3–27–6 データソース

データソースは差込オブジェクトに差し込むデータです。データソースは、ExcelのワークシートまたはCSV(カンマ区切り形式)のテキストファイルで作成します。

データソースは、プロパティペインの「差込」タブにある「データソース」で指定します。

差込のデータソースとして扱えるファイル形式の詳細については、1–8 差し込みデータに関する制限を参照してください。

データソースの指定

「データソース」の入力枠で、データファイルのフルパスを指定します。入力枠に直接入力するか、入力枠の右側にあるフォルダー参照ボタン bt-dlg をクリックして表示されるファイルダイアログで指定します。

データファイルを指定すると、図3・106 データソースダイアログが出ます。

データソースダイアログ

図3・106 データソースダイアログ
  1. ワークシートが複数ある場合は、タブをクリックしてワークシートを選択します。
  2. 右側にある列名一覧で、使用する列を指定できます。差込データとして使用しない列は、列名左のチェックを外します。
  3. 「Excel表示形式を適用しない」にチェックを入れると、Excelで設定されている表示形式を無視します。Excelで設定されている表示形式を使わず、「瞬簡PDF 書けまっせ 9」で設定した表示形式を適用するときは、「Excelの表示形式を適用しない」にチェックを入れます。表示形式については3–23 テキストボックスと差込オブジェクトの表示形式を参照してください。
  4. [OK]ボタンをクリックすると指定が確定します。

データソースダイアログを再度表示したい場合は、プロパティペインの「差込」タブの「データソース」入力枠の下にある「詳細設定」をクリックしてください。

データソースの開始行

データソースの先頭に列名などが入っている場合は実際のデータの開始行を指定します。データの開始行は、プロパティペインの「差込」タブにある「データソース開始行」を数値で指定します。「データソース開始行」の入力枠に数値を入力するか、入力枠右側の ▲ ▼ のクリックで値を増減します。

データソースの解除

データソースの指定を解除するには、プロパティペインの「差込」タブにある「データソース」の入力枠の内容を消去してください。

データソースと差込オブジェクトの対応関係

データソースの1行が差込データの1レコードに対応します。

1行のデータの先頭から、差込順序の指定に従って差込オブジェクトにデータが割り当てられます。このとき差込データとして使用しない設定の列データは無視されます。

データリピートが指定されていれば、差込処理はデータソースの行数分繰り返されます。