XSL Formatter V3 改訂情報

Antenna House XSL Formatter V3.4 改訂５版は下記の改修をいたしました。

• 改修内容
  1. XSLT 1.0仕様の 2.3 Literal Result Element as Stylesheet にある形式のスタイルシートでエラーが出る。
  2. アラビア語の中にfo:page-number-citationが含まれていると、BIDI処理が正しく行なわれないことがある。
  3. force-page-count="end-on-doubly-even"が正しく機能しない。
  4. border-widthがゼロだとborder-radiusが有効にならない。
  5. border-radiusを指定したとき、PDF出力でエラーになることがある。
  6. line-height-shift-adjustment="disregard-shifts"が正しく機能しないことがある。
  7. 改行が生じて行頭になった画像やfo:inline-containerの直後の空白が消えてしまうことがある。
  8. WMFでペン幅ゼロの矩形が正しくPDFに出力されない。
  9. PDF出力時に Flate Compression Error となるPNGがある。
  10. span="all"で、段が不揃いになることがある。
  11. テーブルの途中で改段したとき、1段目のほうが短くなることがある。
  12. WindowsNT4.0で動作しない。
  13. 段組でspan="all"のblockのあとにspan="all"の指定のない分割できないblockが続くとき、オーバーフローしてしまうことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.4 改訂２版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. HP-UX11i v1 (B.11.11) PA-RISC に対応した。
• 改修内容
  1. 均等割り付けのときにletter spacingを指定すると、maximumの値以上にスペースが配置されることがある。
  2. 段組指定されたfo:block-container内に、ひとつのblockの前と後の両方で強制改ページするような指定があるときに、不要な改ページが連続して起こることがある。
  3. 幅ゼロのfo:inlineが次の行に送られることがある。
  4. 大きさ固定の空のfo:inlineが行末にはみ出すことがある。
  5. 段組の途中からの<fo:block span="all">の先頭にside-floatがあり、その内容がそのページに収まりきらない大きさのとき、次のページに送られずにページからはみ出てしまうことがある。
  6. fo:floatとその直前のblockとの間で、段分割されないことがある。
  7. clearが効かずにside-floatが正しく配置されないことがある。
  8. table-cell内のside-floatによるテキストの回りこみが正しく行われないことがある。
  9. span="all"が指定されたblockのあとで不必要な改ページが発生することがある。
  10. list-item-body中のtableで、fo:blockにspace-before.minimumなどの指定があるとき、tableの分割が正しく行なわれないことがある。
  11. テキスト出力で、tableが正しく揃わないことがある。
  12. border-radiusを指定しても、隣り合うボーダーがないと丸めが起こらない。
  13. 段組で、fo:list-itemにclearの指定があり、fo:list-item-body内にfo:float があるときに、list-item間での改段がされないことがある。
  14. floatが横にあるテキストの途中で改ページが生じたとき、justify指定があると文字間が空いてしまうことがある。
  15. MathMLのフォントがboldにならないことがある。
  16. MathMLで、[ と ] が揃わないことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.4 改訂２版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. .NET Framework 2.0 に対応した。
• 改修内容
  1. number-rows-spannedが2以上で、.conditionality="retain"のborder-after-widthやpadding-afterが指定されたセルが分割されたとき、そのセルのborder-afterの描画位置が正しくないことがある。
  2. border-after-width.conditionality="retain"が指定されたtable-cellが分割したとき、そのtable-cellに指定されたborder-afterが出力されないでborder-after-width.conditionality="discard"であるtableのborder-afterが出力されることがある。
  3. U+00EAなどの一部のLatin文字の直前にCJK文字があると、その文字にLatinフォントが採用されないことがある。
  4. fo:markerの親のFOの生成するAreaが、ページ境界ぎりぎりで次のページに送られるときに、fo:retrieve-markerでmarker内容が取得されずに空になってしまうことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.4 改訂２版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. 画像処理での一時ファイルの使用を廃した。(不可避な場合を除く)
• 改修内容
  1. PDF注釈のファイル添付で、ファイルのパスが長いと添付に失敗する。
  2. 一部のOpenTypeフォントでシステムエラーが発生することがある。
  3. 日本語の濁点などがラテン文字と判定されることがある。
  4. 狭い領域で長い単語のハイフネーションが起こると、最初以外のハイフネーションが正しくないことがある。
  5. 偶数ページと奇数ページに違うページマスタが割り当てられていて、どちらのページマスタにもfo:flowの割り当てがないときに無限ループする。
  6. 偶数ページと奇数ページでregion-bodyの配置の異なるページマスタが切り替わるとき、table-cellのボーダーの位置と内容のテキストや画像の位置が不正になることがある。
  7. tableの入れ子のときの改ページが正しくないことがある。
  8. table内のlist-blockの先頭のlist-itemに指定されているkeep-with-previous="always"が効かないことがある。
  9. letter-spacingが指定されているとき、linefeed-treatment="preserve"が効かない。
  10. ColorProfileが含まれる画像をPDF出力するとき、一時ファイルが残ることがある。
  11. PDF1.3、PDF1.4の出力で、JPEG2000のJPXDecodeが出力されてしまう。
  12. fo:tableにtable-omit-footer-at-break="true"が指定されていてかつfo:table-footerが存在して、keep-togetherで分割禁止にされていてnumber-rows-spannedが指定された1ページに収まりきらない大きなセルがあるとき、無限ループになってしまうことがある。
  13. 行番号のinside/outsideが正しく処理されないことがある。
  14. SVGでmarkerUnits="strokeWidth"が正しく処理されないことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.4 改訂１版は下記の改修をいたしました。

