11–3–8 -setImageWatermark:画像ファイル透かし設定

■コマンド例

[処理例]

mark.bmp を透明度0.8 の透かしとしてtest.pdf の1,4,11,12,13 ページめにタイリング状態で挿入しout.pdf に保存する。


[Windows]

AHPDFToolCmd70.exe -setImageWatermark -imagePath C:\test\mark.bmp -pageRange 5 -pageRangeCustom "0,3,10-12" -opacity 0.8 -tiling -d C:\test\test.pdf -o C:\sav\out.pdf


[Linux / Amazon Linux2 X86]

AHPDFToolCmd70 -setImageWatermark -imagePath /home/antenna/test/mark.bmp -pageRange 5 -pageRangeCustom "0,3,10-12" -opacity 0.8 -tiling -d /home/antenna/test/test.pdf -o /home/antenna/sav/out.pdf


■処理内容

画像ファイルを透かしとして挿入します。


■フォルダ指定:対応有り

入力フォルダのPDFファイルに対し、画像ファイルを透かしとして挿入します。入力ファイル名と同一名で出力フォルダに出力します。


■パラメータ

パラメータ
内容
-imagePath
透かしにする画像ファイルパスの指定。指定必須
対応形式:bitmap、jpeg、png、tiff、gif
-scale Val
挿入する透かしの倍率(範囲:0.0~50.0)。省略可。
0.0を指定すると –rect や –margin で指定された描画矩形にフィットする。
指定がない場合、0.0
-rect left bottom right top
透かしを配置する矩形の指定(mm単位)。指定がない場合はページサイズの矩形。
-margin top left bottom right
透かしを配置するときの余白の設定(mm単位)。省略可。
-align Val
透かしの配置場所の設定。指定がない場合は「5:中央」に配置。
1: 左上 2: 中央上 3: 右上
4: 左中 5: 中央 6: 右中
7: 左下 8: 中央下 9: 右下
1~9以外が指定された場合、エラーとなる。
-zorder Val
透かしのZオーダーの設定。省略可。
1: 前面 2: 背面
指定がない場合、「1:前面」に配置。
1,2以外が指定された場合、エラーとなる。
-pageRange Val
透かしを挿入するページ範囲の設定。省略可。
0: 全ページ
1: 先頭ページのみ 2: 最終ページのみ
3: 奇数ページ 4: 偶数ページ
5: 指定したページ
指定がない場合、「0:全ページ」に挿入する。
1~5以外が指定された場合、エラーとなる。
1と-notInFirst、2と-notInLastを指定するとエラーとなる。
-pageRangeCustom Val
透かしを挿入するページ番号あるいはページ範囲を指定。「-pageRange 5」の場合に設定必須。1ページを「0」とする。
例)-pageRangeCustom “0,2-4”
1ページと3~5ページに挿入される。
-notInFirst
指定がある場合、先頭ページには透かしを挿入しない。
指定がない場合、先頭ページに透かしを挿入できる。
-pageRange 1 と同時に指定するとエラーとなる。
-notInLast
指定がある場合、最終ページには透かしを挿入しない。
指定がない場合、最終ページにも透かしを挿入できる。
-pageRange 2 と同時に指定するとエラーとなる。
-notDisplay
指定がある場合、透かしを表示しない。
指定がない場合、透かしを表示する。
-notPrint
指定がある場合、透かしを印刷対象としない。
指定がない場合、透かしを印刷対象とする
-opacity Val
透かしの透明度の設定。省略可。
設定値の範囲:0.0~1.0。0.0が透明、1.0が不透明。指定がない場合、1.0(不透明)。
-tiling
指定がある場合、透かしをタイリング挿入する。-rect指定があるときはrect内でタイリングされる。
指定がない場合、透かしをタイリングで挿入しない。