このインストールメモは、次のXMetaL Author Enterpriseのインストールを対象にしています。
XMetaL Authorのすべてのインストールは、エンドユーザーに「制限付きユーザー」アカウント権限があることを前提とした環境で動作するように事前構成されて います。このようなユーザーアカウントで実行するプログラムは通常、Program Filesおよび同様のフォルダへの書き込みと、Windows HKEY_LOCAL_MACHINE/HKEY_CLASSES_ROOTレジストリハイブへの書き込みが制限されます。ただし、XMetaL Authorには、Program Filesフォルダに書き込むためにローカル管理者ユーザーアカウントで操作を行う必要がある機能もあります。この制限に関する警告が、ユーザーに表示さ れます。
すべてのインストールでは、ローカル管理者権限を必要とする機能(右クリックし、[管理者として実行]を選択)を実行しようとすると、処理を続行する前に警告が表示されるか、機能が無効になります。
警告が表示される機能は、次のとおりです。
アカウント権限に関わらず、次のプロセスおよび機能は無効になります。
代わりに、管理者モードでXMetaL Authorを実行すると、これらの機能を使用できます。次の手順を実行します。
メモ: 無効になっている機能でも、ローカル管理者権限用のXMetaL Authorの構成を行う必要があります。
メモ: 制限付きユーザーまたはローカル管理者のどちらの権限があるかに関わらず、Windows Vistaオペレーティングシステムでは[管理者として実行]を選択する必要があります。Vistaより前のWindowsオペレーティングシステム(お よびそのUAC機能)では、ローカル管理者権限を持つユーザーは[別のユーザーとして実行]オプションを選択する必要はありません。
XMetaL Author Enterpriseは、ユーザーがWindowsで制限付きユーザーアカウント権限があるという前提の下にインストールされます。エンドユーザー用に DITAの特殊化を設定する必要があるか、制限付きユーザーでは無効になる機能を有効にする場合は、XMetaL Author構成ファイル(xmetal80.ini)に次の変数を設定する必要があります。 user_setting_mode=default 製品に精通しているローカル管理者ユーザーは、このモードで引き続きXMetaL Author Enterpriseを操作してもかまいませんが、他のモードでは操作できないタスクを実行したり、これらのタスクの実行後にデフォルト設定を復元したり する場合にのみ、このモードを使用することをお勧めします。デフォルト設定は「per-user」で、次のように設定されます。 user_setting_mode=per_user
インストーラには、次のコンポーネントが含まれています。
Windows Vista、Windows 7および8のインストールに関する特記事項: 制限付きユーザーアカウントでソフトウェアをインストールする場合は、XMetaL Authorインストーラを実行するために管理者IDとパスワードを指定する必要があります。
DITA文書の出力の生成とページのプレビューを行うには、次の追加ソフトウェアが必要です。
インストールする前に以前のバージョンのXMetaL Authorをすべて削除する必要があります。
7.0以降のライセンスキーを使用して、このバージョンをインストールできます。ライセンスキーがない場合は、サポートサービスにお問い合わせください。
特殊化がある場合は、次のファイルとフォルダのコピーを作成します。
メモ: 以前のバージョンのDITA Open Toolkitを保持するには、インストールする前に次のフォルダの名前を変更します。%systemdrive%\Program Files\Common Files\XMetaL Shared\DITA_OT.プラグインを追加したか、XSLTの変更などのカスタマイズを加えた場合は、必ずバックアップしてください。パラメータの 指定についての詳細は、『XMetaL Author Enterpriseユーザーガイド』を参照してください。
試用版のXMetaL Authorを完全版にアクティブ化する場合は、DITA Open Toolkitを再展開する必要があります。これにより、試用版のRenderX XEPが完全版にアップグレードされます。再展開するには、次の手順を実行します。
メモ: 「1」以外の数値を指定できます。
XMetaL Authorに含まれているDITA Open Toolkitは、エンドユーザーごとに別個に展開する必要があります。XMetaL Authorでは、エンドユーザーが初めて出力を生成するときや、DITA文書のページをプレビューするときに、ツールキットのユーザーごとのコピーが自 動的に展開されます。Program Filesフォルダにインストールされたサンプルファイルも、ユーザーごとに展開されます。カスタマイズファイルがProgram Filesフォルダに最初に展開された場合は、これらのファイルもユーザーごとに展開されます。
DITA Open Toolkitを再展開する必要がある場合は、ユーザーごとに次のフォルダを削除します。
サンプルを再展開する必要がある場合は、ユーザーごとに次のフォルダを削除します。
Program Filesフォルダに展開されたカスタマイズファイルを再展開する必要がある場合は、各ユーザーのカスタマイズごとに対応するサブフォルダを削除します。次のフォルダ内のフォルダ構造は、カスタマイズファイルのフォルダ構造が模倣されます。
特殊化がある場合は、インストール後に再統合する必要があります。次の手順を実行します。
メモ: UACが有効になっているVistaでは、管理者としてログインするか、XMetaLを管理者として実行する必要があります。
XMetaL Author Enterprise for Documentum Webtopユーザー用のメモ: DITAに加えられたすべての拡張機能と変更を表示するには、DocAppが適宜更新されていることを確認してください。更新されたDocAppsは、 XMetaL Author 6.0と互換性があるXMetaL Author Enterprise for Documentum Webtopで使用できます。
DITA Open Toolkitプラグインがある場合は、インストール後に再統合する必要があります。次の手順を実行します。
注意:
[プログラムの追加と削除]コントロールパネルから、インストーラを再実行できます。
XMetaL Authorがインストール済みの場合は、XMetaL Authorを削除または修復するオプションが表示されます(以下を参照)。
このバージョンのXMetaL Authorが正常にインストール済みの場合は、[修復]と[削除]という2つのオプションを含むダイアログボックスが表示されます。