• 改修内容
  1. 最終ページでページマスタが変わるとき、margin-*の指定によって余計なページが出力されることがある。
  2. 最終ページマスタでregion-bodyが小さくなるとき、段組でのtableの分割位置が正しくないことがある。
  3. ENSPACEなどが出力されないことがある。
  4. スポットカラーを4096個以上指定すると不正なPDFが生成される。
  5. 非Windows版で、生成PDFのパミッションが600になる。
  6. Windows版でfont-config.xmlにシステム以外のフォントフォルダを指定したとき、そのフォントが正しく参照されないことがある。
  7. テーブル内にleaderがあると、セルの幅が正しくないことがある。
  8. 直後にテキストが続くインライン要素にkeep-with-next.within-line="always"が指定されていると、テキスト内で改行されなくなることがある。
  9. コマンドラインにおいて、<fo:page-number-citation axf:number-type="column">で段番号が参照できないことがある。
  10. BitPerPixelが2の画像のダウンサンプリングに失敗することがある。
  11. YCbCrKカラースペースのJPEGのダウンサンプリングが正しく行なわれない。
  12. YCbCrKカラースペースのJPEGが正しくPDFに出力されない。
  13. JPEG内のカラープロファイルがPDFに出力されない。
  14. SVGで、markerUnits="userSpaceOnUse"が正しく評価されない。
  15. SVGで、テキストに適用した<a>が効かない。
  16. 埋め込んだPDFのサイズが正しくないことがある。
  17. PDFにOpenTypeフォントを埋め込んだとき、PDFのプロパティでType1(CID)と表示されるべきところTrueType(CID)と表示される。
  18. アラビア語などで、LRE<fo:inline>Arabic</fo:inline>PDFというときPDFが処理されない。
  19. アラビア語などで、<fo:inline>RLEというとき、不必要にBIDI埋め込みレベルが上がってしまうことがある。
  20. fo:inlineの先頭にfo:floatがあると、1行目のテキストがside-floatと重なってしまうことがある。
  21. 日本語で丸付き数字が全角扱いされていない。
  22. EMFの一部が黒く塗り潰されてしまうことがある。
  23. fo:blockcontainerの段組などで、side-floatが1段目の最後の方に位置するとき、最後の行が次の段に送られてしまうことがある。
  24. fo:static-contentの子にfo:retrieve-markerがあり、対応するfo:markerの子がアラビア語などのときシステムエラーが起こる。

Antenna House XSL Formatter V3.4 は XSL Formatter V3.3 に比べて主に下記の点が強化されました。

1. PANTONE®オプションにより、スポットカラーにPANTONE®の色名だけを指定することができるようになりました。
2. DistillerでのPDF出力でshow-destinationが有効になりました。
3. axf:document-infoが拡張され、PDFオープン時の倍率やアクションなどが指定できるようになりました。また、これらを指定する文書情報ダイアログも新設されました。
4. SVGの<a>に対応しました。
5. 行番号が出力できるようになりました。
6. 欧文組版のための拡張を用意しました。これにより、仏語でのギュメの内側の空白の調整などが可能になります。また、EU公文書ルールに従った文書も作成できます。
7. 段落の最後の行が１語だけにならないように指定できるようになりました。

