バージョン9.0と10.0のXMetaLのリリースでは、シート別ライセンスの登録または登録解除時のインターネット接続が不要になりました。ライセンスファイルがバージョン7.0または8.0のユーザーには、本ソフトウェアをアクティブにするのに必要な新しいライセンスファイル(XMEE.licなど)が付与されます。
同時ライセンスの場合、新しいバージョンのXMetaLライセンスサーバー(XMLS)ソフトウェアをインストールしてください。新しいXMLSソフトウェアでは、登録または登録解除する際、インターネット接続は不要です。新しい製品ライセンスファイル(XMLS-XMEE.licなど)をXMLSサーバーに追加してください。詳細については、新しい『XMLSユーザーガイド』を参照してください。
メモ: 以前の.licファイルは本バージョンと互換性がありません。
その他のライセンスに関する質問がございましたら、JustSystemsの営業担当者にご連絡ください。
バージョン10.0のリリースでは、XMetaLの実行ファイル名と構成ファイル名にバージョン番号が含まれません。ファイルの名前はxmetal10.exeやxmetal10.iniではなく、xmetal.exeおよびxmetal.iniです。
このインストールメモは、次のXMetaL Author Enterpriseのインストールを対象にしています。
XMetaL Authorのすべてのインストールは、エンドユーザーに「制限付きユーザー」アカウント権限があることを前提とした環境で動作するように事前構成されています。このようなユーザーアカウントで実行するプログラムは通常、Program Filesおよび同様のフォルダへの書き込みと、Windows HKEY_LOCAL_MACHINE/HKEY_CLASSES_ROOTレジストリハイブへの書き込みが制限されます。ただし、XMetaL Authorには、Program Filesフォルダに書き込むためにローカル管理者ユーザーアカウントで操作を行う必要がある機能もあります。この制限に関する警告が、ユーザーに表示されます。
すべてのインストールでは、ローカル管理者権限を必要とする機能(右クリックし、[管理者として実行]を選択)を実行しようとすると、処理を続行する前に警告が表示されるか、機能が無効になります。
警告が表示される機能は、次のとおりです。
アカウント権限に関わらず、次のプロセスおよび機能は無効になります。
代わりに、管理者モードでXMetaL Authorを実行すると、これらの機能を使用できます。次の手順を実行します。
メモ: 無効になっている機能でも、ローカル管理者権限用のXMetaL Authorの構成を行う必要があります。
メモ: 制限付きユーザーまたはローカル管理者のどちらの権限があるかにかかわらず、[管理者として実行]を選択する必要があります。
XMetaL Author Enterpriseは、ユーザーがWindowsで制限付きユーザーアカウント権限があるという前提の下にインストールされます。エンドユーザー用にDITAの特殊化を設定する必要があるか、制限付きユーザーでは無効になる機能を有効にする場合は、XMetaL Author構成ファイル(xmetal.ini)で次の変数を設定する必要があります: user_setting_mode=default。本製品に精通しているローカル管理者ユーザーは、このモードで引き続きXMetaL Author Enterpriseを操作してもかまいませんが、他のモードではできないタスクを実行し、タスクの実行後にデフォルト設定を復元する場合にのみ、このモードを使用することをお勧めします。デフォルト設定は「per-user」で、次のように設定されています: user_setting_mode=per_user。
インストーラには、次のコンポーネントが含まれています。
インストールに関する特記事項: 制限付きユーザーアカウントでソフトウェアをインストールする場合は、XMetaL Authorインストーラを実行するために管理者IDとパスワードを指定する必要があります。
DITA文書の出力の生成とページのプレビューを行うには、次の追加ソフトウェアが必要です。
ISOスキマトロンの検証機能には、次の追加ソフトウェアが必要です。
メモ: 上記のバージョン番号以降のバージョンが対応します。
本バージョンをインストールするには、9.0互換またはそれ以降のライセンスファイルが必要です。ライセンスファイルがない場合は、営業担当にお問い合わせください。
既存のバージョンのXMetaL Author Enterpriseが存在するコンピュータに本バージョンをインストールする場合はご注意ください。本ソフトウェアは同一のWindows環境における2つのバージョンのインストールまたは動作をサポートしていません。このようなことを強制的に行った場合、いずれのバージョンも正常に機能しなくなります。
使用中のバージョンによって対処手順は異なります。
物理的に1つのコンピュータで2つのバージョンの本ソフトウェアを使用する場合、1つのバージョンを、VMWare、Virtual PC、VirtualBoxなどのソフトウェア内で動作する仮想マシンにインストールすることをお勧めします。
XMetaL Author Enterpriseライセンス認証ダイアログボックスが前面に表示されているときに他のプログラムに切り替えると、Alt+Tabで戻ることができません。ライセンス認証ダイアログボックスをもう一度表示するには、他のすべてのアプリケーションを最小化します。
特殊化を行っている場合、次のファイルとフォルダのコピーを作成します。n.nは「1.2」または「1.1」にします。
