表示されているページの画像に対して回転や傾きの補正をかけたり、任意の画像範囲を移動・消去・コピーするなどの加工処理を行うことができます。
画像編集を行うには、イメージビューを[画像編集モード]に切り替えます。既定値では、[領域編集モード]に設定されています。
画像編集モードは、ツールバーで以下のボタンをクリックするか、メニューバーから[画像認識]→[画像編集モード]と選択してください。
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画像編集モードでは、任意の画像範囲を選択して、移動/コピー/貼り付け、といった加工編集ができます。
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任意の範囲をマウスでドラッグすると、選択範囲に矩形が描画されます。
矩形範囲をマウスでクリックして任意の位置に移動ができます。
矩形範囲が選択された状態で、[切り取り]、[コピー]、[貼り付け]などの操作を指定してください。取り込んだ画像のレイアウトを変更して変換したい場合や、不要な部分を消して変換したい場合などに便利です。
画像編集モードでは、以下の編集処理が可能です。
- 画像の回転補正:横向きや上下が逆になった画像を回転して、正立画像に補正できます。既定値では画像の回転補正機能はオフに設定されています。
- 画像の傾き補正:紙の原稿をスキャンするとき原稿の位置がずれてしまった場合など、傾いた画像を正立画像に補正できます。補正は、自動で行うことも、画像を表示しながら手動で行うこともできます。
- 画像の歪み補正:デジタルカメラで作成した画像は撮影する角度によって画像に独特の歪みが生じて、OCR処理が正しくできない場合があります。そのような画像を手動で補正できます。
- 画像のトリミング:読み込んだ画像の不要な部分をカットして、必要な箇所のみを変換先に移すことができます。
- 消しゴム:読み込んだ画像にゴミのようなノイズがあると、OCR処理で誤認識をする場合があります。消しゴム機能を使用すると、そのような小さなノイズを消去することができます。
- 解像度の拡大:読み込んだ画像によっては、解像度が低くてOCR処理で誤認識してしまうことがあります。このような画像の解像度をある程度拡大処理することで、認識精度をあげることができます。
- カラー/白黒表示:カラー画像でかすれた文字など画像の品質が悪い場合には、いったん白黒画像に切り替えて画像の明るさを調整し、文字の認識精度をアップさせることができます。