Antenna House XSL Formatter V3.4 は XSL Formatter V3.3 に比べて主に下記の点を改修しました。

1. side-floatが横に配置されるline-areaで、負のstart-indentが無視される。
2. pathでクリッピングしてグラデーションで塗りつぶすSVGが正しく描画されないことがある。
3. region-bodyの大きさが変わるとき、不要な空白ページが出力されることがある。
4. font-stretchに1未満を指定したとき、約物詰め処理が効かなくなることがある。
5. WordMLのチャートをPDF出力すると、その位置がずれることがある。

Antenna House XSL Formatter V3.3 改訂3版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. XSLTでの<xsl:message terminate="no">のときのメッセージをGUI等で出力するようにした。(MSXMLを除く)
  2. 設定ファイルのPDF出力設定でGIFのパススルーを制御できるようにした。
  3. 非常に大量の<fo:marker>があるときの処理速度を改善した。
• 改修内容
  1. 組版オプション設定ダイアログのXSLT設定でxsl:paramの変更がうまく行なえない。
  2. <fo:inline>の前に空白があり、<fo:inline>内の行頭禁則文字が行末にかかると、改行位置が正しくないことがある。
  3. 丸め罫で指定した背景色の一部が欠けることがある。
  4. ちょうど256文字のしおりがPDFへ出力されないことがある。
  5. letter-spacingを指定するとaxf:break-allが有効にならない。
  6. letter-spacingを指定すると小書きのカナが禁則処理されてしまう。
  7. 入れ子になった<fo:block>である条件で改ページが起こると、不正なtext-indentが生じることがある。
  8. <fo:wrapper>などの前後の空白が、行頭に表示されてしまうことがある。
  9. gotorリンクをPDF出力しようとするとランタイムエラーとなることがある。
  10. Sambaサーバ上にインストールしたXSL Formatterが起動できないことがある。
  11. ぶら下げが正しく起こらないことがある。
  12. タイ語でSARA AM直前の声調記号の位置が正しくないことがある。
  13. Mac版に含まれるXfoJavaCtlのファイル名に誤りがあった。
  14. Solaris版、Linux版などで、ハイフネーションオプションが動作しないことがある。
  15. fo:markerでBIDIが考慮されない。
  16. 改段の位置に削除されるスペースがあると、段のバランスがくずれることがある。
  17. PDFでCMapが正しく出力されないことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.3 改訂2版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. AIXに対応した。
  2. SOFT-HYPHENに対してもhyphenation-ladder-countを適用するようにした。
• 改修内容
  1. format="a"とすると異常終了する。
  2. 英語版で、オプション設定ファイルの読み出し／書き出しダイアログのファイルの種類の表示が正しくない。
  3. number-columns-spannedとnumber-rows-spannedに計算式を書いても評価されない。
  4. 半角カタカナでの改行位置が正しくないことがある。
  5. テーブルを入れ子にすると、１列目と２列目が同じ内容でも行数が異なることがある。
  6. row数の多いテーブルで、余分なボーダーが表示されることがある。
  7. row数の多い自動レイアウトのテーブルで、ボーダーが表示されないことがある。
  8. SVGのグラデーションが正しく印刷されないことがある。
  9. アクセス権のないフォントが存在すると、ハングアップしてしまう。
  10. 大量のPDFを埋め込むと、エラーが発生する。
  11. テーブルヘッダとボディの間、テーブルフッタとボディの間のボーダーが正しくないことがある。
  12. Windows以外で、HTTPのリダイレクトが正しく処理されない。
  13. side-floatの影響を受けるblock内に段幅を超える画像があるとハングアップすることがある。
  14. reference-orientationなどが使われている複雑なテーブルで、break-before="page"が効かないことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.3 改訂1版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. リニアライズドPDFに対応した。
  2. オプション設定ファイルのdefault-colorにrgb-icc等の指定ができるようにした。
  3. PDF出力で、フォントにグリフがないときに処理を打ち切れるようにした。
  4. コマンドラインで@AreaTreeによってエリアツリー出力を指定できるようにした。
• 改修内容
  1. fo:block-container内の段組機能を使用していると、高さを指定できない。
  2. PDFを埋め込んだとき、その位置がPDFに出力したときにずれたり、表示されなかったりすることがある。
  3. XMLにスタイルシートの指定があると、エラーが発生することがある。
  4. テーブルセルのボーダが、一部分だけ残ることがある。
  5. イメージを参照するFOが、書き込み権限のないフォルダにあるとき、FATAL: Flate Compression Error が発生することがある。
  6. GUIで変更したPDFオプション設定が、再起動時に反映されない。
  7. CJKで、指定したフォントにLatinフォントが含まれているにもかかわらず、それが採用されないことがある。
  8. table-layout="auto"のとき、ハイフネーションされないことがある。
  9. keep-with-previous.within-line="always"が指定された<fo:inline>が、行末にはみでることがある。
  10. AXF3_XSLT_COMMANDで指定したXSLTプロセッサが呼び出されないことがある。
  11. axf:outline-title=""としたとき、作成したPSファイルがDistillerでオープンできないことがある。
  12. SVGのデータからのPDF出力がAcrobat5で表示されないことがある。
  13. fo:leaderを指定したときにSystem Errorが発生することがある。
  14. JPEGを含むCGMを参照したFOを組版してPDF出力しようとすると、RenderPDF::renderPage()が発生することがある。
  15. row数が大きいtableで、ある条件のときにSystem Errorが発生することがある。
  16. axf:word-break="break-all"のとき、空白の位置で改行が起こるとハングアップすることがある。
  17. letter-spaceingを指定すると、ハイフネーションされない。
  18. fo:inline-containerがあるとき、行頭禁則が有効にならない。
  19. コマンドラインオプション -picg -picm が効かない。
  20. Justify指定があるとき、fo:inline直後に不要な空白が空くことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.3 は、XSL Formatter V3.2に比べて主に下記の点が強化されました。

