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Word (DOCX形式)変換設定
Word(DOCX形式)に変換する際の変換条件を指定します。(アドイン変換機能を使用した場合も設定可能な項目は同一です)
図3・39 Word 変換設定(メインの設定画面)
図3・40 Word 変換設定(アドイン変換の設定画面)
標準の変換
PDFを解析して文書書式/段落書式/文字書式などを生成し変換先に再現します。通常、この設定を利用します。
レイアウト優先で変換
変換設定
レイアウト優先で変換(Word)
PDFのレイアウトの再現性を優先するため、ページ上のすべての文字列をテキストボックスで変換します。この設定を有効にすると、PDFのレイアウトを比較的保持して変換できますが、編集がしにくくなる場合があります。
【ヒント】
下図は、「レイアウト優先で変換」オプションを使用した変換例です。
図3・41 レイアウト優先で変換
左側は既定値でWordに変換した結果ですが、地図とその下の表が一部で重なって変換されてしまいます。
右側はレイアウト優先で変換した結果です。設定を有効に定することで、地図と表の重なりが解消されています。
レイアウト優先を指定すると、Word上の段落や表はテキストボックス内に変換されます(図の①、②、③)。
表を作成する
変換設定
表を作成する
既定値では、PDFで水平線・垂直線に囲まれた矩形をWordの表に変換します。しかしグラフなどに水平・垂直線が使用されていると、PDFによっては表に変換することでレイアウトが崩れてしまうことがあります。そのような場合はこの設定をオフにしてください。
文字の下線を変換する
変換設定
文字の下線を変換する
既定値では、PDFの文字列と近接する線分の位置関係を判断して変換先でアンダーライン(下線)に変換します。PDFによっては不要な線が変換される可能性があります。そのような場合はこの設定をオフにしてください。
ヘッダー・フッターを出力する
変換設定
ヘッダー・フッターを出力する(Word)
既定値では、変換先にヘッダーやフッターを出力しません。この設定をオンにすると、PDFの複数ページで上下の余白部分にレイアウトされた文字列を判断してWord のヘッダーまたはフッターに変換します。
線画・画像を変換しない
変換設定
線画・画像を変換しない
既定値では、PDF内の線画・画像をそのまま変換しますが、文字主体のPDFなど内容によっては線画や画像を出力しないことで変換先での編集をしやすくできることがあります。そのようなときには、この設定をオンにしてください。
装飾的な線画・画像を変換する
変換設定
装飾的な線画・画像を変換する(Word)
既定値では、PDFのページの背景に透かしなど装飾的な線画・画像が配置されていた場合にそれらの線画・画像を変換しません。ただし、ページの背景に設定される線画・画像は透かしだけに限らないため、それらの装飾的な線画・画像を変換したい場合はこの設定をオンにしてください。
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