C/C++インターフェイス

C/C++インターフェイスを利用することにより、C/C++プログラムへ AH Formatter V6.6 を組み込むことが可能です。

注意: Windows版(32ビット版)を Windows x64 Edition にインストールすることができますが、その場合にC/C++インターフェイスを利用するときは、Win32 プラットフォーム用にコンパイルしてください。

ヘッダファイル

以下のヘッダファイルが [Install directory]/include に含まれています。

ヘッダファイル 内容 場所
xfoifc.hC++ 用ヘッダ [Install directory]/include
xfoifc_c.hC 用ヘッダ

ライブラリファイル

以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/lib に含まれています。

ライブラリファイル 内容 場所
Windows用 C/C++インターフェイス [Install directory]
libXfoInterface.soLinux / Solaris用 C/C++インターフェイス [Install directory]/lib
libXfoInterface.dylibMacintosh用 C/C++インターフェイス [Install directory]/lib

Windows版では、以下のリンク用ライブラリファイルが [Install directory]/lib に含まれています。

ライブラリファイル 内容 場所
XfoInterface.libDLLリンク用ライブラリ [Install directory]/lib

コンパイラについて

Windows

AH Formatter V6.6 Windows版は、Microsoft Visual C++ 2010 でビルドされています。GUIを除き、MFCは使われていません。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。

Solaris

AH Formatter V6.6 Solaris版は、 Forte Developer 7 C++ 5.4Sun Studio 11 でビルドされています。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。

Linux

AH Formatter V6.6 Linux版およびLinux 64ビット版は、GCC 4.1 でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 4.1 以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。GCC についての詳細な情報は GCC, the GNU Compiler Collection を参照してください。

Macintosh

AH Formatter V6.6 Macintosh 64ビット版は、Xcode7.3.1 Apple LLVM version 7.3.0(clang-703.0.31)でビルドされています。

サンプルプログラムのビルド

[Install directory]/samples/cppおよび[Install directory]/samples/c は簡単なサンプルプログラムをいくつか含んでいます。

Windows

Windows環境において、Visual C++のコマンドラインでサンプルをビルドするには、コンソールで次のようにコンパイラを実行します。

> cd [Install directory]/samples/cpp > cl -EHsc -I ..\..\include sample.cpp ..\..\lib\XfoInterface.lib /MT

Windowsでのビルドでは、[スタート]-[Microsoft Visual Studio 2010]-[Visual Studio Tools] にある、コマンドプロンプトを使用してください。

このプログラムを実行するには、環境変数 PATH に [Install directory] を追加しておく必要があります。その後、次のように実行することかできます。

> sample sample.fo sample.pdf

Linux

Linux環境においてGCCを使用する場合のコマンドラインを以下に示します。

$ cd [Install directory]/samples/cpp $ LD_LIBRARY_PATH=../../lib:${LD_LIBRARY_PATH} $ export LD_LIBRARY_PATH $ g++ sample.cpp -I../../include -L../../lib -lXfoInterface -o Samplecppcmd -lstdc++ -lpthread

ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。

前項で言及したように、GCCのバージョンは非常に重要です。お使いのGCCのバージョンを --version コマンドラインオプションを使ってチェックしてください。

$ g++ --version g++34 (GCC) 3.4.6 20060404 (Red Hat 3.4.6-4) Copyright (C) 2006 Free Software Foundation, Inc. This is free software; see the source for copying conditions. There is NO warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.

Solaris

以下のコマンドラインは Solaris環境におけるコマンドラインのビルドを示します。必ず、libXfoInterface.so をライブラリとしてリンカに指定してください。[Install directory]/lib は、LD_LIBRARY_PATH 環境変数に追加されていなくてはなりません。

$ cd [Install directory]/samples/cpp $ LD_LIBRARY_PATH=../../lib:${LD_LIBRARY_PATH} $ export LD_LIBRARY_PATH $ CC sample.cpp -I../../include -L../../lib -lXfoInterface -o Samplecppcmd -mt

ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。

Macintosh

Macintosh 64ビット環境において、サンプルをビルドするには、ターミナルで次のようにコンパイラを実行します。

$ cd [Install directory]/samples/cpp $ g++ sample.cpp -I../../include -L../../lib -lXfoInterface -Wl,-rpath,@executable_path/../../lib -o Samplecppcmd

ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数 を参照してください。

API仕様

API仕様は、Doxygenによるドキュメントを参照してください。