1. SVGへの出力 が可能になりました。（SVG出力はオプションです。）
2. GUIで検索ができるようになりました。
3. トンボを出力 できるようになりました。
4. PDFへの注釈 の出力ができるようになりました。
5. 丸め径、ボックスシャドウ の指定ができるようになりました。
6. fo:block-container 中での段組が指定できるようになりました。
7. axf:footnote-position が拡張され、傍注などができるようになりました。
8. axf:footnote-align 、 axf:footnote-stacking で、脚注の配置を指定できるようになりました。
9. 同一ページ内の同一の脚注を削除 できるようになりました。
10. PDF出力でのフォントの埋め込みで、欧文基本14フォントも埋め込めるようになりました。
11. スポットカラーに対応しました。
12. JPEG2000に対応しました。
13. ラスタ画像のダウンサンプリングができるようになりました。

Antenna House XSL Formatter V3.2 改訂５版は下記の改修をいたしました。

• 改修内容
  1. ある種のWMFが、PDFへ正しく出力されない。
  2. run.shに空白を含んだファイルを与えるとオープンできない。
  3. MacOSX版で、ハイフネーションオプションが有効にならないことがある。
  4. MR4で、フッタのページ番号の位置が正しくないことがある。
  5. MR4で、分割されたセルの罫線が正しくないことがある。
  6. PDFを埋め込んだPDFを、Acrobat6で名前を付けて保存できないことがある。
  7. 脚注が不必要に次のページに送られてしまうことがある。
  8. SVGで非常に小さい楕円を描いたとき、PDFが開けないことがある。
  9. ネストしたblockにspan="all"とbreak-before="page"があるとき、そのblockを参照したpage-number-citationが返すページ番号の値が正しい値より1多いことがある。
  10. list-item-body内のblockにclearが指定されていて、改ページしないとlist-itemにかかるようなside-floatがlist-itemの前にある場合に、list-itemで改ページが起きるとlist-item-bodyの位置が前のページのside-floatの影響で下に下がってしまうことがある。
  11. fo:table内にfo:table-footerが存在してfo:table-headerが存在せず、fo:table-body内のfo:table-rowにborder-after-*が指定されていて、tableがページ分割されたとき、一部のボーダーの表示が正しくなくなることがある。
  12. 縦書き横書き混在の文書をPDF出力すると、文字位置が正しくないことがある。 行の折り返し位置が前のページのfo:floatの影響を受けてしまうことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.2 改訂４版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. 処理速度を改善した。
• 改修内容
  1. MacOSX版でGIFが表示できないことがある。
  2. fo:table-rowにbreak-after="page"を指定しても改ページされないことがある。
  3. reference-orientation="90"が指定されたテーブルが複数ページにわたったとき、２ページ目以降のテーブル幅が広くなる。
  4. MacOSX版でfont-configに指定したfont-aliasが効かないことがある。
  5. 段組で、２段目以降のリストの文字が重なることがある。
  6. fo:retrieve-markerがあるところのwriting-modeと、fo:markerがあるところのwriting-modeが違っているとき、結果が正しくない。
