C/C++インターフェイス

C/C++インターフェイスを利用することにより、C/C++プログラムへ Server Based Converter V4.0 を組み込むことが可能です。

ヘッダファイル

以下のヘッダファイルが [Install directory]/include に含まれています。

ヘッダファイル 内容 場所
dfvifc.hC++ 用ヘッダ [Install directory]/include
dfvifc_c.hC 用ヘッダ

ライブラリファイル

以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/lib に含まれています。

ライブラリファイル 内容 場所
DfvInterface.dllWindows用 C/C++インターフェイス [Install directory]
libDfvInterface.soSolaris / Linux用 C/C++インターフェイス [Install directory]/lib

Windows版では、以下のリンク用ライブラリファイルが [Install directory]/lib に含まれています。

ライブラリファイル 内容 場所
DfvInterface.libDLLリンク用ライブラリ [Install directory]/lib

コンパイラについて

Windows

Server Based Converter V4.0 Windows版は、Microsoft Visual C++ 2005 でビルドされています。GUIを除き、MFCは使われていません。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。

Solaris

Server Based Converter V4.0 Solaris版は、 Forte Developer 7 C++ 5.4Sun Studio 11 でビルドされています。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。

Linux

Server Based Converter V4.0 Linux版は、GCC 3.2.X でビルドされています。C++ バイナリは GCC 3.2以降と 3.1.1、3.0 と 2.9 を含むGCCの以前のバージョンとの間で非互換であることに注意してください。したがって、プログラムは GCC 3.2以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。また Server Based Converter V4.0 Linux 64ビット版は、GCC 3.4.X でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 3.4以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。 GCC についての詳細な情報は GCC Home Page をご覧ください。

サンプルプログラムのビルド

[Install directory]/samples/cppおよび[Install directory]/samples/c は簡単なサンプルプログラムをいくつか含んでいます。

Windows

Windows環境において、Visual C++のコマンドラインでサンプルをビルドするには、コンソールで次のようにコンパイラを実行します。


> cd [Install directory]/samples/cpp
> cl -GX -I ..\..\include sample.cpp ..\..\lib\DfvInterface.lib /MT

Windows x64版で、Visual C++のコマンドラインでサンプルをビルドするには、コンソールで次のようにコンパイラを実行します。

> cd [Install directory]/samples/cpp
> cl -EHsc -I ..\..\include sample.cpp ..\..\lib\XfoInterface.lib /MT

Windows x64版でのビルドでは、[スタート]-[Microsoft Visual Studio 2005]-[Visual Studio Tools]-[Visual Studio 2005 x64 Cross Tools コマンドプロンプト]のコンソールウィンドウを使用してください。

このプログラムを実行するには、環境変数 PATH に [Install directory] を追加しておく必要があります。



Solaris

以下のコマンドラインは Solaris環境におけるコマンドラインのビルドを示します。必ず、libXfoInterface.so をライブラリとしてリンカに指定してください。[Install directory]/lib は、LD_LIBRARY_PATH 環境変数に追加されていなくてはなりません。

$ cd [Install directory]/samples/cpp
$ LD_LIBRARY_PATH=../lib:${LD_LIBRARY_PATH}
$ export LD_LIBRARY_PATH
$ CC sample.cpp -I../include -L../lib -lDfvInterface -oSamplecppcmd -mt

ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。

Linux

Linux環境においてGCCを使用する場合のコマンドラインを以下に示します。

$ cd [Install directory]/samples/cpp
$ LD_LIBRARY_PATH=../lib:${LD_LIBRARY_PATH}
$ export LD_LIBRARY_PATH
$ g++ sample.cpp -I../include -L../lib -lDfvInterface -oSamplecppcmd -lstdc++ -lpthread

ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。

前項で言及したように、GCCのバージョンは非常に重要です。お使いのGCCのバージョンを --version コマンドラインオプションを使ってチェックしてください。

$ g++ --version
g++ (GCC) 3.2.2
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API仕様

API仕様は、Doxygenによるドキュメントを参照してください。