPoint 2007 / 2010
.PPT / .POT / .PPS
MS PowerPoint 97 - 2010
.TXT etc
Text File
.SVG
SVG 1.1 / Basic / Tiny
.EMF
Enhanced Meta File
.WMF
Windows Meta File
.CGM V2.0
Computer Graphics Metafile
× ×
.BMP
Windows Bit Map
.PNG
Portable Network Graphics
.GIF
Graphics Interchange Format
.TIF
Tagged Image File Format (TIFF)
.JPG
JPEG File Interchange Format (JFIF)
.JP2
Joint Photographic Experts Group 2000
出力ファイル形式 PDF 出力版 Flash 出力版 Professional 版
.PDF
Adobe PDF 1.3 - 1.7
×
.SWF V3.0
Adobe Flash
×
.SVG
SVG 1.1 / Basic / Tiny
.PNG
Portable Network Graphics
.JPG
JPEG File Interchange Format (JFIF)
.TIF V3.0
Tagged Image File Format (TIFF)
.INX V2.0
InDesign® Interchange
× ×
.XPS V2.0
XML Paper Specification
× ×

動作環境

Windows版 Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008(32bit/x64)
Windows Server 2003(32bit/x64)
Windows 2000 Server
Windows 8
Windows 7(32bit/x64)
Windows Vista(32bit/x64)
Windows XP
CPU Pentium(R) Ⅳ以上、またはこれと100%の互換性を持つプロセッサ
(Pentium(R) 4 2.3GHz以上を推奨)
必要メモリ 上記OSが推奨するメモリ以上(これに加えて1GB以上の空き容量を推奨)
ハードディスク 本製品のインストールに必要な70MB以上の空き容量
その他 JPEG/PNG/TIFF変換は、Windows版でのみ可能です。
.NETインターフェース開発環境は、【マイクロソフト セキュリティ情報 MS11-025】の更新プログラムを適用しています。そのため、同更新プログラムを適用していない環境では、ご使用できません。
Server Based Converter V4.0の Windows 32bit 版を64bit版Windows上で動作させる場合は、32bit版の制限(OS側が使用できるメモリの制約(4GBを超えるメモリを使用できない))を受けることとなります。
Linux版 Red Hat Enterprise Linux 5
Red Hat Enterprise Linux 4
Red Hat Enterprise Linux 3
CPU Pentium(R) Ⅳ以上、またはこれと100%の互換性を持つプロセッサ
(Pentium(R) 4 2.3GHz以上を推奨)
必要メモリ 上記OSが推奨するメモリ以上(これに加えて1GB以上の空き容量を推奨)
ハードディスク 本製品のインストールに必要な70MB以上の空き容量
その他 【対応OS】に記載しておりますディストリビューション、およびバージョンは、一例です。【必須モジュール】に記載のあるモジュールが正常に動作する環境であれば、サーバベース・コンバータは動作いたします。
サーバベース・コンバーターのLinux 32bit 版を64bit版Linux上で動作させる場合は、32bit版の制限(OS側が使用できるメモリの制約(4GBを超えるメモリを使用できない))を受けることとなります。

libstdc++.so in Linux

Server Based Converter V4.0 Linux版は、GCC 4.1.X でビルドされています。このとき、生成されたプログラムは、ランタイムライブラリ libstdc++.so.6 を使用します。同様に Server Based Converter V4.0 Linux 64ビット版は、GCC 4.1.X でビルドされています。このとき、生成されたプログラムは、ランタイムライブラリ libstdc++.so.6 を使用します。もし、あなたの環境に libstdc++.so.6 が含まれていない場合は、ご自身で取得してください。


評価版について

Server Based Converter V4.0 評価版 は、以下のような制限があります。
正式使用権をお求めいただくことで、制限なくお使いいただけるようになります。

上記以外の組版の機能的な制限はありません。 ただし、上記に明記されていないオプション機能は無効です。


保守サービスキー

正式版では、保守用に保守サービスキーが必要となります。 この情報が認証されない場合、Server Based Converter V4.0 は起動しません。

保守サービスキーは、 正式使用権のご購入時、もしくは、保守契約期間中にプログラムがバージョンアップされた場合に提供されます。

サポート

Server Based Converter V4.0 に関するお問い合わせ、サポートサービスに関しては、下記までメールでご連絡ください。