「セキュリティ」処理の設定を編集
「セキュリティ」処理の設定

図3・16 「セキュリティ」選択時の「機能設定」領域
[セキュリティ]を有効にする
スライドボタンをONにすると「処理実行」を実行した際に「セキュリティ」が実行されます。
プリセット
名前を付けて保存した設定をドロップダウンリストから選択します。
- 保存:現在の設定内容を名前を付けて保存します。「名前を付けて保存」ダイアログが出るので、設定名を指定して、[OK]ボタンをクリックしてください。
- 削除:名前を付けて保存した設定を削除します。「設定」ドロップダウンで選択されている設定が削除されます。
暗号レベル
暗号レベル
画面上のポップアップリスト「暗号レベル」を使って、閲覧するユーザーの利用可能な機能を制限するためのセキュリティの暗号レベルを設定します。「瞬簡PDF 作成 2024」では、次に示す4つの暗号レベルに対応しており低レベル/高レベルそれぞれによって設定可能なオプションの内容が異なります。また、下に示すようにPDF ファイルに設定したセキュリティの暗号レベルによって、そのファイルを開くことができる Adobe Acrobat/Acrobat Reader のバージョンが異なります。
- 128-bit RC4
- 128-bit AES
- 256-bit AES
文書を開くために必要なパスワードを設定する
チェックするとPDFファイルを開く時に必要なパスワード(ユーザーパスワード)の設定を行います。
- ユーザパスワード:ユーザーパスワードを入力します。
権限設定
このエリアに表示されるオプションを用いて指定した暗号レベルに応じた権限設定を行います
- 権限とパスワードの変更に必要なパスワードを設定する:チェックするとPDFファイルの編集や印刷を許可する範囲を設定するなど、セキュリティ設定を変更する際に要求されるパスワード(オーナーパスワード)の設定を行います。
- オーナーパスワード:オーナーパスワードを入力します。
- 印刷を許可:印刷の可否と解像度を設定します。
- 許可しない:作成された PDF ファイルの印刷ができなくなります。
- 低解像度:ファイルを印刷する時の解像度が 150dpi に制限されます。また、各ページがビットマップ画像として印刷されるため、印刷速度が遅くなります。
- 高解像度:印刷時の制限が何も設定されないため、任意の解像度で印刷することができます。PostScript プリンタを利用する場合には、高品質のベクトル印刷を行うことができます。
- 変更を許可:変更の可否と許可する内容を設定します。
- 許可しない:一切の変更を禁止します。(署名/フォームフィールドへの入力も行えません。)
- ページの挿入、削除、回転:ページの挿入/削除/回転、しおり/サムネイルの作成を除いた変更を禁止します。
- フォームフィールドの入力、および既存の署名フィールドに署名:署名/フォームフィールドへの入力だけが行えます。
- 注釈の作成、フォームフィールドの入力、および既存の署名フィールドに署名:注釈の作成、署名/フォームフィールドへの入力だけが行えます。
- ページの抽出を除くすべての動作:内容の抽出以外の操作を行うことができます。
- テキスト、画像、およびそのほかの内容のコピーを有効にする:チェックすると作成されたPDF ファイルからのテキスト/画像の抽出/コピーを可能にします。
- アクセシビリティを有効にする:チェックすると作成されたPDF ファイル閲覧時のアクセシビリティ機能(スピーチ機能/表示調整機能/キーボードによるマウス代替機能等)を有効にします。