  7. 段組で、指定していないborder-before-width.conditionality="retain"の動作が生じることがある。
  8. 段組内でのaxf:overflow-condenseの動作が正しくないことがある。
  9. writing-mode="rl-tb"が指定されていると、column-ruleが正しく処理されない。
  10. 改ページをまたぐセルの背景色が、paddingの指定でおかしくなる。
  11. 和欧文間の空きができたりできなかったりすることがある。
  12. float="outside"が正しく配置されないことがある。
  13. WMF/EMF中のシンボルフォントがうまく表示できないことがある。
  14. 改ページ後、number-rows-spannedが指定されたセルに隣接するセルに余分な空白が入る。
  15. Javaインターフェイスで、setXSLTParamが動作しない。
  16. エラーのある組版で、コマンドラインからのPDF出力が止まってしまうことがある。
  17. SmallCaps処理で、トルコ語など正しい大文字にならないことがある。
  18. Arabicで"font-style="italic"を指定すると、Arabicの文字が表示されないことがある。
  19. SVGの表示で、同一クラスに対する複数のスタイル指定があるとき、後のスタイル指定が無視されてしまうことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.2 改訂３版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. CJKの組版で、文字が詰まり過ぎることがあるのを改善した。
  2. floatの親をreference-areaと解釈するようにし、floatの位置をより正確にした。
  3. page-sequenceの順序が間違っているときにエラーを表示するようにした。
• 改修内容
  1. SVGでfont-aliasによるフォントの置き換えが有効にならない。
  2. text-decoration="line-through"と共に指定したcolorが反映されない。
  3. FO内に指定した入れ子の<!ENTITY...>が正しく評価されないことがある。
  4. fo:table-bodyにfo:markerがあるときにtable-footerの2ページ目以降のborder-beforeが消えてしまう。
  5. fo:page-number-citationが1つ前のページ番号になることがある。
  6. PDFに出力したときテーブルボーダーの一部の幅が変わってしまうことがある。
  7. 自動レイアウトのtableの中のtable-cell内に複数のtableがネストしているときに System Error が起こることがある。
  8. 段組で、span="all"のblockに囲まれて改ページしないとページ内に収まりきれない高さのblock-containerがあるとき、改ページされないではみでてしまうことがある。
  9. Type1フォントで、埋め込むとすべて同じ文字になってしまうものがある。
  10. 文字がわずかに行に入りきらないときにその文字が次の行に送られてしまうことがある。
  11. 改訂バーの位置が正しくないことがある。
  12. ユーザスタイルを使ったEMFが正しく描画できないことがある。
  13. COMインターフェイスの初期化時にシステムエラーになることがある。
  14. span="all"が指定されているfo:blockに指定されたbreak-after="page"が無視されることがある。
  15. PDFにすると、実線以外のボーダーが少し欠けることがある。
  16. axf:overflow-condense="font-size"がleaderなどにより効かないことがある。
  17. fo:static-content内にある幅の指定がないfo:table内のfo:table-cellにパーセント指定の幅が指定されているとき、tableとcellの幅がページごとに狭くなる。

