1–2 おもな機能

複数のPDFファイルを結合してひとつのPDFとして保存します。注釈やフォーム、しおり、添付ファイルとともに結合するかどうかのオプションがあります。


ひとつのPDFファイルから指定のページを抽出し別のPDFとして保存します。


PDFファイルの各ページに、テキスト、画像ファイル、PDFファイル、色を透かしとして挿入します。マルチTIFFファイルやPDFファイルの場合は透かしにするページを指定することができます。テキスト透かしでは、挿入角度設定がタイリング時にも適用されます。 *V6.0 NEW

PDF Tool API V6.0により挿入した透かしは、PDF Tool API V6.0により削除可能です。


PDFファイルに付けられている、パスワードによるセキュリティの情報を取得します。

新規のセキュリティ設定、すでに設定されているセキュリティ情報の変更、セキュリティを削除してセキュリティの付いていないPDFとしての保存ができます。40bit RC4、128bit RC4、128bit AES、256bit AESに対応しています。


PDFファイルに設定されている文書情報を取得、PDFファイルへの文書情報の設定ができます。任意の項目名を持つカスタムプロパティの設定ができます。 *V6.0 NEW


PDFファイルの任意のページを削除します。


PDFファイルの任意のページを回転します。


PDFファイルの任意のページの内容を拡大、縮小します。


指定された矩形内にあるテキスト、画像、パスを削除します。「削除」とは、非表示にするということではなく、PDFファイルからデータそのものを取り除きます。

テキストは、指定矩形内の文字が削除されます。指定矩形の線上の文字も削除対象です。画像については、指定矩形内の画像データを部分削除します。線や四角形などのパスデータについては、パスデータ全体が矩形内に指定された場合に削除します。パスデータが指定矩形からはみ出している場合は削除されません。

PDF Tool API V6.0では、矩形内の削除する要素(テキスト、画像、パス)を指定するオプション *V6.0 NEWを追加しました。


PDFページコンテンツ上の画像をファイルに書き出します。出力画像形式は、bitmap、jpeg、png。画像の幅、高さ、PPI(Pixel Per Inch)が取得可能です。


PDFページコンテンツ上のテキストを取得います。矩形を指定した場合は、矩形内のテキストを取得います。


PDFページコンテンツ上のテキストを対象に検索を行います。複数キーワード検索に対応しています。検索結果場所の矩形取得、検索結果にハイライト注釈を付与、検索結果場所のデータ削除、以上を行うAPIを用意しました。


フォント情報が埋め込まれていないフォントに対し、フォント情報を埋め込み状態に変更します。ただし、埋め込み対象のフォント情報は、動作環境に存在していなければなりません。


しおり情報の取得、既存のしおりの編集や新規しおりの追加、しおりの削除が可能です。


PDFファイルの開き方情報の取得と設定が可能です。


PDFファイルに対して添付されている添付ファイル情報を取得します。

添付ファイルの追加、削除、添付ファイルの書き出しが可能です。


テキスト、スタンプ、ファイル添付、リンク、ハイライト *V6.0 NEWの各注釈は、PDF Tool API V6.0で新規に作成することができます。


PDFファイル上にある注釈の情報取得、編集、削除ができます。


任意の画像ファイルやPDFファイルからスタンプ注釈を作成します。


指定の期間、あるいは指定の場所で表示された場合にのみ閲覧可能にする制限設定をします。ページごとに閲覧制限が設定可能です。場所(フォルダパス)を指定する場合、フォルダパスの末尾や途中にワイルドカードが使用できます。 *V6.0 NEW

Acrobat Java Scriptを利用して制限制御を行います。


PDFのページ上にテキストを挿入します。横書き、縦書きができます。


PDFのページ上に直線、矩形、角丸矩形、円を描画します。


ページをフォームとして描画します。ページ割付処理に応用できます。


画像ファイルをPDFページ上の指定矩形内に描画します。矩形に合わせて画像を拡大・縮小して描画することができます。


画像ファイルからPDFのページを生成します。


リニアライズ保存をするかどうかの指定ができます。


PDFファイル内の画像データに対し、ダウンサンプリングとJPEG圧縮を行います。ダウンサンプリングの種類は、「バイリニア」「バイキュービック」「ニアレストネイバー」の3種類です。指定された解像度以上の解像度を持つ画像データに対し指定の解像度となるようダウンサンプリングが行われます。ダウンサンプリング率の下限値を設定することで、必要以上に画像を小さくして劣化が発生しないようにすることができます。

JPEG圧縮はダウンサンプリング処理と同時に行われます。また、JPEG圧縮処理のみ行うことも可能です。


次の処理を行うことで、PDFファイルを最適化します。

 オープンアクションの削除

 しおりの削除

 注釈・フォームの削除

 アーティクルの削除

 サムネイルの削除

 フォントの統合  *V6.0 NEW


マークアップ注釈(テキスト注釈、スタンプ注釈、図形注釈など)のFDFファイルへの書き出しと、PDFファイルに対してFDFファイルを取り込むことができます。


PDFファイルが持つ様々な情報を取得できます。

文書情報

総ページ数

ページサイズ

開き方

添付ファイル

セキュリティ情報

Web表示用に最適化されているか否か

添付ファイルを持っているか否か

表示矩形の取得

注釈があるか否か

サムネイルがあるか否か

注釈の種類(全種類を判別可能)

マークアップ注釈か否か

署名付きか否か  *V6.0 NEW

PDF/A、PDF/Xであるか否か  *V6.0 NEW

ページモード、ページレイアウトの有無判定  *V6.0 NEW