公開DTD集の作成意図

2000年7月14日
アンテナハウス株式会社

複数の企業・団体の間でXMLファイルを交換するためには、XMLがDTDに従って作成されていなければなりません。しかもファイル交換につかうためのDTDは、公開されており、配布が自由、誰でも無償で自由に使うことができなければなりません。

企業の中で、ドキュメントをXML化する場合でもDTDを最初に設計することが重要なステップになります。しかし、DTDを作成するには文書の構造を分析、XMLの仕様に正しく準拠するDTDを設計するためにXML仕様に関する正しい知識と経験が必要です。

独自のDTDを作成するには、公開されているDTDをベースに独自の機能を追加したり改良していくのが良いと思われます。

以上の理由から、XMLドキュメントが普及するためには、良質なDTDが多数公開されていることが重要と考えます。そこで、公開DTDのリストを作成することに致しました。また、弊社で独自に開発しましたDTDにつきましても、公開して一般の方々に自由にお使い頂けるようにしたいと考えています。

収集対象DTD

  1. ドキュメントを表現するためのDTDを中心とします。コンピュータ同士のデータ通信に使うDTDや業務の手続きのためのDTDは、収集対象としていません。但し、境界は曖昧です。
  2. XMLのDTDを中心とします。XMLのDTDに付きましては、国内・海外を問わず収集対象とします。
  3. SGMLのDTDに付きましては、日本の国内で公開されており、比較的重要と考えられるものに限定致します。