メモ: 以前のバージョンのDITA Open Toolkitを保持するには、インストールする前に次のフォルダの名前を変更します。%PROGRAMDATA%\SoftQuad\XMetaL\Shared\DITA_OT。プラグインを追加したか、XSLTの変更などのカスタマイズを加えた場合は、必ずバックアップしてください。パラメータの指定についての詳細は、『XMetaL Author Enterpriseユーザーガイド』を参照してください。
XMetaL Author Enterpriseソフトウェアのアクティベーションは、本ソフトウェアを使用するライセンスの完全な認証に必要です。アクティベーションに必要なライセンス情報は、ライセンスファイルにより提供されます。
Program Filesフォルダにインストールされたサンプルファイルは、[ヘルプ]>[サンプル]で目的のサブメニュー項目を選択することで、ユーザーごとに展開されます。カスタマイズファイルがProgram Filesフォルダに最初に展開された場合は、これらのファイルもユーザーごとに展開されます。
サンプルを再展開する必要がある場合は、ユーザーごとに次のフォルダを削除します。
Program Filesフォルダに展開されたカスタマイズファイルを再展開する必要がある場合は、各ユーザーのカスタマイズごとに対応するサブフォルダを削除します。次のフォルダ内のフォルダ構造は、カスタマイズファイルのフォルダ構造が模倣されます。
%userprofile%の完全なパス(展開されたパス)は、Windowsのバージョンとユーザーアカウントの構成によって異なりますが、一般的に次のパターンに従います。
C:\Users\{アカウント名}\Application Data
メモ: %appdata%フォルダは、ほとんどのWindowsアカウントで隠しフォルダになっています。
特殊化がある場合は、インストール後に再統合する必要があります。次の手順を実行します。
メモ: 管理者としてログインするか、XMetaLを管理者として実行する必要があります。
[プログラムの追加と削除]コントロールパネルから、インストーラを再実行できます。
XMetaL Authorがインストール済みの場合は、XMetaL Authorを削除または修復するオプションが表示されます(以下を参照)。
このバージョンのXMetaL Authorが正常にインストール済みの場合は、[修復]と[削除]という2つのオプションを含むダイアログボックスが表示されます。
現在インストールされている製品が何らかの理由により破損している疑いがある場合は、[修復]を選択します。[修復]では、同一セットのコンポーネントが以前のインストールに再インストールされます。
メモ: このオプションを選択すると、元のインストーラでアンパックされたファイルを引き続き使用できます。
特定のコンポーネントをインストールする場合、インストーラで複数の選択肢がある場合もあります。この場合、優先する設定を尋ねるダイアログボックスが表示されます。
製品を完全にアンインストールする場合は、[削除]を選択します。
ユーザーが直接作成したデータや、以降のバージョンのインストールで再利用する可能性のある設定を含むデータなど、他のタイプのユーザーデータは、アンインストール時には削除されません。これらのデータを削除するには、アンインストールの完了後に手動で削除する必要があります。このようなファイルには、次のものがあります。
XMetaL Authorをコマンドラインからダイアログを表示せずにインストールできます。単一のEXEファイル(「ウェブインストーラ」と呼ぶ場合もある)を取得した場合は、それをアンパックして、次の手順で「実際」のインストーラを取得する必要があります(メモ:XMetaL AuthorをCDで取得した場合は、この手順をスキップできます)。
サイレントインストールを行うには、次の構文を使用します。
msiexec /i "XMetaL Author Enterprise.msiファイルのパス" /qn
メモ:XMETAL_LICENSE_PATHパラメータが必要となるのは、ライセンスファイルがMSIファイルと同じフォルダにない場合、またはライセンスファイルの名前がxmetal.licでない場合のみです。
重要な注意:Citrix環境でDITA Open Toolkitを使用する場合、DITA Open Toolkitのユーザーごとの展開を構成する必要があります。詳細については、「DITA Open Toolkitの共有およびユーザーごとの展開」を参照してください。
サイレントアンインストールを行うには、次の構文を使用します。
msiexec /x "XMetaL Author Enterprise.msiファイルのパス" /qn
サイレントインストールに関するその他のオプションを得るには、別のコマンドプロンプトでオプションを付けずにmsiexecを実行します。
このリリースのXMetaL Authorでは、次に示すスペルチェックおよびシソーラス用にサポートされているすべての言語が自動的にインストールされます。
このリリースは、互換性のあるHunspell辞書をスペルチェックに使用するように構成できます。これらの辞書は、スペルチェックに含まれる言語を拡張または置換するために使用できます。これらは、OpenOffice™および他のアプリケーションでサポートされている標準のHunspellスペルチェック辞書ファイルです。
ほとんどのファイルには独自のEULAが含まれているため、XMetaL Authorで使用する言語ごとに互換性のある.DICファイルおよび関連する.AFFファイルを取得および展開するかどうかはユーザー自身が決定できます。これに関する追加情報および最新情報は、「XMetaL Authorでの互換性のあるHunspell辞書の取得と使用」を参照してください。
互換性のある.DICファイル(およびオプションの.AFFファイル)を取得したら、次の手順でXMetaL Authorを構成してファイルを使用します。
XMetaL Authorを再起動して、新しく追加したHunspell辞書でスペルチェックを開始します。
