Antenna House PDF Tool API (.NET) 8.0
PdfTkNet::PtlEncrypt クラス

#include <NetEncrypt.h>

PdfTkNet::PtlEncrypt の継承関係図
Inheritance graph
[凡例]
PdfTkNet::PtlEncrypt 連携図
Collaboration graph
[凡例]

公開型

enum class  FILTER_TYPE { FILTER_STANDARD = 1 , FILTER_PUBKEY = 2 }
enum class  ENCRYPT_COMPONENT { ENCRYPT_ALL = 1 , ENCRYPT_EXCEPT_METADATA = 2 , ENCRYPT_ONLY_ATTACHED_FILE = 3 }

公開メンバ関数

PdfTk::PtlEncrypt * getNative ()
 PtlEncrypt (FILTER_TYPE filterType)
 コンストラクタ
 PtlEncrypt (PtlEncrypt^ obj)
 コピーコンストラクタ
virtual ~PtlEncrypt ()
 デストラクタ
 !PtlEncrypt ()
 ファイナライザ。
PtlEncrypt operator= (PtlEncrypt^ obj)
 コピーオペレータ
FILTER_TYPE getFilterType ()
 暗号化のフィルターを取得。
int getKeyLength ()
 キー長を取得。
void setKeyLength (int keyLength)
 キー長を設定。
ENCRYPT_COMPONENT getEncryptComponent ()
 暗号化する文書コンポーネントを取得。
void setEncryptComponent (ENCRYPT_COMPONENT component)
 暗号化する文書コンポーネントの設定。
PtlEncryptPermission getPermission ()
 ユーザアクセス許可フラグを取得。
void setPermission (PtlEncryptPermission^ perm)
 ユーザアクセス許可フラグを設定。

限定公開変数類

PdfTk::PtlEncrypt * m_native

詳解

PDFのセキュリティハンドラおよび暗号化情報を表現したクラスです。
すべてのEncryptクラスのベースクラスです。

列挙型メンバ詳解

◆ ENCRYPT_COMPONENT

enum class PdfTkNet::PtlEncrypt::ENCRYPT_COMPONENT
strong

暗号化する文書コンポーネント

列挙値
ENCRYPT_ALL 

文書の全てのコンテンツを暗号化

ENCRYPT_EXCEPT_METADATA 

文書のメタデータを除く全てのコンテンツを暗号化

ENCRYPT_ONLY_ATTACHED_FILE 

添付ファイルのみを暗号化(AES暗号化のみで有効)

◆ FILTER_TYPE

enum class PdfTkNet::PtlEncrypt::FILTER_TYPE
strong

セキュリティハンドラのタイプ
標準セキュリティハンドラのみ対応しています。

列挙値
FILTER_STANDARD 

標準セキュリティハンドラ

FILTER_PUBKEY 

公開キーセキュリティハンドラ

構築子と解体子

◆ PtlEncrypt() [1/2]

PdfTkNet::PtlEncrypt::PtlEncrypt ( FILTER_TYPE filterType)

コンストラクタ

引数
filterTypeフィルタータイプ
例外
PtlException

◆ PtlEncrypt() [2/2]

PdfTkNet::PtlEncrypt::PtlEncrypt ( PtlEncrypt^ obj)

コピーコンストラクタ

引数
objコピー元オブジェクト。
例外
PtlException

◆ ~PtlEncrypt()

virtual PdfTkNet::PtlEncrypt::~PtlEncrypt ( )
virtual

デストラクタ

◆ !PtlEncrypt()

PdfTkNet::PtlEncrypt::!PtlEncrypt ( )

ファイナライザ。

メソッド詳解

◆ getEncryptComponent()

ENCRYPT_COMPONENT PdfTkNet::PtlEncrypt::getEncryptComponent ( )

暗号化する文書コンポーネントを取得。

戻り値
暗号化する文書コンポーネント
例外
PtlException

◆ getFilterType()

FILTER_TYPE PdfTkNet::PtlEncrypt::getFilterType ( )

暗号化のフィルターを取得。

戻り値
暗号化のフィルタータイプ
例外
PtlException

◆ getKeyLength()

int PdfTkNet::PtlEncrypt::getKeyLength ( )

キー長を取得。

例外
PtlException

◆ getNative()

PdfTk::PtlEncrypt * PdfTkNet::PtlEncrypt::getNative ( )

◆ getPermission()

PtlEncryptPermission PdfTkNet::PtlEncrypt::getPermission ( )

ユーザアクセス許可フラグを取得。

戻り値
ユーザアクセス許可フラグ。
PtlEncryptPermissionのサブクラスPtlEncryptPermissionType1若しくはPtlEncryptPermissionType2。
例外
PtlException

◆ operator=()

PtlEncrypt PdfTkNet::PtlEncrypt::operator= ( PtlEncrypt^ obj)

コピーオペレータ

引数
objコピー元オブジェクト。
例外
PtlException

◆ setEncryptComponent()

void PdfTkNet::PtlEncrypt::setEncryptComponent ( ENCRYPT_COMPONENT component)

暗号化する文書コンポーネントの設定。

40ビットRC4の暗号化に対してENCRYPT_EXCEPT_METADATAを設定しても無視されます。

RC4の暗号化に対してENCRYPT_ONLY_ATTACHED_FILEを設定しても無視されます。
ENCRYPT_ONLY_ATTACHED_FILEを設定する場合、ユーザーパスワードは必須です。
また添付ファイルのみを暗号化するので、ユーザアクセス許可フラグが設定されているとNEED_OWNER_PASSWORDのエラーとなります。

引数
component暗号化する文書コンポーネント
例外
PtlException

◆ setKeyLength()

void PdfTkNet::PtlEncrypt::setKeyLength ( int keyLength)

キー長を設定。

引数
keyLengthキー長。40,128,256の値でなければいけません。
例外
PtlException

◆ setPermission()

void PdfTkNet::PtlEncrypt::setPermission ( PtlEncryptPermission^ perm)

ユーザアクセス許可フラグを設定。

この関数は標準セキュリティハンドラでのみ有効です。
公開キーセキュリティハンドラではPtlEncryptPubKeyでアクセス権限を設定して下さい。

引数
permユーザアクセス許可フラグ。
PtlEncryptPermissionのサブクラスPtlEncryptPermissionType1若しくはPtlEncryptPermissionType2。
例外
PtlException

メンバ詳解

◆ m_native

PdfTk::PtlEncrypt* PdfTkNet::PtlEncrypt::m_native
protected