Antenna House XSL Formatter V3.2 改訂２版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. MathMLの描画精度を上げ、演算子辞書の変更を可能にした。
  2. axf:background-imageにdataスキームを指定できるようにした。
  3. axf:assumed-page-number、axf:assumed-page-number-prefixを追加した。
  4. fo:page-number-citation などで、未解決の ref-id を警告するようにした。
  5. 領域高さ決定にフォントの internal leading を考慮するようにした。
• 改修内容
  1. 表の auto layout で、レイアウトが崩れることがある。
  2. プリンタ設定ファイルの内容の一部が正しく反映されないことがある。
  3. ゼロページの文書をコマンドラインで組版しようとすると応答なしになる。
  4. PDFへ埋め込まれるサブセットフォント名が固定的なため、Acrobat5 ではマージできない。
  5. axf:append-non-starter-characters で指定した文字が、効かないことがある。
  6. C++/Cインターフェイスの setDocumentText() が動作しない。
  7. table-omit-footer-at-break="true" で、table-footer が1ページに収まりきらないとき、table-footer の一部が欠落することがある。
  8. flowの途中の改ページでページマスタの変更により段の幅や段組の段数が変わるとき、システムエラーになることがある。
  9. 縦書きで改訂バーの位置が正しくない。
  10. SVGで面積のない矩形をグラデーションすると不正なPDFが生成される。
  11. table-cell内で改ページしたとき、配置が異常になることがある。
  12. before-floatとfootnoteが両方あるとき、before-floatが次のページに送られてしまうことがある。
  13. 強制改ページ直後のblock内にside-floatがあるとき、block 内のテキスがside-floatの横に配置されるべきなのに、下に配置される。
  14. side-floatの幅が0であるとき、clear指定があっても連続するside-floatが重なってしまう。
  15. fo:blockに誤って指定されたwriting-modeが評価されてしまう。
  16. フォントによって、PDF出力したときに縦書きにならないことがある。
  17. ヒラギノフォントのPDFへの埋め込みができない。
  18. 単色あるいは無色のPNGがPDFへ埋め込めない。
  19. WMFをPDFに埋め込むと本来はない黒いボックスが現れることがある。
  20. 古いWMFがうまく表示できないことがある。
  21. font-weight="600" のとき、GUIとPDFで文字幅が異なることがある。
  22. space-after.conditionality="retain" の設定がないのにtable-cell内の改ページにfo:tableのspace-afterが影響していた。
  23. 縦書きでnumber-row-spannedが2以上であるtable-cellが改ページが生じた直後にあるときに表示位置が不正になることがあった。
  24. FO中でのCMYK値の変更がPDFに出力されない場合がある。
  25. 日本語で文字が詰まり過ぎることがある。
  26. EMFをPDFに出力すると歪んだり反転したりすることがある。
  27. reference-orientationによって回転した領域に付いている改訂バーの長さが正しくない。

Antenna House XSL Formatter V3.2 改訂１版は下記の強化／改修をいたしました。

• 強化内容
  1. XSL Formatter MathML オプション に正式に対応しました。
  2. 各インターフェイスに分冊出力されるPDFファイルの総数を得るメソッドを追加しました。
  3. Javaインターフェイスに次のメソッドを追加しました。
     render(InputStream xml, InputStream xsl, OutputStream out)
• 改修内容
  1. SVGでclip-ruleが評価されず塗り潰されてしまう。
  2. 前方参照のページ番号でpage-number-prefixのテキストが正しく設定されない。
  3. オプション設定ファイルの PrinterOrientation="auto" が正しく評価されない。
  4. East Asian Width があいまいな文字に対して、常にCJKフォントを要求される。
  5. tableに不正なborderが出力されることがある。
  6. text-align=""という誤った指定がエラーにならない。
  7. Windows版インストーラで一部DLLが誤ってシステムディレクトリにインストールされる。
  8. 新規インストールしたとき GUI での組版でハイフネーションされないことがある。
  9. V3.1で作成したプリンタ設定ファイルが読み込めない。
  10. axf:hanging-punctuation="end" axf:kerning-mode="contextual" のとき、句読点の前の１文字が領域をはみ出すことがある。
  11. PNGやTIFFが印刷できないことがある。

Antenna House XSL Formatter V3.2 は、XSL Formatter V3.1に比べて主に下記の点が強化されました。

1. オプションで MathML を独自描画できるようになりました。
2. 弊社 XSL Report Designer がインストールされている環境では、そのレイアウト定義ファイルを指定して組版できるようになりました。
3. WordMLがスタイルシート指定なしで組版できるようになりました。
4. 多分冊PDF出力ができるようになりました。
5. PDFでのリンクが強化され、きめ細かなリンクが設定できるようになりました。
6. PDFへのPDFの埋め込みができるようになりました。
7. 外字(EUDC)に対応しました。
8. 未対応だった下記のプロパティに対応しました。
   • text-align=<string>
   • alignment-adjust
   • alignment-baseline
   • dominant-baseline
   • glyph-orientation-horizontal
   • glyph-orientation-vertical
9. fo:external-graphic の src に、dataスキーム(RFC2397)が指定できるようになりました。
10. gzip圧縮されたEMF/WMFに対応しました。
11. TIFFの機能強化をしました。
    • CIEL*a*b カラースペース対応。
    • Palletteカラー画像のα化の対応。