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XSL-FOベースの組版プロセス

XMLのXSL-FOベースでの組版は2つのステップで行います。

XMLファイルをXSL-FOファイルに変換する

印刷したいXMLファイルからXSL-FOを作り出します。通常は、XSLスタイルシート(2)を使います。XMLファイルとXSLスタイルシートをXSLTプロセサに入力し、出力としてXSL-FOを得ます。なお、XSLTプロセサを使ってXSL-FOを作り出す以外に、他の方法でXSL-FOを作り出すこともできます。例えば、XSL-FOファイルをXMLエディタで直接作成することもできます。

XSL-FOを組版する処理

XSL-FOが出来あがりますと、次にそれを組版する処理になります。これは、XSL-FO組版エンジンの仕事です。XSL-FO組版エンジンに付きましては後で説明致します。

XML組版する仕組み

XSLTプロセサの仕様は、1999年11月にW3Cの勧告となっており、Microsoft、Apache、Sun、OracleなどのベンダがXSLTプロセサを無償で配布しています。

これに加えて、XSL-FOが標準化されれば、XMLファイルを奇麗にレイアウトして紙に印刷するプロセスが標準化されることになります。

  1. スタイルシートの文法は、XMLをHTMLに変換する場合と同じです。違いは出力するタグが、HTMLの時は、h1、h2、table、などのhtmlのタグであるに対し、XSL-FOにする時は、XSL-FOで定義しているFormatting Objects を指定するタグである、ということです。