C/C++インターフェイスを利用することにより、C/C++プログラムへ Server Based Converter V3.0 を組み込むことが可能です。
以下のヘッダファイルが [Install directory]/include に含まれています。
ヘッダファイル | 内容 | 場所 |
---|---|---|
dfvifc.h | C++ 用ヘッダ | [Install directory]/include |
dfvifc_c.h | C 用ヘッダ |
以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/lib に含まれています。
ライブラリファイル | 内容 | 場所 |
---|---|---|
DfvInterface.dll | Windows用 C/C++インターフェイス | [Install directory] |
libDfvInterface.so | Solaris / Linux用 C/C++インターフェイス | [Install directory]/lib |
Windows版では、以下のリンク用ライブラリファイルが [Install directory]/lib に含まれています。
ライブラリファイル | 内容 | 場所 |
---|---|---|
DfvInterface.lib | DLLリンク用ライブラリ | [Install directory]/lib |
Server Based Converter V3.0 Windows版は、Microsoft Visual C++ 6.0 でビルドされています。MFCは使われていません。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。
Server Based Converter V3.0 Solaris版は、 Forte Developer 7 C++ 5.4、Sun Studio 11 でビルドされています。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。
Server Based Converter V3.0 Linux版は、GCC 3.2.X でビルドされています。C++ バイナリは GCC 3.2以降と 3.1.1、3.0 と 2.9 を含むGCCの以前のバージョンとの間で非互換であることに注意してください。したがって、プログラムは GCC 3.2以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。また Server Based Converter V3.0 Linux 64ビット版は、GCC 3.4.X でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 3.4以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。 GCC についての詳細な情報は GCC Home Page をご覧ください。
[Install directory]/samples/cppおよび[Install directory]/samples/c は簡単なサンプルプログラムをいくつか含んでいます。
Windows環境において、Visual C++のコマンドラインでサンプルをビルドするには、コンソールで次のようにコンパイラを実行します。
> cd [Install directory]/samples/cpp > cl -GX -I ..\..\include sample.cpp ..\..\lib\DfvInterface.lib /MT
このプログラムを実行するには、環境変数 PATH に [Install directory] を追加しておく必要があります。
以下のコマンドラインは Solaris環境におけるコマンドラインのビルドを示します。必ず、libXfoInterface.so をライブラリとしてリンカに指定してください。[Install directory]/lib は、LD_LIBRARY_PATH 環境変数に追加されていなくてはなりません。
$ cd [Install directory]/samples/cpp $ LD_LIBRARY_PATH=../lib:${LD_LIBRARY_PATH} $ export LD_LIBRARY_PATH $ CC sample.cpp -I../include -L../lib -lDfvInterface -oSamplecppcmd -mt
ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。
Linux環境においてGCCを使用する場合のコマンドラインを以下に示します。
$ cd [Install directory]/samples/cpp $ LD_LIBRARY_PATH=../lib:${LD_LIBRARY_PATH} $ export LD_LIBRARY_PATH $ g++ sample.cpp -I../include -L../lib -lDfvInterface -oSamplecppcmd -lstdc++ -lpthread
ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。
前項で言及したように、GCCのバージョンは非常に重要です。お使いのGCCのバージョンを --version コマンドラインオプションを使ってチェックしてください。
$ g++ --version g++ (GCC) 3.2.2 Copyright (C) 2002 Free Software Foundation, Inc. This is free software; see the source for copying conditions. There is NO warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
API仕様は、Doxygenによるドキュメントを参照してください。