OEM販売のご相談

Antenna House FormatterSVG 出力オプション

SVG 出力オプション概要

『Antenna House Formatter』の「SVG 出力オプション」は、W3Cによる Scalable Vector Graphics (SVG) 2 に準拠した SVG を出力するためのオプションです。また、SVG 1.1 仕様の Mobile SVG Profiles(ハードウェアの処理能力、メモリ容量、表示可能な色数などに制約のあるモバイル機器や携帯電話向けの仕様)である SVG Tiny および SVG Basic の出力もできます。

SVG の出力形式

『Formatter』では、SVG のプロファイルとして、SVG 1.1、SVG Basic、SVG Tiny のどれででも出力することができます。プロファイルを指定しない場合は、SVG 1.1 とみなします。

SVG Tiny は、携帯電話のようにかなり大きな制約を持つ機器向けであるため、サポートされなかったり制限のある要素が多数あります。したがって、SVG 1.1 に比べ変換元文書内容の再現レベルは低くなります。

SVG Basic は、高性能 PDA などより高性能の携帯機器向けのものなので SVG Tiny よりは制限の少ないものになっています。詳細は、Mobile SVG Profiles で確認してください。

『Formatter』は、SVG 1.1 の出力を基本として、多くはサポートされない要素を無視する形で SVG Tiny、SVG Basic を出力します。

制限事項

SVG Tiny では、多くの要素がサポートされていないため変換元文書を忠実に再現することが困難な場合があります。『Formatter』では、可能な範囲で代替の表現に置き換えることにより、できるだけ近似できるようにしています。下記は、SVG Tiny における主な制限事項です。

  • SVG Tiny は、グラデーションに対応していないため、単色の塗り潰しに置き換えています。
  • SVG Tiny は、ライティングモード(writing-mode)に対応していないため、縦書き文書を変換したとき、1文字ごとに位置を指定することになります。このため SVG 1.1 で同様の文書を出力したものに比べサイズが大きくなることがあります。
  • SVG Tiny の専用ビューアでは、文字の回転(rotate)に対応していないものが多いようです。MS Office ドキュメントでは、縦書き文書の中にある半角文字が 90度回転して配置されている場合がありますが、文字の回転(rotate)に対応していないビューアでは SVG Tiny 中で文字の回転を指定していても無視されます。

「SVG 出力オプション」の実装状況ついては、オンラインマニュアルの「SVG 仕様の実装状況」をご覧ください。

価格

オプション製品の価格をご覧ください。