コマンドラインインターフェイス

コマンドラインインターフェイスは単独の実行形式ファイルとして提供されます。Windows のバッチファイルから呼び出すことができます。

Antenna House Office Servers SpreadSheet API V0.1 のコマンドラインインターフェイスは、標準入力からファイルを読み込み動作させることができます。

実行形式ファイル名

実行形式ファイル名は以下のとおりです。

Windows AHOOXMLManagerCmd.exe

これらを実行させるためには、いくつかの 環境変数 の設定が必要です。 Windows版では、インストール時にそれらが設定されています。

Windows版でのコマンドラインプログラムの実行

Antenna House Office Servers SpreadSheet API V0.1 Windows版のコマンドラインプログラムを実行するには、次のようにします。

> cd [Install directory] > AHOOXMLManagerCmd SplitFileTools -i samples\testFiles\SampleFiles\SplitPerSheet_Example.xlsx -o samples\testFiles\SampleFiles -m 0

Antenna House Office Servers SpreadSheet API V0.1 Windows版が正しくインストールされていれば、以下のメッセージが表示されて samples\testFiles\SampleFiles ディレクトリにSplitPerSheet_Example_シート名.xlsx が作成されます。

AHOOXMLManagerCmd: Split file per sheet finished normally.

コマンドラインパラメータ

コマンドラインインターフェイスでは以下のパラメータが指定できます。

パラメータの指定文字と値の間は半角空白を入れてください。また、パス名を指定する場合など内容に空白が含まれるときはダブルクォートで囲んでください。 ダブルクォートでパスを囲む際に末尾が"\"の場合は"\\"としてください。
同一のパラメータ、あるいは背反するパラメータが指定された場合は、エラーになります。

デフォルトのパラメータを環境変数で指定しておくことができます。環境変数での指定は、ここで指定したパラメータの前に補われて評価されます。

パラメータ 機能
SplitFileTools ファイル分割の実行を指定するコマンドで、詳細のオプションは後続で指定する
MergeFilesTools ファイル結合の実行を指定するコマンドで、詳細のオプションは後続で指定する
Utilitys シートの操作ツールを指定するコマンドで、詳細のオプションは後続で指定する
help コマンドラインインタフェースのパラメータの簡単な解説を表示します。 このパラメータが指定されている場合は、ツールは実行されません。
version ツールのバージョン情報を表示します。
このパラメータが指定されている場合は、ツールは実行されません。

ファイル分割に関するパラメータ

パラメータ 機能
-i 入力ファイル
--inputFilePath 入力ファイル
ファイル分割ツールの入力ファイルのURIを指定します。
-o 出力ディレクトリ
--outputDirectory 出力ディレクトリ
ファイル分割ツールの実行結果を出力するディレクトリを指定します。
-m 実行メソッド
--method 実行メソッド
ファイル分割ツールの実行するメソッドを指定します。
--sheetNames 抽出シート名 ファイル分割ツールの実行するメソッドを指定します。

ファイル結合に関するパラメータ

パラメータ 機能
-i 結合先ファイル
--inputFilePath 結合先ファイル
ファイル結合で基準となるファイルのURIを指定します。
-o 出力ファイル
--outputFilePath 出力ファイル
ファイル結合ツールの実行結果のファイルのURIを指定します。
--addFilesPaths 追加ファイル ファイル結合で基準となるファイルにシートを追加するファイルのURIを指定します。

シート操作に関するパラメータ

パラメータ 機能
-i 入力ファイル
--inputFilePath 入力ファイル
目次を作成するファイルのURIを指定します。
-o 出力ファイル
--outputFilePath 出力ファイル
目次を作成したファイルのURIを指定します。
-n 目次シート名
--contentsSheetName 目次シート名
目次ページのシート名を指定します。

戻り値

コマンドラインインターフェイスで変換を実行したとき、変換が成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 を戻り値として処理を終えます。helpやversionなどでツールを実行しなかった場合の戻り値は 0 です。