4. データベースの構築・更新
『電子取引Save』は MariaDB に専用のデータベース、テーブル、レコードの構築と設定が必要です。インストール先に「電子取引Save V2.0管理ツール」がインストールされています。
ご注意：Windows版でインストール時にデータベースの構築を行っている場合は、「4.2. データベースの構築」を行う必要はありません。
4.1. 「電子取引Save V2.0 管理ツール」の標準設定
「電子取引Save V2.0 管理ツール」では、デフォルトで次の設定を行います。
・MariaDB のroot ユーザーのパスワード : admin (※)
・サーバーアドレス : localhosts
・接続ポート : 3306
・データベース名 : ebeserver
・データベースの接続ユーザー名: ebeadmin
・データベースの接続ユーザーのパスワード: ebepassword
※Windows版インストーラで MariaDB をインストールした場合はMariaDB の root ユーザーのパスワードは “admin” に設定されています。
4.2. 「データベースの構築」
「電子取引Save サーバー・アプリケーション」の初回インストール後は、当ツールを使って「データベースの構築」を行います。
ツールの起動方法
・Windows版の場合：C:\EbeServer\tools\EbeDBCmd.exe
（スタートメニューにある「Antenna House 電子取引Save V2.0」から「電子取引Save V2.0 管理ツール」からも設定が可能です。）
・Linux版の場合：dotnet /usr/EbeServer/tools/EbeDBCmd.dll
対話形式の入力により必要な設定を入力してデータベースの構築を行います。
データベースを新規で構築する場合は、1 で実行します。
アプリケーションのデフォルトのまま変更しない場合は “ESC” でスキップすることが可能です。スキップした場合は「「電子取引Save V2.0 管理ツール」の標準設定」の値が参照されます。
最後の問い合わせ「”ESC"("Y" または "y" 以外) を入力すると、処理をキャンセルします。」に対して、“Y” または “y” を入力すると処理を実行します。“ESC”を入力すると処理をキャンセルします。
「データベースの構築」では管理者用ユーザーアカウントが自動的に作成されます。
『電子取引Save』に初めてユーザーの認証を行う際は次のIDとパスワードで認証を行ってください。
管理者権限を持つユーザーは、ユーザーID：admin、パスワード：adminpasswd です。
4.3. 「データベースの更新」
バージョンアップなどアップデートインストール後は、当ツールを使って「データベースの更新」を行い『電子取引Save』のデータベースのバージョンアップを行ってください。
データベースの更新が必要かどうかは自動的に判断・処理されます。
ツールの起動方法
・Windows版の場合：C:\EbeServer\tools\EbeDBCmd.exe
・Linux版の場合：dotnet /usr/EbeServer/tools/EbeDBCmd.dll
データベースの更新を行う場合は、2 で実行します。