Hunspell辞書に追加した言語が「デフォルトのライティングツール」として設定されていない場合は、そのように設定できます。このようにしなくても、他の方法(xml:langおよびAPIの使用)でもスペルチェックができます。スペルチェック機能についての詳細は、ヘルプを参照してください。
XMetaL Authorをインストールする権限がない(標準ユーザーまたは制限付きユーザーとしてログインしているなど)場合、XMetaL Authorインストーラ設定プログラムから警告が表示されます。対応策としては、管理権限を持つユーザーとしてログインし、WindowsでXMetaL Authorをインストールします。
XMetaL Authorは、Citrix Metaframe Presentation Server 4.0で認定されるようになりました。Citrixと互換性のあるXMetaLバージョンでは、MSIタイプのインストーラが使用され、インストールに関する特定の前提条件があります。また、ソフトウェアの機能に関して多少の違いもあります。次に、これらの違いおよび他の違いについて詳しく記載します。
Citrixインストールマネージャでは、MSIインストーラがダイアログを表示せずにインストールされるため、ユーザー操作はありません。
MSIインストーラでは、[プログラムの追加と削除]を使用した変更または修復はできません。削除は、Citrixインストールマネージャからのみ行う必要があります。
XMetaL Authorが正しく動作するには、次のコンポーネントをサーバーにインストールする必要があります。
次のコンポーネントは任意のものですが、ISOスキマトロンの検証機能を使用する場合必要です。
メモ: 上記のバージョン番号以降のバージョンが対応します。
Citrixインストール用にサイレントインストーラパッケージを作成できます。インストールマネージャからサイレントインストーラを作成するには、製品のシリアル番号をコマンドラインパラメータとして追加します。
XMETAL_LICENSE_PATH=ライセンスファイルのパス
DITA Open Toolkitのユーザーごとの展開を有効にするには、「DITA Open Toolkitの共有およびユーザーごとの展開」を参照してください。
アンインストールには、コマンドラインパラメータは不要です。
Citrixのドライブ再マップ機能が有効になっている場合、MetaL Authorは正しく動作することがテスト済みです。ドライブの再マップが適用された後でのみ、XMetaL Authorをインストールしてください。
出力の生成とページのプレビューを行うには、次の追加ソフトウェアが必要です。
Citrix環境では、アプリケーションをCitrixユーザーに公開する前に、管理者がXMetaL Authorを設定することを前提としています。これらの機能の使用に特殊化または一部の事前構成が必要な場合、Citrix管理者は「user_setting_mode」変数を切り替える必要があります(「XMetaL Authorの構成」を参照)。
Citrix Presentation ServerでXMetaL Authorをエンドユーザーに表示するには、「アプリケーションの公開」を行う必要があります。推奨される最小限の設定は、次のとおりです。
Application Limits:Check 'Allow only one instance of application for each user'
Application Appearance:セッションウィンドウのサイズ:1024x768
Application Appearance:色:High Color (16ビット)以上
問題が生じた場合は、使用しているXMetaL文書のカスタマイズがCitrix対応でない可能性があります。上記の「アプリケーションの公開」設定に加え、次のように設定を調整してください。
Application Location :Check 'Isolate Application'
デフォルトでは、バージョン2.0のDITA Open Toolkit (DOTK)は、ソフトウェア内で出力を生成する動作で構成されています。古いバージョンであるバージョン1.8M2を使用する場合、出力を生成する動作のデフォルトに1.8M2を指定するには、構成出力変数を隠す必要があります。
次の手順に従って、「アクティブ」なDOTKをv1.8M2に戻します。
デフォルトのDITA Open Toolkit (DOTK)インストールおよび実行の場所が、このリリースで変更されました。Citrixなどの一部の環境では、次に説明するDITAOT_PER_USERオプションを通じて、実行の場所を調整する必要があります。
デフォルトでは、DOTKのインストールおよび実行を開始する場所は%ALLUSERSPROFILE%\SoftQuad\XMetaL\Shared\DITA_OTです。
DOTKをユーザーごとに展開するインストールでは(Citrix関連)、次のいずれかのコマンドラインオプションを選択してインストーラを実行してください。
ユーザーごと(Citrix)のインストールでは、DOTKのインストール先は%ALLUSERSPROFILE%\SoftQuad\XMetaL\Shared\DITA_OTですが、実行を開始する場所は%APPDATA%\SoftQuad\XMetaL\Shared\DITA_OTです。
インストール後に動作を調整するには、XMetaL Author Enterpriseが実行中でないことを確認し、%APPDATA%\SoftQuad\XMetaL\10.0\print_local.xmlを削除します。そして、%PROGRAMFILES%\XMetaL 10.0\Author\xmetal.iniファイルでdita_ot_per_user INI変数の値を次のように変更します。