1–7 制限事項
制限事項
扱えるPDFファイルの制限
- 本製品で読み込みを保証するのは、PDF1.3 ~ PDF1.7、PDF2.0仕様に準拠したPDFです。ただし、PDF1.7のパッケージ形式(複数のPDFファイルをひとつのPDFファイルとして扱う)には対応しておりません。この形式のPDFを読み込む場合、メインのPDFのみとなります。
- ファイルサイズ上限は2GB未満となります。2GB以上のPDFは開くことができません。1GBを超えるファイルサイズの場合、処理速度の低下や一部の機能が使用できない場合があります。
- ページ数の上限は20,000ページ未満となります。ページ数が10,000ページを超える場合、ファイルサイズによらず処理が行えない場合があります。
- 電子署名が付与されたPDFを編集対象として開くことはできません。しおりやリンク注釈で「外部のPDFを開く」アクションの対象に指定することはできます。
扱えるPDFデータの制限
- グラデーションメッシュ、パターン塗り、透明効果が設定されているPDFは正しく表示できません。PDFで使用されている一部のカラースペース(ICC ベースのカラースペースなど)など、グラフィックス要素の一部で未対応のものがあります。このためPDFによっては正確にデータを表示できない場合があります。
- JavaScript やフォームのアクションなどには対応していません。
- PDFの注釈データ、フォームデータ、QuickTime やFlash などの動画や音声などは表示/再生できません。
- 本製品で用紙サイズを変更すると、Acrobat などで注釈やフォームの表示位置がずれる場合があります。
- Adobe Acrobat等にあるカスタムリンク注釈には対応していません。本製品で開いた場合は非表示になるか正常に動作しません。
- 本製品で扱えないデータでも、元のPDFに含まれていた情報は変わりません。Acrobat などで引き続きご利用いただけます。
PDFの印刷の制限
- 本製品は印刷機能を持ちません。目次のページやページ番号などPDF上のイメージを紙に印刷する場合は、PDFを印刷できるアプリケーションが必要です。
PDFのセキュリティ設定
- 文書を開くパスワードや編集パスワードの設定がある場合、本製品でパスワードを指定しないと表示できません。
PDF の内部に保存されている情報
- ページの移動、コピー、削除、白紙挿入、目次作成が行われた後でPDF出力した場合、オリジナルのPDFに存在した、注釈機能で添付したファイル以外の添付ファイル、アーティクル、XMPなどのメタデータ、文書レベルのJavaScriptが損なわれる場合があります。
フォントの指定・フォント埋め込み
- バリアブル・フォント(Windows 11に同梱されている、Noto Serif JP、Noto Sans JPなど)はフォント指定を正しく扱えません。また、フォント埋め込みができません。