現在インストールされている製品が何らかの理由により破損している疑いがある場合は、[修復]を選択します。[修復]では、同一セットのコンポーネントが以前のインストールに再インストールされます。
メモ: このオプションを選択すると、元のインストーラでアンパックされたファイルを引き続き使用できます。
特定のコンポーネントをインストールする場合、インストーラで複数の選択肢がある場合もあります。この場合、優先する設定を尋ねるダイアログボックスが表示されます。
製品を完全にアンインストールする場合は、[削除]を選択します。
ユーザーが直接作成したデータや、以降のバージョンのインストールで再利用する可能性のある設定を含むデータなど、他のタイプのユーザーデータは、アンインストール時には削除されません。これらのデータを削除するには、アンインストールの完了後に手動で削除する必要があります。このようなファイルには、次のものがあります。
XMetaL Authorをコマンドラインからダイアログを表示せずにインストールできます。 単一のEXEファイル(「Webインストーラ」と呼ぶ場合もある)を取得した場合は、それをアンパックして、次の手順で「実際」のインストーラを取得する必要があります (メモ: XMetaL AuthorをCDで取得した場合は、この手順をスキップできます)。
setup.exe /s /v"/qn SERIALNUMBER={serial number} ALLUSERS=1"
サイレントインストールを行うには、次の構文を使用します。
setup.exe /s /x /v"qn"
または
setup.exe /s /v"qn REMOVE=ALL"
メモ: 上記の「setup.exe」は、再配布可能コンポーネントの「xmetal」フォルダ内にあるファイルであり、「xmetal」フォルダの横にあるsetup.exeではありません。
このリリースのXMetaL Authorでは、次に示すスペルチェックおよびシソーラス用にサポートされているすべての言語が自動的にインストールされます。
このリリースは、互換性のあるHunspell辞書をスペルチェックに使用するように構成できます。これらの辞書は、スペルチェックに含ま れる言語を拡張または置換するために使用できます。これらは、OpenOffice™および他のアプリケーションでサポートされている標準の Hunspellスペルチェック辞書ファイルです。
ほとんどのファイルには独自のEULAが含まれているため、XMetaL Authorで使用する言語ごとに互換性のある.DICファイルおよび関連する.AFFファイルを取得および展開するかどうかはユーザー自身が決定できます。これに関する追加情報および最新情報は、「XMetaL Author 8.0での互換性のあるHunspell辞書の取得と使用」を参照してください。
互換性のある.DICファイル(およびオプションの.AFFファイル)を取得したら、次の手順でXMetaL Authorを構成してファイルを使用します。
XMetaL Authorを再起動して、新しく追加したHunspell辞書でスペルチェックを開始します。
Hunspell辞書に追加した言語が「デフォルトの手書きツール」として設定されていない場合は、そのように設定できます。このようにしなく ても、他の方法(xml:langおよびAPIの使用)でもスペルチェックができます。スペルチェック機能についての詳細は、ヘルプを参照してください。
XMetaL Authorをインストールする権限がない(標準ユーザーまたは制限付きユーザーとしてログインしているなど)場合、XMetaL Authorインストーラ設定プログラムから警告が表示されます。対応策としては、管理権限を持つユーザーとしてログインし、Windowsで XMetaL Authorをインストールします。
XMetaL Authorは、Citrix Metaframe Presentation Server 4.0で認定されるようになりました。Citrixと互換性のあるXMetaLバージョンでは、MSIタイプのインストーラが使用され、インストールに関 する特定の前提条件があります。また、ソフトウェアの機能に関して多少の違いもあります。次に、これらの違いおよび他の違いについて詳しく記載します。
Citrixインストールマネージャでは、MSIインストーラがダイアログを表示せずにインストールされるため、ユーザー操作はありません。
MSIインストーラでは、[プログラムの追加と削除]を使用した変更または修復はできません。削除は、Citrixインストールマネージャからのみ行う必要があります。
XMetaL Authorが正しく動作するには、次のコンポーネントをサーバーにインストールする必要があります。
メモ: 上記のバージョン番号は最低限のバージョン番号です。
Citrixインストール用にサイレントインストーラパッケージを作成できます。インストールマネージャからサイレントインストーラを作成するには、製品のシリアル番号をコマンドラインパラメータとして追加します。
SERIALNUMBER={serial number}
ALLUSERS=1
アンインストールには、コマンドラインパラメータは不要です。
Citrixのドライブ再マップ機能が有効になっている場合、MetaL Authorは正しく動作することがテスト済みです。ドライブの再マップが適用された後でのみ、XMetaL Authorをインストールしてください。
出力の生成とページのプレビューを行うには、次の追加ソフトウェアが必要です。
Citrix環境では、アプリケーションをCitrixユーザーに公開する前に、管理者がXMetaL Authorを設定することを前提としています。これらの機能の使用に特殊化または一部の事前構成が必要な場合、Citrix管理者は 「user_setting_mode」変数を切り替える必要があります(「XMetaL Authorの構成」を参照)。
Citrix Presentation ServerでXMetaL Authorをエンドユーザーに表示するには、「アプリケーションの公開」を行う必要があります。推奨される最小限の設定は、次のとおりです。
Application Limits:Check 'Allow only one instance of application for each user'
Application Appearance:Session Window Size: 1024x768
Application Appearance:Colors: High Color (16-bit) or better
問題が生じた場合は、使用しているXMetaL文書のカスタマイズがCitrix対応でない可能性があります。上記の「アプリケーションの公開」設定に加え、次のように設定を調整してください。
Application Location :Check 'Isolate Application'