シンプル版の差し込み印刷

Word APIでは、1つのファイル内で、差し込み印刷フィールドに繰り返しがないテンプレートをシンプル版と定義しています。
ここでは、Word APIのシンプル版の差し込み印刷機能の説明をします。

シンプル版の差し込み印刷データ

シンプル版の差し込み印刷データにはCSV形式とJSON形式のファイルを使えます。

CSVファイル

シンプル版では、フィールド名に差し込み印刷のフィールド名、データに差し込むデータを指定した1つのCSVファイルが必要です。

Simple CsvData Image

JSONファイル

シンプル版では、キーに差し込み印刷のフィールド名、その値に差し込むデータを指定したオブジェクトの配列からなる1つのJSONファイルが必要です。

Simple JsonData Image

シンプル版の差し込み印刷の実行例

下図に実行例を示します。

Simple data merge exec example Image

シンプル版の差し込み印刷のオプション

出力形式

差し込み印刷結果のオプションで、以下の2種類の形式で出力することが可能です。

1つのファイルを出力(デフォルト)

Word APIのデフォルトの設定で、Microsoft Wordの差し込み印刷と同様にデータのレコード数に関係なく1つのファイルが出力されます。
各インターフェイスの該当するオプションのSingleが対応します。
このオプションが指定されている場合、ヘッダー領域およびフッター領域の差し込み印刷フィールドには、差し込み印刷データの最後のデータが差し込まれます。

レコード毎にファイルを出力

データの1レコード毎に1つのファイルが出力されます。
例)3レコードの差し込み印刷を実行した場合は3つのファイルが出力されます。
各インターフェイスの該当するオプションのPerDataが対応します。
レコード毎にファイルを出力する場合、 出力ファイル名と、 出力ファイル名の文字列の追加位置が有効になります。

Simple OutputMode Image

サンプルファイル

[Install directory]/samples/templates/シンプル版テンプレート.zipにシンプル版の差し込み印刷のテンプレートと、データのサンプルファイルを含んでおります。